「SANUKI」國上陸
9日、夜中に神戸より地中海豪華船クルーズならぬ瀬戸内海フェリー縦断に出発。どこぞの座礁した船とは違い客席で寝るにも枕や毛布は持参すべしという特別待遇で約4時間、明け方船は無事讃岐國へ到着。
讃岐國に来たならばと朝食に饂飩巡りを敢行。まずは讃岐一早起きという高松郊外のお店(5時半開店とか)からスタート。まだ真っ暗の中でも結構繁盛しております。東京なら「旨い!」と驚く麺の腰とダシの味ながらこちらでは平均点の様子。一玉230円。
2番目は中心街の大人気店に行列が出来ない時間ならと開店(こちらは6時)と共に飛び込むもはやりこちらも結構お客来てます。噂通りの腰のあるモチモチ麺とダシのバランスが素晴らしい!自分で麺を湯掻いてダシをタンクから注ぐ完全セルフのお店。一玉160円。
3番目は郊外の業界内有名店へ。ここはネギを自分でハサミで切ってトッピングするのが評判のスタイル。麺はあまり腰は無いものの(皆さんこのお店にはその方面には期待していない様子)お店のママさんのアクが強くそのマシンガントークを聞くだけで充分饂飩の味付けになっております。帰る時に最後まで手を振るママさんカワイイ!一玉200円。
奥地に踏み入り店の個性はますますディープに・・・。次は看板どころか店には全く見えない農村地帯の手ごわい製麺所。知らない人ならお店だと絶対判らないはず。
このお店、売るのは饂飩だけ。食べたければ店で麺を湯掻いてあげるけどドンブリや箸が持参すべしという凄いシステム。噂を聞いていたので丼箸持込みで注文するもダシも必要だったとは・・・。お店の方が親切に醤油をかけてくれましたがそうやら自宅の冷蔵庫から出してきた様子。恐るべし讃岐の製麺所。一玉70円。
最後は讃岐國の西端の超有名店。ここは湯を沸かすのに昔ながらの薪を使っているそうな。口の中で踊る様な麺の歯応えといい香り高いダシといいもう極上の饂飩でした。
このお店、まだ驚く事にオバチャンがこれまた昔のままで足で踏んで饂飩を打っておりました。道理で腰のある麺になるはず・・・。超辺鄙なロケーションながら開店と共に繁盛の様子。一玉200円。 今日の朝飯代5軒ハシゴながら〆て860円! 讃岐饂飩の奥深さを堪能した次第。朝食後は一般道を通ってノンビリ土佐へ。
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