平均率第二巻全曲演奏
19日、早朝より所用で相模原の奥深く宮ヶ瀬湖畔のCem・Fp製作家佐藤裕一氏の工房を訪問。渋滞無ければ目白から車で1時間(!)という近さながら山と湖と自然に囲まれた素晴らしい環境で羨ましい限り。しかし山奥だけに雪結構残ってましたね。4WDの車でないと冬は身動きとれないかもとか・・・。
佐藤氏は震災で全壊した鉾田の工房から去年12月に新天地に移転、作業場の整理もほぼ終わりやっと製作再開の目処が立ちましたとの事で何より。(まだ木材は元の工房跡に残しているそうですが)
今日は東京の郊外のサロンでの独「鍵盤の達人」女史のチェンバロリサイタルにジャーマンで出動。 昨日フォルテピアノでシューベルトやメンデルスゾーン、ベートーヴェンなどを演奏したばかりなのに一転今日はチェンバロでバッハの平均率第二巻全曲演奏というタフさ振り。ましてリハは要所要所を確認しながら短時間でサラッと終了、本番は抜群のテクニックと集中力で揺ぎ無い鉄壁の演奏を披露、いやはや恐れいりました。このバッハの大曲、いつも調律法の選択が難しいものの彼女が選んだのはナイトハルト調律でした(各調に対する柔軟性や色彩感の変化など結構相性良さそうでした)。そう言えば最近ご一緒する欧州系の演奏家はもうVallotteなど1/6PC系の純正五度が多い調律法はあまり使わなくなってきてますね。
今日会場で販売していた女史の平均率1・2巻全曲というCD4枚組(先日御紹介しましたが)、なんと2800円というお買い得価格!コルマールの銘器で録音している力作だけにこれは必聴盤ですぞ!
« 極寒の中乾燥厳しく・・・ | トップページ | ケタ違い »
「チェンバロ」カテゴリの記事
- うどん文化の奥は深い(2025.06.15)
- チェンバロ・フォルテピアノ on TV(2025.06.11)
- 1曲目はブランデン5番(2025.06.01)
- 砥石見学(2025.05.31)
- 経済走行(2025.05.29)
コメント