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チェンバロ

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    my Cembalo by R・Yoshida

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2012年2月

2012年2月29日 (水)

学校のチェンバロ

129日。今日も西で学校調律掛け持ちの1日。ピアノの他にチェンバロ2台も調律(一般高校にあるのは珍しいのでは・・・)、どちらも40年近い年季の入った国産楽器(大手A社と大御所H氏の楽器でした)ながらまだまだ現役、1台は広い体育館での卒業式で使用との事(聴こえるか心配するも何とか後ろまで音が届く様子)。昼は地元の御贔屓蕎麦屋でランチ。饂飩より太い極太の蕎麦を溜り醤油で頂くというユニークなお店(通常のツユも出してくれるのですが)、ツユをつけた蕎麦を手繰るというよりも太麺にかぶり付いて噛み切るという不思議な食べ方になるも蕎麦の味を堪能出来るので蕎麦好きには堪らないお店かも。西は暖かな陽気なので夜東京に戻ると一面雪景色にビックリ。東名高速御殿場付近も雪通行止でヒヤリとしましたが深夜に何とか解除し無事帰還。

2012年2月28日 (火)

古参ピアノ

328日、西の学校での年度末の一斉ピアノ調律に出動。伝統校だけに約半世紀も使われている古参ピアノもまだまだ現役で活躍中。最高齢の60歳近くのベテランピアノなどは硬い金属ペダルが長年の酷使で磨り減っているのには感心(昨日の190歳の古老ピアノもペダルの磨り減り具合が見事なのですが)。

2012年2月27日 (月)

御老体ピアノの御機嫌は・・・

927日、オリジナルフォルテピアノを交えた名手3人による公演本番。先日より舞台での200歳近い御老体ピアノの御機嫌取りに苦心するも(異常乾燥の中では相当ごねる事が判明したので冬場は難易度が高いのですよ)、今日のホールは湿度温度を完璧にコントロール出来たお陰で最後までコンディションが崩れずオリジナル楽器の魅力を発揮出来た様子。繊細な楽器と云う事で終日湿度1%単位(!)で空調管理して頂いたホールスタッフに感謝!

2012年2月26日 (日)

オリジナル楽器の醍醐味

1 26日、先日に続きSOSを受けてトラブル発生のチェンバロ救出で出動。例年以上に湿度変化が激しいためか今日は冬場ながら乾燥ならぬ湿気でのトラブルが原因でした。最近は寒くても加湿器さえ作動させておけば安心という訳にはいかなくなっているのでご用心あれ。

4夕方より明日の公演(当日券少し出るそうです)の最終リハーサル。3人のアンサンブルも仕上がりは上々、今回の会場は環境も安定しておりオリジナルのフォルテピアノも御機嫌麗しい様子。明日の舞台ではメンバー曰く「ウルサ過ぎる(!)現代ピアノを交えたモダン楽器陣では絶対出来ないような3者の理想的なバランスでの演奏」を体験出来るはず。乞うご期待!

2012年2月25日 (土)

足芸

325日、独「鍵盤の達人」女史との最後の公演のリハーサルにオリジナルフォルテピアノで出動(太っ腹のホールのお陰で前2日間本番舞台でリハーサル)。名手3人によって紡ぎ出される艶やかな音色のベートーヴェンやメンデルスゾーンには皆驚かれるのでは・・・。達人の見事な鍵盤裁きも見物ながら5本ペダルを自在に操る「足芸」にもご注目あれ!(今回もファゴットペダル活躍してます) 27日の本番是非お聴き逃し無く!

2012年2月24日 (金)

武蔵野系

Photo24日、今年の冬は例年以上に湿度変化が激しく御機嫌斜めのチェンバロが多い様子。今日はSOSを頂いた個人宅にレスキュー隊として出動。作業の合間には現在来日中の独「鍵盤の達人」女史の「平均率公演」の話題となり、それでは!と女史お勧めの平均率曲集向けの調律法を早速お試しいただく事に。私自身も色彩感が出る割りにまろやかな響きを結構気に入っております。帰りに御近所で新しい(?)武蔵野饂飩のお店を発見。野趣溢れる黒肌固めの麺を濃い味のつけ汁で頂くスタイルは中々正統派、量も多く並サイズは安価で満足ながら麺大盛が意外に割高かも(他の武蔵野系はどこも似た料金体系なのが不思議ですが)

2012年2月23日 (木)

バッハに身を任せて・・・

523日、代々木のホールでの独「鍵盤の達人」女史のチェンバロコンサート(Obと共演)にジャーマンで出動。達人相変わらず多彩な音色で骨太のバッハを聴かせてくれました。今日は一部の座席がホールご自慢の安楽椅子になっており天井を眺めながらゆったりとチェンバロの音色に身を任すという贅沢な聴き方も出来た様子(あまりの心地よさに寝てしまわないか心配でもありますが・・・)

2012年2月22日 (水)

いわきで出張コンサート

12 22日、昨日に続きいわきでのチェンバロ&ハープ公演、今日は津波被害が大きかった北部の集会所に出張しての無料コンサート。何とか地域に活気をと願う地元スタッフの熱意のお陰で予想以上のお客様がお越し頂き皆さんに古楽器演奏を楽しんで頂けた様子。空き時間に近くを散策するも海岸沿いは見渡す限り空き地となってしまっており改めてこちらの地震・津波・火事による被害の大きさを思い知った次第。家が壊れるという事は17年前の阪神大震災でも自ら体験しましたが、家や家財が流されて何もかも失ってしまうという事の恐ろしさを今回初めて知りました。集会所には沢山の回収された流出物が保管展示されていましたが大半がまだ引き取り手がいない様子。持ち主が判っているのに放置されているのは犠牲になられたのか避難されて戻ってこられないのか・・・、復興の道がまだまだ険しい事を肌で感じた1日でした。

2012年2月21日 (火)

いわきで16fチェンバロの音色が1年振りに復活

821日、久々の福島県いわきアリオスでのロビーコンサートに出動。このホール所有の16fチェンバロは何と震災後初めて人前に登場との事。1年間はまったくお蔵入りでしたので楽器の御機嫌を心配するも、最初眠りが深い様子ながら演奏するにつれてすぐに目を覚ましたようで再び豪快な音色を奏でてくれひと安心。今日は無料との事で多くのいわき市民の方が来場、中には「被災してずっと避難生活ですが今日の演奏を聴いて元気をもらいました」と言われる方もあり、まだまだ復興途中のいわきの方に古楽器の音色で少しでも喜んでいただけた事は嬉しい限り。

50コンサート終了後に小名浜の漁港を久々に訪問。津波被害に遭った水族館に続き大型魚市場も復活したようで徐々に活気が戻って来ている様子。これで地元の魚が食べれれば言う事無いのですが・・・。

2012年2月20日 (月)

ケタ違い

820日、フォルテピアノでVnとのデュオリサイタルの翌日にチェンバロで平均律第二巻全曲リサイタルという超人的なプログラムを軽々とこなす独「達人」女史、今日はベートーヴェンの大公トリオのリハでお付き合い。連日楽器が変わってもすぐに適応出来る切り替えの速さは流石、やはり世界を駆け巡る演奏家のタフさはケタ違いでした。

2012年2月19日 (日)

平均率第二巻全曲演奏

1 19日、早朝より所用で相模原の奥深く宮ヶ瀬湖畔のCem・Fp製作家佐藤裕一氏の工房を訪問。渋滞無ければ目白から車で1時間(!)という近さながら山と湖と自然に囲まれた素晴らしい環境で羨ましい限り。しかし山奥だけに雪結構残ってましたね。4WDの車でないと冬は身動きとれないかもとか・・・。

4 佐藤氏は震災で全壊した鉾田の工房から去年12月に新天地に移転、作業場の整理もほぼ終わりやっと製作再開の目処が立ちましたとの事で何より。(まだ木材は元の工房跡に残しているそうですが) 

18今日は東京の郊外のサロンでの独「鍵盤の達人」女史のチェンバロリサイタルにジャーマンで出動。 昨日フォルテピアノでシューベルトやメンデルスゾーン、ベートーヴェンなどを演奏したばかりなのに一転今日はチェンバロでバッハの平均率第二巻全曲演奏というタフさ振り。ましてリハは要所要所を確認しながら短時間でサラッと終了、本番は抜群のテクニックと集中力で揺ぎ無い鉄壁の演奏を披露、いやはや恐れいりました。このバッハの大曲、いつも調律法の選択が難しいものの彼女が選んだのはナイトハルト調律でした(各調に対する柔軟性や色彩感の変化など結構相性良さそうでした)。そう言えば最近ご一緒する欧州系の演奏家はもうVallotteなど1/6PC系の純正五度が多い調律法はあまり使わなくなってきてますね。

7今日会場で販売していた女史の平均率1・2巻全曲というCD4枚組(先日御紹介しましたが)、なんと2800円というお買い得価格!コルマールの銘器で録音している力作だけにこれは必聴盤ですぞ!

2012年2月18日 (土)

極寒の中乾燥厳しく・・・

218日、朝起きると車は真っ白、フロントの雪を解かそうと熱湯を掛けてもすぐに凍結する程の厳しい寒さでした。今日はVnのレクチャーコンサートにオリジナルのフォルテピアノで出動。舞台はこの寒さのためか乾燥激しく楽器も各部で悲鳴が上がる厳しい環境で本番直前まで調整に悪戦苦闘の調律師泣かせの1日。

20しかしショルソスハイム女史の繊細なオリジナル楽器を制御する抜群の鍵盤コントロールだけでなく、ファゴットやモデレーターなどの「特殊効果」ペダルをスマートに使いこなす足技にも脱帽でした。最後あまりの乾燥に思わぬハプニングも有りましたがオリジナルのフォルテピアノ何とか過酷な状況の中ゴールまで辿りつけた様子・・・。

2012年2月17日 (金)

独逸より名手来たる!

317日、明日の公演(東京ではトリオでもう1公演ありますが)を前に独逸からの2人のリハ。約1年振りに触るオリジナルピアノを相手にショルソスハイム女史の抜群の楽器コントロール術に圧倒されっぱなしの1日!5本ペダルを駆使した多彩な音色変化も聴きどころでは(ファゴットも結構使う様子)。

7女史から「お土産よ」と頂いたのがこの4枚組のCD。平均律2巻全曲をコルマールの銘器で録音したという大作、今回女史の東京でのチェンバロソロもこの作品からのプログラムの様子。フォルテピアノとチェンバロ、どちらの楽器の演奏も乞うご期待!

2012年2月16日 (木)

トンデモナイ本

Photo16日、最近読んだ中で一番衝撃を受けた本(さる音楽関係者の回顧録)から、この著者の数々のエピソードをご紹介。著者はアマチュアながらあのチェロの大家カザルスのPf伴奏を頼まれた事がある(結局辞退)。徳島での独逸人捕虜による本邦最初の第九演奏の話を聞きわざわざ徳島まで演奏を聴きに出向いた(徳島で初演の事実を紹介したのもこの著者)。亜米利加に亡命途中に日本に立ち寄ったプロコフィエフに作曲を依頼(ただし実現せず)。渡欧中に多くの著名音楽家と交流を持つ。プッチーニと面会した際、新作「トゥーランドット」のための支那音楽の資料提供を依頼される(結局楽譜送るも届かず)。ローマでニキシュ(指揮)とブゾーニ(Pf)が共演のリハーサルを見学しているとニキシュからあなたの好きな曲を演奏しましょうと言われ「皇帝」をリクエスト。老サン=サーンスと面会した際、彼は著者のためにピアノを演奏。コルトー、ティボーとも親しく巴里のコルトー邸での晩餐の際カザルストリオが著者のために演奏。日本に来る大物演奏家を次々と自宅での晩餐に招待し親交を持つ(ゴドウスキー、クライスラー、シャリアピン、ジンバリストなど多数)。戦前にフィリピンの竹製パイプオルガンに注目し現地を訪問。日本で最初の大型パイプオルガンを購入(そのオルガンはピッチがA=455と高くオケと共演出来なかったとか)。そのパイプオルガンと音楽専門図書館(素晴らしい楽譜等のコレクションを持っていた)を備えた本格的音楽ホールを建築(関東大震災で被災)。そして日本で初めて(まだ確定していませんが)チェンバロをヨーロッパから運び演奏会を開催・・・、など驚くような話が満載。大正から昭和初期にこれだけ世界のトップの演奏家と対等に付き合っていた日本人は他にいないのでは? しかし日本洋楽界に相当貢献しているにも関わらず今やほとんど話題にならないのが不思議ではあります(同時代の関係者から妬まれていたのかも) しかし音楽に熱中するあまり紀州の殿様の末裔ながら其の財産を殆んど使い切ったというのも凄い!

2012年2月15日 (水)

熟年強し!

215日。西で走り回った1日。まずは個人宅のY社の古いGPを調律。年月経てど量産前の丁寧な作りのピアノは堅牢だと改めて感心。昼はご近所のカツ丼で有名な大衆食堂を訪問するもお隣のモノ凄い盛りのカツ丼を見て恐れをなし急遽昆布蕎麦(関西ならではか)とおかずご飯で500円という安い定食に変更。(それでも量多し) 午後はまた某音大の資料室で日本チェンバロ史の調査。今日の収穫は昭和四年に楽器店が雑誌に掲載していた仏蘭西プレーエル社のクラヴサンの広告(勿論ピアノやハープと併記、しかしこれを見て輸入した方がいるのだろうか?)、それと昭和六年末にノイペルトのチェンバロが日本に渡来していた事(これが日本で最初という事はまだ不明なのですが)など新事実を数件発掘。

17その後滋賀の某ホールで1927年製90鍵フルコンサートERARDを拝見。過去の素性不明との事ながら多分神戸の某所で長年使われていながらその後長い間行方不明になっていたピアノだったのではというのが私の推測。果たして結果はいかに?

23最後は日本チェンバロ界の先駆者堀氏作の1974年製フレミッシュの御機嫌伺い。幾人もの手を経て世界を渡り歩いたという楽器だけに年季の入った姿ながらまだまだ現役で活躍中。今日は熟年の楽器ばかりお相手だった1日か。

2012年2月14日 (火)

生まれ故郷

214日、今日は自分が通っていた幼稚園(遥か昔と殆んど変らない教育方針を今だに貫いている頑固なところなのですが)でピアノ調律の1日。私と同じ年齢のピアノ(多分子供の頃にこのピアノの伴奏で歌っていたのかも)がまだ現役で使われているのは嬉しい限り。(同年齢と云う事で愛着もあり私が面倒を見ている間は絶対引退させないつもりですが) 久々に生まれ故郷を走るも街並みの変容激しく昔の街の面影がドンドン消滅しているのが何とも残念(今回も海岸沿いの風情ある古い酒造工場が消滅しており驚きました)。 しかし江戸末期幕府によって黒船来襲に備えて作られた砲台(勝海舟の提案で建てられたとか)は現在も健在でした(子供の頃の遊び場だったので懐かしい!)。 

2012年2月13日 (月)

ブランデンで二刀流

2013日、先日惜しくも亡くなられたBosse氏指揮のブランデン全曲CD(もう発売になっているのでは?)、モダンや古楽器の垣根を飛び越えた89歳のマエストロの軽やかな棒裁きによる実に躍動感溢れるバッハの演奏が収録されております。(1年振りに録音聴いてみて改めてアンサンブルの凄さに圧倒されました)

12実はこの録音では贅沢にも曲によってジャーマンとフレンチチェンバロ2台を使い分けておりました。(チェンバロ演奏は北谷直樹氏) 二刀流の効果は録音ではっきり判ると思いますのでどの曲でどちらを使ったか是非お聴き比べあれ!ちなみにフレンチはフタ取り、ジャーマンはフタ付きの状態でした。意外にもフレンチの健闘振りが耳に残ったのですがいかがでしょうか・・・。 

2012年2月12日 (日)

ハマの洋館で古楽祭

212日、毎年恒例のハマの洋館での古楽祭、今年は千秋楽のフォルテピアノ公演のお手伝いで参加。まずは昼本番の大御所2人のデュオ公演のリハを少し拝見(この公演はノータッチでした)。オリジナル楽器の魅力はやはり圧倒的で素晴らしい!

18この古楽祭の大看板といえばこの方!今回も古楽への愛情溢れるトークで会場を盛り上げてくれました。昨日は本番に楽器を持って乱入したそうな・・・。

19今回の古楽祭、どの会場も満席の盛況だったとか。年々雰囲気音響共に素晴らしい会場で間近で聴く古楽器の演奏に惹かれるお客様が多くなってきた様子。特にこの会場は首都圏の洋館の中でもトップクラスでは・・・。夜本番はハイドンの交響曲からスタート。

21次にモーツァルトのOb四重奏曲。冬場の晴天で外はカラカラ、会場は古い建物だけに室内も乾燥が激しくリード楽器には辛い環境だった様子。

22同じくモーツァルトのFg協奏曲。満席なら本番で少しは湿度は上がるかと期待するもそれ程上がらず・・・。

25トリはモーツァルトのPf協奏曲18番。厳しい乾燥でフォルテピアノもメロメロになるかと心配するもタフな楽器だったようで(奏者所有のHoffmanのコピー)大崩は無く調律師としては一安心でした。やはり古楽器演奏は味気ない現代のホールより古い洋館で聴く方が魅力は倍増するのでは・・・。会場が広く無いだけに来年もチケットは争奪戦になるのでは?来年も乞うご期待!

2012年2月11日 (土)

仏蘭西から維納へ

111日、昨日拝見した百歳の仏蘭西製ピアノ、あっという間に嫁ぎ先が決まりましたとの事。あの香り漂う音色を聴けば誰でも魅入られてしまうでしょうねえ。こちらは二百数十年前のピアノ(但し複製)の調整で格闘の日々。今日はシンプルなウィーン式木製カプセルの心臓部の交換手術を実行。部品の質がタッチに直結するだけに厄介な作業ながら生き物を相手にしているようでこれはこれで楽しい作業かも。

2012年2月10日 (金)

100歳のプレイエル

P_6 10日、パリで長年仏蘭西系ピアノの修復やフォルテピアノの調律などで活躍され去年帰国された技術者の方が最近日本で修復されたという1911年製のプレイエルを見学にさいたま市のピアノ工房を訪問。(共同で修復されていたとか) 製作当時のアイデアを尊重した丁寧な修復で蘇った100歳のピアノの華やかで艶っぽい音色が素晴らしく、独逸のピアノと人気を張り合っていた全盛期の仏蘭西製ピアノの魅力を存分に味わう事が出来る仕上がり具合でした。これからは古き良き時代の仏蘭西製ピアノを積極的に修復されるとの事で今後の活動が楽しみです。 余談ながら今日初めて訪問した工房の近くには、人気大衆食堂が並ぶ卸売市場や新鮮で安い魚が売り物のスーパー、ワインがマニアックな品揃えの酒屋など個人的に「過ごし易そうな」ところの様子。羨ましい!

2012年2月 9日 (木)

部品交換

Photo 9日、昨日のシューベルト時代のピアノから一転、今日はモーツァルト時代のピアノがお相手。昨日はペダル5本と賑やかながら今日はペダル代わりの膝レバーがたった1本というシンプルな機構。これでは寂しかろうと後から付け足した手動レバー式のモデレーター、実はフェルトの素材が気に入らなかったものの最近入手したモノが上質だったので早速試してみる事に。いつか広い会場でその成果を確かめたいもんです。

2012年2月 8日 (水)

主役はファゴットペダル

88日、池袋で1820年製のオリジナルフォルテピアノのコンサート。試奏希望のお客様が結構多く、皆さんこの時代のピアノに興味深々のご様子。プログラムはお馴染みシューベルトから没後175年のフムメル、没後200年のドゥシークまで。この時代のピアノならではの5本ペダルを駆使して様々な音色変化を披露するも今日一番受けたのはやはり強烈な音色のファゴットペダルでした。

13今日のもうひとつの目玉は譜面代りに最新電子黒板を見ての演奏だったのでは(私は初めて見ましたが)。まだソフトが不完全で譜めくりが少々難しいとの事ながらいずれかには主流になるスタイルかも・・・。 コンサートで使う度に手を入れ直し調整を続けていたこのオリジナルのフォルテピアノ、やっと合格点が出せるレベルまで仕上がった様子。次はあちらこちら(どちらも世界的名手クリスティーヌ・ショルソスハイム女史が演奏)、そしてそちらに出動の予定。乞うご期待!

2012年2月 7日 (火)

主役は5本ペダル

1 7日、明日に迫ったフォルテピアノコンサート、再び1820年製のオリジナルのフォルテピアノが登場の予定。今回の主役はナント言っても5本のペダル!200年前の演奏家達がタッチによって音量やニュアンスを変えられるだけでは満足せず過激な音色変化を好んだという事実を是非自ら触ってお確かめください(コンサートの前後に試奏タイムあり)

4今でいう内部奏法がペダル操作で簡単に出来るように昔の人は色々工夫していたのが良く判る筈。 ネットでも映像見れますが是非生でもお試しあれ。電脳達人の奏者、どうやらこれで本番演奏するかも・・・との事(私は生で見るのは初めて)。こちらも楽しみであります。明日のコンサート是非お越しください!試奏タイムは17時~18時と終演後に。コンサートは19時より、会場は池袋の自由学園明日館です。

2012年2月 6日 (月)

懐かしき場所が・・・

Photo 6日、西での調律で移動中、久々に甲子園球場を見かけるも名物のツタは無くなってしまい見慣れぬ現代的な建物に変身しており愕然。我が母校はこのすぐ傍にあったので(遥か昔は高校野球の強豪だったのに私の頃は弱くなってしまい日本一甲子園に近くて遠い高校と影で呼ばれていましたが)教室で猛虎軍団の熱戦の歓声や野外コンサートの爆音(EL&Pなんて来ましたね)が聴こえるなど思い出深い場所だったのに昔の面影が無くなってしまったのは何とも残念。(ピカピカの建物では高校球児もトラキチも有難がらんのでは・・・) 球場前の虎軍団の若手寮が昔バイトしていた楽器店になっていたのもビックリ。

2012年2月 5日 (日)

孤軍奮闘

1_25日、ナニワの老舗ホールでの人気Vn奏者のリサイタルに白フレンチで出動。てっきり室内オケかピアノとご一緒かと思っていたら伴奏はチェンバロのみと聞いてビックリ。会場は1700席の大ホールの上にお相手の楽器は音量豊かなモダン仕様の銘器ストラド(近年まで完全にオリジナルの状態だったという奇跡のような楽器だったとか)、果たしてチェンバロがちゃんと聴こえるか心配するも(演奏家が一番心配されてましたが)、幸い鳴りっぷりではウチで一番の独逸製のチェンバロは8f1本でも充分銘器のお相手が出来た様子。

6人気奏者の公演とあって補助席まで出る大入り満員で裏方にも大入り袋が・・・(久々に頂いたかも)。無事公演が終わり搬出の際にチェンバロの底板に1本のクラックを発見。どうやら先日の10%台の異常乾燥だったリハーサル会場に3日間お泊りしていた時の名誉の負傷の様子。(幸い音には全く影響が無いようで一安心でしたが) タフな独逸製もなぎ倒す冬の日本の強烈な乾燥の怖さを改めて実感。

2012年2月 4日 (土)

「モッタイナイ!」

14日、西で室内オケ本番。今日の会場はまだ景気の良かった頃の建築だけに音響は神戸ではトップクラス、搬入も楽な上にこの寒さの中でも舞台上の湿度が40%越えとチェンバロには最適なホール。 しかし足の便がイマイチ(最寄りの駅が無い?のでイマニかも・・・、)であまり使われていないのが残念(私もナント17年振りの訪問でした) 都会の真ん中にあれば大人気間違い無しのホールだけに何とも「モッタイナイ!」

2012年2月 3日 (金)

鬼は外!

4 3日、室内オケのリハ3日目。リハ会場のお隣の神社で節分の豆撒きがあるというのでリハを抜け出し見学。こちらは豆を大勢で激しく取りあいするような事は無く皆さん譲り合って豆をキャッチするようなノンビリムード。境内では恵方巻きの出張販売も・・・(昔はこんな恵方巻きが節分名物では無かったのでは?) しかし連日の異常乾燥はチェンバロに取ってキツイです。東京は昨日は最低湿度11%まで下がったとか・・・(関西はまだそこまでいっていませんが) 皆さんご用心を!

2012年2月 2日 (木)

カラカラ

2 2日、室内オケのリハ2日目。音楽監督Bosse氏の訃報は各マスコミ共に大きく報道していた様子。やはり日本音楽界でのマエストロの存在の大きさを感じた次第。記事にはもっぱらフルトベングラーの指揮で演奏していた事が大きく紹介してましたが、21世紀の我々が生のフルベンやクナの棒裁きで演奏した方と御一緒出来た事というのはもう奇跡のようなものでした・・・。もっと古いお話を伺っていれば良かったのですが・・・。今日はこの冬一番の冷え込みのお陰かリハ会場の湿度もドンドン低下、ついには湿度計が測定不能とギブアップ宣言。湿度が10%台になると普通のチェンバロならベロベロに調律が下がるもんですが我が独逸製のフレンチは何故か殆んど変化せず涼しい顔(ピッチが僅かに1Hz下がった位か)。実は見えない所に鉄骨でも入っているのでは?(笑)と疑う程の堅牢さには驚くばかり。

2012年2月 1日 (水)

訃報 Gerhard BOSSE氏

20 1日、室内オケのリハーサルに白フレンチで出動するも、このオケの音楽監督BOSSE氏が今日未明にお亡くなりになったという悲報を聞き驚きました。ちょうど去年3月10日(地震前日でした)古楽系のトップ奏者を交えた神戸でのブランデン全曲公演のライブ録音CDが完成したのでと見せていただいたばかり(2月中旬一般発売とか)。その2日後の東京公演が震災で中止になった事は今となっては本当に残念。

21同胞のバッハには特別の拘りをお持ちだったマエストロによるモダン楽器や古楽器の垣根を超える「独逸音楽の神髄」を是非このCDでお聴きください。長年我が国の音楽界に多大な貢献をされたマエストロのご冥福をお祈りいたします。

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