仏蘭西から伊太利へ贅沢な1日旅
30日、ヘビーながら素晴らしい2公演を掛け持ちの1日。まずはバラ咲き誇る庭園で名高い洋館でのクラヴサンリサイタル(北とぴあ音楽祭古楽シリーズ第1段)にフレンチで出動。ロワイエの作品だけというシブイプログラム、珍しいバロックジェスチャー付き朗唱と艶っぽいクラブサンの響きが豪華な内装の部屋にマッチしナントモ贅沢なひと時に。
洋館での昼本番終了後急いで上野での斧振一座の公演に滑り込みで参加(近くて良かった!)。こちらは日曜ながらリハ無しの夜本番なので慌ただしい掛け持ちが可能となった次第。 先日に続き大入り満員の中(直前のチケットの売れ行きは凄かったとか・・・) 斧振氏の豪快なヴァイオリンの鳴りっぷりにも圧倒されましたが、お馴染みの日本人メンバーを率いながら見違えるような鮮烈かつ瑞々しい演奏を引き出した彼の牽引力(魔法のような磁力というべきか)には今回も驚かされました。しかし今回彼の素晴らしい演奏と共に、ホンの僅かなピッチの違い(1セントの違いは判る様子)まですぐに感じ取る彼の凄い耳にも驚嘆!独自のユニークな調律法と相まってオルガンチェンバロ2台の調律には苦労しました。しかしその完璧主義があの強靭なアンサンブルを作る秘訣なのでは。 仏蘭西と伊太利の2国の極上の音楽を堪能出来た幸せな1日。
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