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2011年12月

2011年12月31日 (土)

今年1年のご愛読に感謝!

今年1年のご愛読真にありがとうございました。

2011年は人生に何度かの激動の1年となってしまいました。3月11日の大震災以来日本人はあらゆる事に対して自己責任での判断と行動を強いられる厳しい日々を過ごさざるを得ない状況になってしまったのではと感じております。(それだけ大きなリスクを背負ってしまったのでは?) 震災や原発事故からの復興の道程は簡単では無いと思いますが、来る2012年は音楽の力を信じつつ一歩一歩前進する1年にしたいと願っております。

まあそう言いつつ明るく楽しい1年を過ごす事が一番だと思っております。

来年も御愛読の程何とぞよろしくお願いいたします。

正月のTVにあの古楽界の大物が登場

831日、いよいよ大晦日。このお正月にナント「La Petite Bande」の7月の大阪公演の模様が特別番組として放送されます!(1時間25分番組なのでタップリ聴けるはず) 放送は1月3日4時25分から(1月2日28時25分からと言うべきか・・・)TV朝日系です。 深夜というか早朝というか凄い時間帯ですが、お屠蘇のほろ酔い気分で是非ご覧あれ!

15この老舗古楽器アンサンブルの久々のオールバッハプログラムとなったこの公演、スパラだけでなく久々にヴァイオリンを弾くシギス親方、華麗な演奏で人気上昇中のチェンバロ界のニュースター・バンジャマン君、相変わらず超絶技巧の穴無しトランペット演奏のマドウフ氏、豪華なスパラ3台揃い踏み・・・など見どころ満載だったステージを凝ったカメラワークで存分にお楽しみいただけるはず。 しかし民放の正月特番に古楽演奏とは世の中進んだものです。放送時間が中々渋いので(笑)古楽の番組が全国放送で視聴率トップという事も夢でないかもですよ・・・。(これぞ初夢では)

2011年12月30日 (金)

年の瀬の魚市場

530日、今年もあと2日、年末恒例の瀬戸内魚介類流通研究のため(笑)明石魚の棚市場へ。皆さん活きの良い魚を求めて押し寄せておりどこも中々前へ進めない程の大混雑。

8正月に欠かせない名物と言えば明石の「祝い鯛」。縁起物なのでどこも高額な鯛が飛ぶように売れておりました。やはり天然物の鯛は中々なお値段・・・。

11 まだ暴れる程活きの良い魚の他にも子蛸や子持イカの旨煮なども並んでおりどれも旨そう・・・。

17鯛と並んで名物は「明石の蛸」、蛸料理といえばやっぱり「明石焼」。しかしいつのまにか全国的に人気となったようでどの店も観光客で大行列(こんなところに並ぶの?というお店もありますが・・・)

19魚ばかり見ていると別の物を食べたくなり昼飯は港の大衆食堂でカス汁うどんのオカズ付き。子供の頃酒粕に砂糖をまぶしてストーブに乗せた網で焼いた味が思い出される関西の味でした。(酒粕は貴重な御馳走おやつでしたね)

2011年12月29日 (木)

極上の出物

429日、激しい争奪戦の末阿蘭陀から大阪へ運ばれてきたフォルテピアノを購入者のお宅へお届け。私も今日初めてじっくり拝見するも中も外も極上のコンディションで超お買い得だった様子。 こんな出物は滅多に出ないでしょうねえ。

2011年12月28日 (水)

サンタは西へ爆走

6 28日、今日は遅配のXmasプレゼントのフォルテピアノを持ってサンタは西へ移動の日だとノンビリしていると免許更新が今日までと云う事を出発直前に思い出し(汗)、慌てて500kmを爆走しギリギリ地元の更新会場に飛び込み何とか手続きに間に合った! 更新会場で見学する恒例の講習ビデオ、前半は例年よりもソフトな演出で拍子抜けするも後半ヤラセ無しのドライブレコーダーからの生映像で人がはねられる瞬間などをバンバン映し出し期待以上のホラー映画に仕上がっておりました(笑)

2011年12月27日 (火)

2日遅れのXmasプレゼント

127日、スタジオのエアコンが長年の酷使のためついにご臨終、年末ギリギリに何とか新製品と入替えに(今度のは加湿も出来るとの事、本当なら有難いのですが) 工事のため物を片付けていると奥から憶えの無い箱を発見、開けると大量の立派な鳥の羽根が出てきてビックリ!どうやら10年以上も前にまとめ買いしたまま仕舞い込んだらしい・・・(汗)。今や「使える」大型の鳥の羽根の入手が至難の業になって来ているだけに思いがけない「Xmasプレゼント」を頂いた気分。

4こちらも国際間での激しい争奪戦を勝ち抜いてオランダから届いた極上のフォルテピアノ。Xmas前には日本に到着していたのに通関に手間取り今日やっと引き取る事が出来た次第。

2011年12月26日 (月)

銀世界

326日、Xmas戦線もやっと終わりいよいよ年末進行でフル回転!と思っているといきなり道中で激しい雪に遭遇し出端を挫かれた感じ。 近日中に日本海方面に出動があるので今年の冬の大雪が心配。高速通行止で閉じ込めるなんて事が無い事を祈るのみ・・・(今日も東海地方で雪通行止がありましたね)

2011年12月25日 (日)

神戸から山越えて

525日、神戸から山を越えお隣町の新しいホールでの若手アンサンブルの公演に白フレンチで初出動。やはり裏六甲は底冷えの寒さ(山奥から出て来た車は屋根にたっぷり雪積んでましたし)、車中泊だったチェンバロもキンキンに冷えており舞台に出してもしばらく触れない程(こういう時に限って暖房があまり効かないホールで中々暖まらないし・・・)。初参上の今日のホール、1000席の大ホールながら音響素晴らしくチェンバロも良く聴こえた様子。都心からちょっと遠いのが残念ながら結構使える会場では。

2011年12月24日 (土)

Xmasイブはあの人気者と・・・

124日、今日は皆さんご存じのアノ国民的人気者が主役の美術館でのXmasコンサートに出動。館内には子供の頃に貪り読んだ漫画本が勢揃いとは嬉しい限り(私はイジワル婆さんの方が好きでしたが) しかしかの国民栄誉賞漫画家が片や本格的な絵画収集家でもあったとは知りませんでした・・・。

4今日はXmas時期限定という白フレンチを特別提供(皆さん思わず信じてくれましたが嘘ですよ)、美術館らしい石床に高い天井のお陰で音響が素晴らしくその上展示作品維持のため加湿器完備でチェンバロ的には有難い事この上無し・・・。大勢のお客様の中での演奏終了後、夕焼け富士や名古屋湾の花火大会などを見ながらまたもや西へ移動。

2011年12月23日 (金)

自転車で出動

5 23日、暦では旗日ながら巷ではX'mas気分で賑わう3連休初日。今日は御近所でのX'masイベントの調律に珍しく自転車で出動。今日の楽器は約60年前の独逸製で小型ピアノながらチェンバロ風の音色も出せるというユニークな構造ながら鍵盤と調律ピンが余りに離れており調律も調整も大変厄介・・・(私は何とか手が届くものの一体どうやって調律するのか今だに判らないのですが)。 多分20世紀半ば独逸での古楽ブームに当て込んで作られた家庭用の楽器ではと思うのですが実の正体は不明(どうやら最近まで作られていたようですが)。さしずめ現在の電子チェンバロの元祖のような存在だったのかも。

2011年12月22日 (木)

工房再建

2 22日、16年前に初めて東京事務所を構えた懐かしい多摩ニュータウンにチェンバロの調整で出動。久々に周辺を車で散策するももうすっかり様変わりしてしまいどこだか全然判らない程。夕方作業終了後、折角多摩方面に来たなら確かここから近いはず・・・と製作家佐藤裕一氏の新工房を訪問。3月の震災で茨城県鉾田の工房が全壊し長く疎開生活を続けられてましたが、この12月に相模原市緑区(一見都会のような住所ながら凄い山奥でした、近くの巨大クリスマスツリーが有名とか)に建築中の新工房が先日完成し引っ越しをされたばかり。製作再開まであと一息というところまで来たようで何より!帰り田舎の夜道は走りやすく目白まで1時間強で帰れたのにはビックリ。

2011年12月21日 (水)

オリジナルフォルテピアノIN明日館

1021日、お馴染み池袋・明日館での丹野めぐみリサイタルに1820年製のオリジナルフォルテピアノJohann Georg Groberで出動。意外にもJSバッハの平均律1巻C-durのプレリュードとフーガから始まるプログラム、シューベルトやクララ・シューマンという6オクターブのウィーン式ピアノにドンピシャの作品に続き最後は崔世光(1948-)の「东凤曲」というこれまたユニークな選曲(現代曲ながらフォルテピアノに合いましたね)、オリジナルピアノの魅力を存分に引き出した聴き応えのある演奏でした。寒さも本格的になり舞台は30%近い乾燥になるも191歳の老ピアノは変化も無く涼しい顔・・・。現代のコピー楽器よりもタフなオリジナルピアノだと改めて感心。

2011年12月20日 (火)

昭和16年新潟でのクラヴィコードコンサート

120日、昭和初期に早くも日本で古楽器ブームがあったという興味深い歴史に新たな資料が発掘されました。昭和16年10月にかのエタ・ハーリッヒ= シュナイダー女史が新潟でのコンサートでクラヴィコードを演奏したという記録を研究家の方が資料から発見されたとの事。記録では10月11日に新潟市公会堂(?)でバッハ、モーツァルト、リスト。ショパン、シューマン等をピアノで演奏、Dチマローザのソナタとバッハ(平均律1巻CDur)をクラヴィコードで演奏。翌12日にはまず新潟のミッションスクールでオルガンを演奏(バッハの平均律からか)、その後レストラン「イタリア軒」でクラヴィコードのコンサート、バッハのインベンションとシンフォニア、平均律(C-Dur、Es-Moll)の他にはG.A.MatielliとD.Cimarosaの作品を演奏との事。エタ・ハーリッヒ= シュナイダー女史はチェンバロとクラヴィコードを携え来日した直後の昭和16年5月から全国でのコンサートやラジオ出演で積極的に演奏活動を展開しているものの、クラヴィコードをコンサートで演奏したという資料は私は今回が初めてでした。 昭和8年頃にはドルメッチのレコードが日本でも話題になりクラヴィコードという楽器の存在を多少知っていたかもしれないですが、初めてその実物を見、音色を聴いた新潟の人々は一体どんな感想を持ったのか是非知りたいものですが・・・。

2011年12月19日 (月)

オリジナルフォルテピアノ明日館に再び登場

5 19日、今日は明日館でのオリジナルフォルテピアノを使ったコンサートのご案内。12月21日(水)19時よりの丹野めぐみさんのフォルテピアノリサイタルで6オクターブのフォルテピアノ「Johann Georg Grober (Insbruck 1820)」が登場の予定。このピアノと同時代なので相性抜群のシューベルトやシューマンの作品の他にバッハから現代曲まで幅広くユニークなプログラムを携え190歳になるオリジナルピアノの魅力に迫るという公演、先日同会場でかつ同じピアノを使った筒井一貴氏のリストリサイタルとの音色の違いが楽しめるはず・・・。是非お聴き逃しなく! 今回も東日本大震災復興支援のためコンサートの収益を義捐金に寄付いたします。

2011年12月18日 (日)

伊国正装楽士IN銀座

518日、銀座の老舗ホールにジャーマンで出動。早く到着したので(勿論わざとですが)搬入前に近所で評判の蕎麦屋を訪問。 狭い路地奥の小さなお店はリンリンと鳴る黒電話やボーンボーンと時を知らせる柱時計など古き昭和の姿そのままといった内装。まだ銀座にもこんな風情ある蕎麦屋があったのかとビックリ。勿論コダワリの蕎麦も美味し。今日の老舗ホール、昔はクラシックの公演多かったものの今やほとんどやらなくなったとか・・・(音楽専用ホール増えましたし)。チェンバロなんてここ数年来てない様子(実は3月の震災直後私が持ち込むもリハ直前に公演がキャンセルに・・・) 設備は古いものの思いの外使えるホールかも。

10今日の公演はバロック時代の衣装での演奏が評判の伊太利Parmaのアンサンブルの2度目の来日公演。去年に続き大きな会場をほぼ満杯にする人気振りて、もう来年の来日も決定したとか。

9しかし300年前そのままの衣装の楽士がiphoneで調弦する姿はある意味シュールな景色では・・・(笑) お節介な機能満載高性能携帯電話のお陰で(笑)演奏家の調律やピッチのチェックが格段にシビアになってしまい調律師にとってはやりにくい御時世になったもんです・・・。

2011年12月17日 (土)

雪景色

417日、西でのお役目を終えたチェンバロ2台を積込んで東へ移動。またもや高速で事故通行止があり久々に名神を利用(最近は距離が短い新名神~伊勢湾岸道ばかりですが)。この冬一番の冷え込みとの事で関ヶ原付近は案の定雪模様、初めてスタッドレスタイヤの御利益を感じながら何とか冬の難所を通過。いよいよ冬本番到来ですね。

2011年12月16日 (金)

チェンバロ9階上げ・・・

116日、この冬が例年よりも天候不順なお陰で(乾燥は酷くないものの湿度変化が激しいのかも)あちこちのチェンバロの御機嫌が悪い様子、今日もトラブル救出で2件出動。午後から浪速の一等地にある管楽器店でのサロンコンサートにジャーマンで出動。ビルの9階上げながらエレベーター狭いよと伺っており心配するも(階段で9階上げは絶対やりたくない!)エレベーターの天井板を外して無理やりチェンバロをねじ込み何とか搬入に成功・・・。昔新宿の某管楽器店で10階(!)階段上げを平気でやっていたのを思い出しましたがあの頃は若かったんでしょう。会場で東京の方から「先日神戸での演奏会で珍しい真っ白なチェンバロ見たのですがその派手さに流石関西!と思いましたよ」と伺い苦笑・・・。「それ、私のチェンバロなんですよ」(影武者担当の公演でしたね)

2011年12月15日 (木)

再び西へ

215日、午前中調整を終えたスピネットをお客様宅へお届け。大型チェンバロと違い1人で運べエレベーターもそのまま入るのは有難い。少々年月を経た楽器ながらドイツ製の堅牢さに改めて感心した次第。午後はまたもや富士山見学(今月何度目だろうか・・・)をしながら西へ移動。

2011年12月14日 (水)

渋谷の新ホール

114日、渋谷駅近くのオープン1年という新しいホールにポジティフオルガンで初参上。反響板を組めば残響豊かで結構古楽器にも使える様子。(少し音響にクセがありそうですが) 渋谷の路地奥ながら慣れればアクセスも便利な上に使用料も割安なホールなので今後は結構使われるのでは・・・。 場所柄打ち上げには困らない?

レオンハルト氏ついに引退・・・

55今年5月に来日し素晴らしい演奏を披露してくれたばかりの古楽界の至宝グスタフ・レオンハルト氏、この12月12日のパリでのリサイタルを持って演奏活動を引退するとのニュースが入って来ました。5月の来日ツァーでは83歳というお歳からと思える衰弱振りを心配したものの、舞台での演奏は見違えるように元気でしたのでまだまだコンサートは続けてくれるのでは・・・と期待していたのですが真に残念。来年のブルージュのコンクールの審査員はどうなるか心配(もし彼が抜けるとますますかの音楽祭も苦境に立つでしょうねえ) 

最後のパリ公演、もうネット上に映像出てますよ(早い!)。

2011年12月13日 (火)

仏国果実姫IN東京

113日、久々に築地のホールへ出動、搬入前に市場内の蕎麦屋で冬の風物詩「牡蠣南蛮蕎麦」を注文。相変わらず築地らしく 沢山入っているものの今年は牡蠣が少々小ぶりかも・・・(震災の影響で産地が変わったのでは?) 

13今日は仏蘭西古楽界の歌姫の来日最終公演。某国営放送の映像収録も入っており果実姫とアンサンブル共に随分と気合の入った演奏を披露。(放映は3月位?)  コンサートの放映と言えば6月に来日したLa Petite Bandeの大阪公演、1月3日朝6時(!)からTVAsahi系列で放送されるとか。是非ご覧あれ!

2011年12月12日 (月)

今日は運送屋

1_2 12日、久々に本番が無いものの運送屋として大忙しの1日。まずは昨日影武者で出動のウチのフレミッシュを保管場所に返却。次に某音大でのリハーサルの代理調律。合間にちょうど今日本番で使用という1810年代の貴重なオリジナルのイングリッシュ式フォルテピアノを少し拝見(このタイプで演奏可能な楽器は日本では少ないのでかなり貴重では・・・)

9午後からは明後日本番のグループのリハにオルガンを提供。今回の公演に参加のスペイン帰りの笛吹き氏と会うなり「サバールの奥さん亡くなったねえ」とお互いため息・・・。あの謎めいた魅力の歌はやはり彼女独特のモノでしたね(不思議な音程感には最初戸惑いましたが慣れてしまえば南欧らしさを感じられたのですが・・・)

10最後はドイツの大手メーカーの楽器を引き取りに埼玉県まで出動。 今日だけで4か国5台の楽器を触るという賑やかな1日。

2011年12月11日 (日)

仏国古楽界果実歌姫IN名古屋

8 11日、夜明け前に神戸を出発し早朝名古屋入り。今日は仏蘭西古楽界至宝の歌姫A・Mellonの名古屋での公演にデカイタリアンで出動(来日公演はもう始まっていたものの私は後半戦から参加)。久々の来日となる歌姫は相変わらずしなやかで繊細な美声で客席を魅了、今回伴奏の若手アンサンブルも艶っぽい演奏で歌姫を好サポート。ツァー最終の12月13日の東京公演是非お聴き逃しなく!今日は日曜の朝11時開演と珍しく早い時間の公演なので昼過ぎにはもう楽器を積込み東京へ移動。これは明るいうちに帰れるかもと淡い期待を抱くも数件の事故と週末恒例の行楽客の大渋滞が重なりいつもの倍の時間を掛けて夜やっと帰京。

2011年12月10日 (土)

大入りの「Hmollミサ」ツァー千秋楽

310日、阿蘭陀Bach協会「Hmollミサ」ツァーも兵庫で千秋楽。今日の公演2000席の大ホールでチケット完売との事、このグループの関西での人気の高さと共に古楽系の公演での抜群の動員力を誇るこのホールの勢いを改めて思い知った次第。

9阿蘭陀のメンバーも今回のツァーで素晴らしい音響の会場ばかりで演奏出来た事を非常に喜んでいた様子(それが演奏の出来にもプラスになったのでは)。 次回の来日も楽しみ(今度はもっと大編成でやってくるかも?)

2011年12月 9日 (金)

巴里からの来客

Photo9日、JインマゼルやCコワンなどとの共演で活躍中のパリ在住のフォルテピアノ奏者金子陽子さんと久々にお会いし色々と情報交換。(彼女のオリジナルピアノを使ったCDを頂きました) 楽器やコンサートなどどれもフォルテピアノ後進国(?)日本では羨ましくなるようなお話ばかり・・・。以前より楽器も増えて来たので少しでも先進国に追いつきたいところなのですが。

9阿蘭陀Bach協会の東京2日目はお馴染みの初台のホールでの公演。相変わらず音のバランスにこだわるマエストロのお陰でリハの最中に大幅な楽器配置変更あり(またもや重いオルガンを台上に持ち上げる羽目に・・・) しかしそのこだわりが良い結果を生んだのか連日お客様にも大受けの様子。明日いよいよ兵庫で最終公演、お聴き逃し無く!

2011年12月 8日 (木)

阿蘭陀Bach協会東京上陸!

1 8日、来日中の阿蘭陀Bach協会が愛知・北海道の公演を終えいよいよ東京に上陸。音のバランスにこだわる指揮者故に今日も器楽陣の配置の変更が続出、舞台スタッフはその対応で本番直前まで大騒動(もう初日の配置とはエラク違う・・・)。「台に乗ると目立つからNG」なんて言うのは身長2mが当たり前の阿蘭陀人ならではか。チェンバロ奏者も大男で会話するにも見上げないといけなく首が痛い・・・(私も日本人の中では背が高い方なのですが)

8その斬新な配置での「Hmollミサ」、明日が東京最後の公演、是非お聴き逃しなく!

2011年12月 7日 (水)

ベートーヴェンCelloソナタ

1_27日、昨日に続きワルターモデルのフォルテピアノを携え初台でのチェロとのDuoリサイタルに出動。今日も乾燥激しく暖房掛けると更に湿度は下がるし暖房止めると客席が寒いしと楽器とお客様の間で板挟み状態。本番前には30%近くまで乾燥が進みヒヤヒヤするも何とか最後までトラブル無く終える事が出来てホッ。 今日のメインプログラムのベートーヴェンCelloソナタ1番、ピアノの限界まで鳴らそうとする作曲家の執念が蘇るような迫力ある演奏をお客様は至近距離で堪能出来たのでは・・・。そう言えば今日は一週間振りに県境越えの無い近場仕事の1日でした。

2011年12月 6日 (火)

雨振りでも乾燥

46日、銀座での昼公演にワルターモデルのフォルテピアノで出動。モーツァルト、ベートーヴェンなどお馴染みの作曲家の他に同時代のJ.Gelinek(1758-1825)やJ.Auetnhammer(1758-1820)などの珍しい作品(初めて聞く名前ばかり・・・)を楽しいお話を交えて紹介。今日の公演、まだ一般的には認知度の高くないフォルテピアノリサイタルながらチケット完売との事、奏者の人気振りが伺えました(来年もシリーズ開催の予定) 今やこのホールが東京でフォルテピアノ公演に一番熱心かも(来年私も頻繁に伺う予定です)

1銀座で終演後西へ向かい富士市での日仏混成部隊のツァー最終公演本番にもお付き合い。こちらは華やかなダンスや歌を交えた多彩な編成でヨーロッパ各国の音楽を演奏。昼夜共に外は雨模様で舞台上での湿度の上昇を心配(期待?)するもあまり影響無くずっと乾燥気味・・・。幸い楽器にダメージが出る程では無かったものの調律師にとっては厳しい環境の連続の日々。

2011年12月 5日 (月)

富士でリハーサル

115日、暖かな日差しの中富士山を眺めながら西へ向かい静岡県での歌やバロックダンスを含む日仏混成アンサンブルのリハにフレンチで出動。客席の配置を自在にアレンジ出来るとの事でダンスのために舞台をいつもの倍程取って贅沢な並びに。 会場は多目的ホールながら残響も豊か、客席の傾斜も頃合いでバロックダンスの公演向きでは。

2011年12月 4日 (日)

Hmollミサツァー初日

34日、昨日までの伯林の連中とのツァーから一転、今度は阿蘭陀Bach協会との「Hmollミサ」ツァーが始まり愛知での初日公演にオルガンとジャーマンの2台を携え出動。このグループは独自のバランスを取るためか通奏低音をソロ歌手の後ろの台上に乗せたりと舞台配置がとてもユニーク(お陰で重いオルガンを高い台の上に上げる羽目に・・・)。今回も彼らのふくよかで温か味のあるバッハ演奏が中々新鮮な感触。今後の公演是非お聴き逃しなく! 公演終了後東へ向かおうとすると今日も東名高速で事故通行止が発生、先日も事故の復旧が遅れ半日も閉鎖という大事故があったばかり、用心の為大回りし中央道で帰京するも今日は比較的早くに通行止解除だった様子、わざわざ遠回りする必要も無かったかも・・・。

2011年12月 3日 (土)

爆音ツァー千秋楽

23日、鎌倉で伯林爆音アンサンブルのツァー千秋楽。同じプログラムでも師走に入ると何故か「クリスマスコンサート」となっているのが日本らしい? 伊太利人古洋琴奏者からは「来年絶対ウチに来い、色々案内してやるから」と嬉しいお誘いを頂き感謝!是非彼の御自慢のフォルテピアノコレクション(19世紀イングリッシュ式ピアノを中心に11台も所有しているとか!)を拝見したいもの。ブルージュのチェンバロコンクールが予定通り開催されれば多分行けるはず(開催が少々揉めていると風の便りに聞いているので少々心配なのですが)

2011年12月 2日 (金)

東西連続開催の公演

22日、西でリハと本番のはしご。まずは神戸の美術館で明日本番という日仏混成アンサンブルのリハを拝見。会場の残響豊かな広い空間は古楽向きの様子。こちらは12月6日に富士市でも公演予定。

11次はナニワのホテル内チャペルでのチェロとフォルテピアノのデュオ公演本番にワルターで出動。さすが一流ホテルのチャペルは内装も豪華!何故か大阪のホテルのウエディングチャペルでのコンサートはアチコチ盛んなのに東京ではほとんど聞かないのが不思議・・・、 どこも内装豪華で結構音響良いチャペル多いのですが。こちらのDuoは7日に東京でも公演あります。

2011年12月 1日 (木)

クリスマス専用チェンバロ?

3_2 1日、今日から師走。伯林爆音アンサンブルの公演の舞台には賑やかにクリスマスツリーが登場。私も調子良く「この白いチェンバロはクリスマスシーズン専用なんですよ」なんて申し上げたりして・・・(笑)。チェンバロ担当の古洋琴奏者、牡蠣に当たったとの事で少々元気なし・・・、食い物でトラブるとは流石伊太利人(どれだけ食べたんだか・・・)

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