震災をくぐり抜けたチェンバロ
4日、今日は福島県いわきでチェンバロのメンテナンス。これで昨日の神戸から今日のいわきへと16年を挟んだ両被災地を連続訪問。いわきの街は一見復興が進んでいるようながらまだまだ震災の傷跡は大きい様子。しかし東北なのでもう寒いはずと身構えるも西日本同様こちらも日中暖かな陽気で拍子抜け。
今日は長期休館を経てこの11月に待望の活動再開を果たしたこちらのホール所有のチェンバロ2台のメンテナンス。この楽器達は地下の楽器庫で震災に遭遇するも幸い隣にあるはずのフルコンのピアノが出ており台車に乗ったまま動きまわった程度で無事だったとか(もしピアノが隣にあれば押し潰されていたはず・・・)。 しかし直後に「ドア越しに遠目で見て潰れず倒れず何とか無事な様子だった」との報告を頂くも、その後約2カ月も立入禁止となり楽器の損傷を全く確認出来ず心配な日々が続くも、今日8ヶ月振りにやっと楽器の内部まで開けて損傷具合をチェックすると、2カ月も放置されていたにも関わらず地震の衝撃も殆んど無くその後も空調が効いた部屋で密封されていたお陰でダメージは全くと判り安心した次第。
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