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2011年9月

2011年9月30日 (金)

樂器に酔う

630日、今日は朝から様々な素晴らしい樂器との出会いが続き少々銘器酔い(?)気味・・・。

ますは軽井沢で完成したばかりというイタリアモデルのミーントーンオルガンを拝見。ここはまるでヨーロッパ!というあまりにも美しい姿と響きにいきなり悩殺されてしまいノックダウン!

37次に群馬へ移動、完成直後にヨーロッパで大御所達の録音に使われたという素晴らしいチェンバロを拝見。この楽器、録音で近々御一緒するので今日は軽く御機嫌伺い。

43続いて樂器ではないものの蓄音器の最高峰クレデンザでSPレコードを、スタインウェイのロールピアノで貴重なピアニストの演奏を拝聴。

62次にピアノが溢れかえる某所で20世紀前半ピアノの最高峰として人気を博した独逸製のグランドを拝見。いぶし銀のような音色に惚れました。

111最後に19世紀半ばの英吉利の銘品ブロードウッドの大型グランドを拝見。外見は少々くたびれているもののメカニックはオリジナルのまま。こうやって素晴らしい楽器に囲まれてその音色を堪能した1日。

2011年9月29日 (木)

ゴールドベルヒ變奏曲

Disque13229日、バッハの鍵盤作品の中では多分現代でも断トツの人気のゴールドベルヒ變奏曲、レコード初録音は1933年のランドフスカ女史のチェンバロ演奏(実は1928年にRゼルキンがロールピアノへ録音している方が早い)、ついにバッハの秘められた名曲が女史の演奏で世界に紹介されたとあってすぐに人気が沸騰した様子。(日本でもこの録音の発売直後にもうこの曲が神格化されてしまいその熱狂振りがちょっと不思議なのですが・・・) そして1942年のCアラウとEノートンのピアノでの初録音が登場(どちらが先なのか?)。続く40年代はピアノ演奏ばかりながら1952年にカークパトリック、1953年に新人(!)レオンハルトがついにチェンバロで録音、そして1955年の衝撃のグールドデビュー盤へと繋がっていくのですが。 先日アラウの復刻CDを勇んで注文するも今日品切れ中との返事あり。ピアノでの初録音は一体どんな演奏だったのか・・・。

2011年9月28日 (水)

ガンバのSP盤

Photo28日、昨日蓄音器でSP盤録音のバッハのガンバソナタ2番を聴き比べ(ヴェンツィンガーとトゥッサ)などと贅沢な事をいたしましたが、昭和10年の資料(バッハの録音リストの中にチェロと共にガンバの欄があるのには驚きましたが)を調べてみるとドルメッチ親子によるガンバソナタ1番(第3楽章のみか)の録音がある事を発見(戦前に日本でも発売されたとの事)。バッハのガンバソナタの録音ではこのドルメッチ盤が一番古いのか。古樂器演奏SP盤収集家としては是非欲しい盤ながらまだ見た事も噂を聞いたことも無い盤だけに簡単には見つからないかも・・・。

2011年9月27日 (火)

ドルメッチからヴェンツィンガーまで

127日、蓄音器で聴くガンバ特集、先駆者達の演奏はどれも聴き応えあり(実は私もまとめて聴くのは初めてでしたが)。まずは古楽界の開祖たるドルメッチファミリーが登場。今のガンバ奏者が聴けばのけ反る様な(笑)牧歌的な演奏ながらやはり古楽器はこうあるべしというその確固たる信念が当時高く評価されたのでしょう。 次は同時代に欧米で人気を博した仏国のカザドシュ一家(巴里古典樂器研究會)、その明快で派手な演奏はさぞ受けたでしょうが沢山の偽作を捏造したのもその商魂たくましさ故の勇み足か。続いて亜米利加古代楽器演奏協会、同じ明快な演奏ながら多少アカデミックなスタイル。高名な作曲家ヒンデミットの兄ルドルフ・ヒンデミットは中々迫力ある演奏。日本でも昭和7年と相当早くにガンバの日本盤として発売されたほど人気だった様子。

5 独逸のガンバの先駆者グリュマーはヴェンツィンガーの師匠ながら前時代的で大仰な奏法、その弟子でバーゼル古楽界の開祖たるヴェンツィンガーは現代古楽奏法の先駆者たる堂々の演奏。同じ時代では?と推測するトゥッサのバッハガンバソナタ(この時代に6枚組の全曲集を発表)は両人の間位のスタイルながら共演のチェンバロが完全にモダンの音色で今の耳からは結構異質に聴こる? 20世紀前半のガンバ演奏がこれほど多彩とは改めて驚いた次第。

15秋の気配漂う中、明日館の庭で白や黄色の珍しい彼岸花を発見。しかし今年はパリッと咲いた彼岸花は見逃してしまったかも。(これも厳しい残暑のお陰か)。

2011年9月26日 (月)

明日のガンバ特集

Photo 26日、明日の蓄音器コンサート、特集は「ヴィオラ・ダ・ガンバ」です。ウチにあるガンバ演奏のSP盤、数えて見ると10枚以上ありどれを聴いていただこうか思案中(リクエストしてもらうのが早いかも・・・)。バッハのガンバソナタは1番(A・Tusa)と2番(A・Wenzinger)がありどちらも聴きたいところ。何故かヘンデルの「ガンバとチェンバロの喜遊曲」が3種類(E・Heintz P・Grummer R・Hindemith)もあり聴き比べが楽しみ。本当は針圧の軽い電蓄でないと盤を痛める戦後盤も決死の覚悟で(汗)ラッパ蓄音器で聴いていただきます。毎度好評の番外お楽しみコーナー、またビックリネタ用意しております。乞うご期待!

明日9月27日(火) 19時 自由学園明日館Room1925 で開催です。是非お越しください。

2011年9月25日 (日)

明後日の蓄音器コンサートは「ガンバ」特集

Photo 25日、明後日27日(火)19時より開催の池袋明日館での蓄音器コンサート、今回はヴィオラ・ダ・ガンバ特集。昭和初期に日本で聴かれていたガンバの貴重な演奏を当時のSPレコードで聴いていただきます。今から80年前の日本人にとっては見た事も生で聴いたことも無い幻の古樂器だった「ガンバ」が何故かレコード愛好家の間では関心が高かったようで、樂器解説本にも大きく紹介されてます。

Sp 昭和初期の第1次バロックブームの中ではチェンバロに次いでガンバの演奏も人気があったようで日本盤も早々に発売されました。勿論当時「古楽の神様」として神格化されつつあったドルメッチが盛んに用いていた樂器というのが日本まで伝わっていたのでしょう。しかしドルメッチ以外のガンバ演奏も聴かれていたのは驚きです。

22またかの宮沢賢治が大正13年に書いた詩に「ガンバ」に関する記述があるという仰天の事実なども御紹介の予定。当時の日本人が取りつかれてしまった「幻の古楽器・ガンバ」の演奏を是非お聴きください。

  明日館 蓄音器コンサート

     「ヴィオラ・ダ・ガンバ特集」
 ~まだ見ぬ古楽器に夢を託した日本人~
 ドルメッチ、ヒンデミットなど昭和初期日本で聴かれていたガンバ演奏の音盤を色々紹介
  1921年建築の洋館で 
   1930年代のSPレコードを
    1930年の蓄音器で聴く!という贅沢!
昭和初期の日本人の古楽器への興味を示す多くの文献も同時に展示させていただきます。
紹介するヴィオラ・ダ・ガンバ奏者(予定)
  アーノルド・ドルメッチ一家 (ガンバコンソート)
      Richard Dering  6つのヴィオールのファンタジー
  巴里古典樂器研究會 (カザドシュ一家) (Vg+Cem)
      モンテクレール 田園の歓喜
 Paul Grummer   + Anna Linde(Cem)
    ヘンデル ガンバとチェンバロの喜遊曲
 Antonio Tusa  + Isabelle Nef(Cem)
        J・S・バッハ ガンバソナタ1番 ト長調
 R.Hindemith + Alice Ehlers (Cem)
        ヘンデル ガンバとチェンバロのためのソナタ 他
ガンバ特集の後は同時代の様々なジャンルの珍しいレコードもお聞かせする予定です。
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*なお、このコンサートの収益は東日本大震災の復興支援のために寄付させていただきます*
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第3回 2011年9月27日(火)

自由学園明日館 Room1925 19時開始

 (18時頃から蓄音器を鳴らしておりますので早めにお越しいただいても結構です)

出演 梅岡 俊彦(音盤解説)

料金: 2000円(当日精算)

蓄音器: 英国EMG社MarkⅨ(1930年)

主催・連絡先: 目白古楽ネットワーク  梅岡俊彦 

  お申込み先 Email umeoka-gakki@nifty.com 

共催: 自由学園明日館  重要文化財  
  Address: 〒171-0021 東京都豊島区西池袋2-31-3

第4回 蓄音器コンサート 予告
      「チェンバロ特集 其の弐」
      ~チェンバロ復興はこんな音色から~
     ドルメッチ・ランドフスカから始まるチェンバロ復興の一役を担った
     各チェンバロメーカーの音色を聴き比べ
     (Pleyel Steingraeber Maendler Schram 他)
     10月25日(火) 19時 明日館 Room1925

2011年9月24日 (土)

彼岸花

1424日、爽やかな晴天の中、秋の到来を告げる彼岸花を旅先でやっと発見。今年は残暑や台風のせいか花の色が冴えないような気が・・・。移動の合間に西の博物館で昭和初期のチェンバロ伝来史の調査研究。まずは日本最初のチェンバロ演奏では?と思われる墺太利から来日のシュナイダートリオ(Cem+Vn+Vc)の資料を色々拝見。昭和6年12月25日にラジオに初登場。この時はパーセルの室内楽作品を演奏。翌昭和7年3月10日の大阪での公演のプログラムではフレスコヴァルデイ、スカラツテイ、ビバア、モツアルトなどを演奏した様子(バッハが無いのも興味深いが今から見ても中々シブイプログラムでは?) ところがその数年前にチェコ人(?)のチェンバロ演奏がもうあったのでは?という資料を発見。こちらはまだ明細判らず謎なのですが・・・。

2011年9月23日 (金)

結局クラヴィコードは聴けず・・・

2923日、現代に蘇った(?)ジョージ・ハンデル氏とのツァーもついに大阪で最終日。正装で舞台に登場したハンデル氏、今日も折角樂器のところまで行きながらクラヴィコードの演奏は最後まで披露せず・・・。

34たださすがはハンデル氏、クラヴィコードの代わりに大オルガンの演奏を少しだけ披露(私は珍しくオルガンのアシスタントを担当) しかし今回のツァー、チェンバロ・ポジティフオルガンの他にクラヴィコード・大パイプオルガンまで触る事になるとは・・・。いやはや貴重な体験となった次第。

2011年9月22日 (木)

1800席の大ホールにクラヴィコード登場

122日、昨日台風の中無事名古屋入りするも数時間違いで東京を出発したトラックは高速通行止もあり普段の倍以上、10時間も掛かったそうな。オケメンバーも昨日は移動や宿泊で大騒動だった様子。今日は大ホールでの日独合同のハンデル公演。広い会場に朗々と歌声を響かす独逸の合唱団の力強さには圧倒されっ放し。

3今日もチェンバロ・オルガンを含んだオケをバックにジョージ・ハンデル氏自身の演奏での「クラヴィコード協奏曲」を披露のはずがまたもや我儘ハンデル氏が楽器を前に演奏をすっぽかしてしまい聴く事が出来ず・・・。今日は1800席の大ホールでクラヴィコードが聴けると楽しみにしていたのですが残念。ハンデル氏、演奏の代わりに舞台狭しと歩き回り大熱弁、果ては勢い余ってカツラが飛ぶハプニングも・・・。

32

2011年9月21日 (水)

台風へ突進、辛くも脱出

2_221日、今日は本来ならツァーの谷間で東京から名古屋へ移動するだけの楽な日のはずが台風来襲との事で早朝から慌てて西へ出発。東名の難所由比では荒波が押し寄せかなりヤバイ状態、通過直後にやはり通行止になったようで危うくセーフ。

3台風に向かって突進するも凄い豪雨と突風で真っ直ぐに走れずノロノロ運転・・・。それでも折角静岡に来たのでと浜松で途中下車、まずは古今東西のピアノ修復では日本有数の技術を誇る工場を訪問。 台風来るので今日はお休みという中、社長直々から往年の銘ピアノの修復苦労話を色々拝聴。

159次に樂器博物館を訪れるも嵐の中ではお客もほとんどおらず邪魔されずにジックリ樂器拝見出来てラッキー(笑)。今回はフォルテピアノの修復の様子などを観察出来たのが収穫。しかし地下の展示室まで突風の音が聞えるので調べてみるとナント台風が浜松に上陸直前。 慌てて浜松を脱出しまたもや荒天の中で西へ移動。愛知県に入ると雨はやみ遠くには青空まで・・・。ギリギリ台風をカワシテ何とか宿に到着。今日本番が無くて良かった!(演奏家は東京で足止めだったそうな)

2011年9月20日 (火)

秋到来ながら台風接近

Oe_120日、台風のせいか急に涼しくなった中、初台での独逸と金沢合同でのモーツァルト公演にオルガンで出動。昨日までの楽器を猛暑から守る心配ばかりから一転、冷えた楽器を暖める算段をしながらの運送となりやっと秋の到来を実感した次第。独逸勢の骨太で濃厚なモーツァルト演奏は流石、個人的には小まめな音色変化で(数小節ごとにストップ変えてましたね)演奏に多彩な表情を織り込んでいくオルガニストの演奏に感嘆! このツァー、次は明後日に豪雨直撃の名古屋で公演予定。果たして無事名古屋に辿り着けるのか心配なのですが・・・(独人指揮者前回も台風の直撃に遭遇したとか・・・、マエストロが雨男ならぬ天災男なのかも) 

2011年9月19日 (月)

何やら物騒なようで・・・

16 19日、連休最終日に東へ移動するも高速は案の定大渋滞。しかし休日の事故の多い事!折角渋滞ハマらないようにと早出したのに無駄骨に・・・。SAでも食事しようにも空席が無い程どこも大混雑。結局いつもより4時間遅れでスタジオに帰還。やっとの事で楽器を下してヤレヤレ夕食でもと近所の食堂に向かうと店の周辺は警官とマスコミ関係者で大賑わい(TV中継車まで来てました)。どうやら昨日物騒な事件があった様子。 

2011年9月18日 (日)

浪速も暑い

Photo 18日、長年お世話になっているチェンバロ教室の発表会にジャーマンを提供。残暑厳しい中、大阪・四天王寺傍の会場は空調完備で快適ながら湿度が30%台と暑い時期にしては乾燥気味。昨日の会場との湿度の落差が余りにも大きく(30%以上も違ったかも)楽器も当初はビックリした様子。(本番には落ち着いてくれましたが) 関西も台風の影響で少しはお湿りで涼しくなるかと期待するもまだ爽やかな秋は遠いのか・・・。

2011年9月17日 (土)

楽器も日光浴

317日、御近所の教会での日独合同公演にオルガンとチェンバロで出動。窓が大きいこの教会、昼は舞台まで日が差し込むのが困ったモノ。昨日から舞台に設置していた楽器を朝一にチェックすると太陽に炙られて中までホッカホカ・・・(汗)。 冬場なら有難いサービスながら猛暑の中では冷やさないと調律も出来ない・・・。久々の難易度の高い舞台となった次第。大聖堂に満員近いお客様が来場、独逸からの若手演奏家の熱演にお客様も汗だく、場内は冷房かけてもこの夏一番の蒸し暑さ。イヤ参った!

2011年9月16日 (金)

独逸人鍵盤奏者

1 16日、ドイツから来日の若手室内アンサンブルと日本の合唱団との合同公演のリハにジャーマンとオルガンで出動。初めて伺う大久保の教会(平日は貸スペースのようですが)は音響も良く空調完備、搬入もし易くお勧めのリハ会場かも(ウチから近いのもアリガタイ)。昨日までに続き今日も「デキル」独逸人鍵盤奏者とのお仕事となるも両者共時差ボケの中でチェンバロとオルガンの掛け持ちもドンと来い!というタフさが素晴らしい!

2011年9月15日 (木)

2台オルガンとクラヴィコード

115日、鍵盤4台持ち込んでの加賀でのリハ2日目。2台もオルガンあるのでと曲ごとに楽器交換(何と贅沢な・・・)、 同じ条件で2台のオルガンを使うとその個性の差は歴然、いや勉強になった次第。

7注目のクラヴィコード協奏曲、今日はついに作曲家ジョージ・ハンデル氏が自らの曲を披露するため舞台に登場するもまたもや時間切れで演奏を聴く事が出来ず・・・。大ホールで大編成のオーケストラをバックにクラヴィコードがどれほど聴こえるか楽しみだったのですが(笑) 

24リハ終了後魚市場を覗くと活きの良い北陸の海の幸に交じってもう松茸が店頭に・・・(まだ海外産ばかり?)。 

14

2011年9月14日 (水)

クラヴィコード協奏曲?

714日、今日から北陸加賀でのリハーサルに4台もの楽器で出動(何故かお仲間のオルガンやクラヴィコードもありますが)。今回コンサートツァーの中でオルガンが日替わりのためドイツ人奏者に慣れてもらおうと無理して持ち込んだ次第。不思議な事に同じ建物の隣のホールで高本氏のリュートリサイタルがあったり、お馴染みの東京のマネージャーに突然遭遇したりと北陸なのに偶然の出会いが続出したのにはビックリでした。

25今回の公演の目玉は、最近発見されたHändel作曲の「クラヴィコード協奏曲」をポジティフオルガン、チェンバロを含む大編成のオーケストラを従えての世界初演!(それも作曲したHändel氏本人が演奏とか) モダンオケのメンバーも初めて見る様で「この楽器は何?」という質問が続出で皆さんクラヴィコードに興味津々の御様子。中にはこれ欲しい!とおっしゃる方まで・・・。今日のリハは時間切れで注目のクラヴィコード協奏曲の生演奏を聴く事が出来ず残念・・・。(モダンオケ相手なのにクラヴィコードのピッチがA=415なのは秘密なのですが(笑)) 明日こそ大ホールでのクラヴィコードの豪快な音色が聴けるはず・・・(笑)

2011年9月13日 (火)

イェンセン氏登場

1013日、福岡古楽音楽祭の東京リハ2日目はいよいよメインゲストのM・S・イェンセン氏(指揮)が登場。その緻密ながら温か味のあるバッハの演奏は中々聴き応えあり。ロ短調ミサ公演乞うご期待!(福岡だけなのがナントモ残念)。

2011年9月12日 (月)

福岡古楽音楽祭まもなく

4 12日、中秋の名月。9月16日から始まる第13回福岡古楽音楽祭、東京でのリハにチェンバロ・オルガン計3台で出動。今回は「うたの祭典」との事で国内外の歌手陣豪華ゲストを交えてのプログラム。リハ最初はこちらの声楽アンサンブルが登場、濃厚なモンテヴェルディが楽しめそう。

12「バロックオペラ~アリアと重唱」には先程のメンバーに加えて海外からのゲストソリストの2人が参加。その艶っぽい声と抜群のコンビネーションには聴き惚れました。サプライズな演奏(アンコール?)にも乞うご期待!

2011年9月11日 (日)

ヘンデル氏が弾く楽器

1 11日、今週は7台もの楽器が順次出動予定なのでその準備で朝からバタバタ。さる公演ではヘンデル氏(!)が舞台で演奏するための小型の鍵盤も登場予定。「木目の四角い楽器が良いのだが」というヘンデル氏の要望に応えてこちらからクラヴィコードを拝借(ウチの貸出用にはまだクラヴィコードは無いのですが・・・、この楽器を触って少し収集癖が疼きそう)

6今日は御近所の神社の秋祭り、いつもは静かな街も様々な露店がずらりと並びその賑やかな事。まだ残暑厳しい中涼しげな写真をどうぞ。

7

13

2011年9月10日 (土)

モダンチェンバロ今昔

2_210日、西の学校でモダンとヒストリカルの2台のチェンバロの御機嫌伺い。久々に独有名メーカーのモダンタイプを触るもやはりこのタイプは魅力が乏しい音色だと再確認(タッチも超重く弾きにくい)。モダンチェンバロは今から約100年前のチェンバロ復興運動の最初から登場し大きな役割を果たしていたタイプながら、最近まで私もチェンバロ復活にあたってオリジナルチェンバロの構造や特徴が良く判らないまま復元したために近代的な構造になってしまったのだと思い込んでおりました。最近発表されたランドフスカ女史の資料(DVD)には1930年代に彼女が設立した私設学校のホールにはオリジナルのチェンバロとかの有名なプレイエルのモダンチェンバロを並べて所有していたとの驚きの事実が記載されており、彼女はオリジナルの魅力は知りながらあえてモダンチェンバロを演奏活動で使用していた様子。やはり当時の音楽界では不完全な修復のオリジナルよりもプレイエルの魅力の方が勝っていたのでしょう。その後1940年後半からオーセンティックなモデルのチェンバロが作られるようになり(ドルメッチは早くからオリジナルに近いモデルを作っていたようですが)、今やモダンチェンバロは名前とは逆に過去の遺物となってしまい、ヒストリカルチェンバロの全盛期。1930年頃のチェンバロ界の女帝ランドフスカがモダンチェンバロに軍配を上げながら、1960年以降は一転ヒストリカルチェンバロが地位を逆転してしまったのは何故?と推測すると、20世紀後半のモダンチェンバロ界では音色の魅力よりも機能的でかつ維持し易さを優先した・・・しかし無味無臭、ナントモ魅力の無い音色を持つ大量生産のモダンチェンバロが大半を占めてしまったのが原因では?と感じた次第。これからはモダンチェンバロでも時代によってグレードの分類をしなければいけないのでは? ただ末期のモダンチェンバロでも調整次第ではもっと魅力ある音色を出せるのかもしれませんが・・・(もうそのような調整の技術が廃れてしまったのかも) モダンチェンバロの各時代、各メーカーによる音色の違いは10月の蓄音器コンサートで聴き比べして頂く予定。

2011年9月 9日 (金)

岡山でフォルテピアノ

10 9日、東へ移動し岡山にワルターのフォルテピアノで出動。会場の美術館内のホールは有田焼のタイルに覆われた音響良い舞台、客席の傾斜も広さも理想的、中々拾いモノの会場でした。演奏家からの要望で急遽本番に舞台で楽器解説すると公演終了後舞台は楽器見学者で満杯、上々の反応だった様子で嬉しい限り。同じメーカーの同じタイプをお持ちの演奏家による抜群の楽器コントロールに脱帽の一夜。

15 空き時間に会場周辺を散策するも結構古い街並みが残っているようで面白い。

2011年9月 8日 (木)

最西端

Photo 8日、東へ1200km爆走し最西端の街に到着。早朝からチェンバロの御機嫌伺い2件、あまりの忙しさに名物のチャンポン食えず残念!代わりに珍しい年代物のピアノ多数拝見。(長年放置の可哀そうな状態でしたが) 

2011年9月 7日 (水)

入手困難と思っていた稀少盤が・・・

1 7日、SPレコードで一番熱心に収集しているのは実はクラシックや古楽・Jazzではなく戦前演芸の舞台で大活躍した芸達者な4人組の盤。全48枚中43枚まで集めたところで後は大苦戦。残り5枚はまず表には出てこない稀少盤との事で出会いを待ち望んでいた処、先日先輩コレクターから「見つかった」との吉報が入りこのチャンスを逃すものかと飛びついた次第。コンプリートまで後4枚・・・。

2011年9月 6日 (火)

今度の蓄音器コンサートはガンバ特集

Sp6日、池袋の明日館で開催しております蓄音器レコードコンサート9月の明細をご案内。

    明日館 蓄音器コンサート
9月の特集
     「ヴィオラ・ダ・ガンバ特集」
 ~まだ見ぬ古楽器に夢を託した日本人~
 ドルメッチ、ヒンデミットなど昭和初期日本で聴かれていたガンバ演奏
 の音盤を色々紹介いたします
  1921年建築の洋館で 
   1930年代のSPレコードを
    1930年の蓄音器で聴く!という贅沢!
今回は今から80年前の日本での第1次古楽器ブームの頃、まだ当時の日本には到来していない古楽器のひとつ「ヴィオラ・ダ・ガンバ」の演奏が実はレコードを通して多くの愛好家には知られていたという事実を検証いたします。今や聴く事が出来ない古樂復興の先人達のガンバ演奏を是非お聴きください。録音当時の蓄音器での生々しい音色もお楽しみいただけるはずです。
昭和初期の日本人の古楽器への興味を示す多くの文献も同時に展示させていただきます。
紹介するヴィオラ・ダ・ガンバ奏者(予定)
  アーノルド・ドルメッチ一家 (ガンバコンソート)
      Richard Dering  6つのヴィオールのファンタジー
  巴里古典樂器研究會 (カザドシュ一家) (Vg+Cem)
      モンテクレール 田園の歓喜
 Paul Grummer   + Anna Linde(Cem)
    ヘンデル ガンバとチェンバロの喜遊曲
 Antonio Tusa  + Isabelle Nef(Cem)
        J・S・バッハ ガンバソナタ1番 ト長調
 R.Hindemith + Alice Ehlers (Cem)
        ヘンデル ガンバとチェンバロのためのソナタ 他
ガンバ特集の後は同時代の様々なジャンルの珍しいレコードもお聞かせする予定です。
なお、このコンサートの収益は東日本大震災の復興支援のために寄付させていただきます。
是非この珍しい蓄音器コンサートにお越しいただけますでしょうか。
詳しくはHPをご覧ください。

第3回 2011年9月27日(火)

自由学園明日館 Room1925 19時開始

 (18時頃から蓄音器を鳴らしておりますので早めにお越しいただいても結構です)

出演 梅岡 俊彦(音盤解説)

料金: 2000円(当日精算)

蓄音器: 英国EMG社MarkⅨ(1930年)

主催・連絡先: 目白古楽ネットワーク 

                梅岡 俊彦  umeoka-gakki@nifty.com

共催: 自由学園明日館  重要文化財   明日館HP
  Address: 〒171-0021 東京都豊島区西池袋2-31-3

第4回 蓄音器コンサート 予告
      「チェンバロ特集 其の弐」
      ~チェンバロ復興はこんな音色から~
     ドルメッチ・ランドフスカから始まるチェンバロ復興の一役を担った
     各チェンバロメーカーの音色を聴き比べ
     (Pleyel Steingraeber Maendler Schram 他)
     10月25日(火) 19時 明日館 Room1925

2011年9月 5日 (月)

岡山でフォルテピアノコンサート

Or_15日、先日までの貫禄タップリの191歳の熟女に替わり今日からはまだ9歳といううら若き乙女(?)のようなフォルテピアノ(5オクターブ半のワルターモデル)とのお付き合い。(若いだけあって御機嫌伺いのし易さは段違い・・・) フレッシュなフォルテピアノの音色は9月9日の西国の音楽祭で披露の予定。乞うご期待!

2011年9月 4日 (日)

復興支援コンサート

17 4日、昨日の「東日本大震災復興支援コンサートwith明日館」フォルテピアノコンサート第3回はオリジナルフォルテピアノが初登場、コンサートと共にお客様による試奏タイムも大好評の内に無事終了。今回皆様からのカンパとチケット収入から、46439円を明日館と通じまして東日本大震災の復興支援への義捐金として寄付をいたしました。皆様のご協力に感謝いたします。

各被災地の復興への道程はまだまだ先が長いようです。今後も引き続き私達は音楽を通して支援活動を継続して行こうと思っております。これからも引き続き支援活動へのご協力をお願いいたします。

次回の「東日本大震災復興支援コンサートwith明日館」は9月27日(火)19時から明日館Room1925での蓄音器コンサート第3回、今回はヴィオラ・ダ・ガンバ特集です。乞うご期待!

2011年9月 3日 (土)

オリジナルフォルテピアノついにコンサートデビュー

83日、オリジナルの6オクターブフォルテピアノのJohann Georg Grober (Insbruck 1820) がついにコンサートデビュー。台風接近で天気を心配するも「晴れ男(私です)」vs「台風」(演奏家がどうも雨男だそうで・・・)との対決は激戦の末に際どく晴れ男が勝利。(搬出入では辛うじて濡れず) 雨のお陰で蒸し暑く古楽器にとっては辛い環境の中でのデビュー戦となるも191歳のフォルテピアノは安定したコンディションで堂々の鳴りっぷりを披露。演奏家の極上の楽器コントロールも伴ってお客様の反応も上々、このオリジナルのフォルテピアノの今後のコンサートでの活躍が期待出来そうで何より・・・。コンサートの前後にオリジナルのフォルテピアノが試奏出来るとの事で沢山の方に楽器に触れて頂く事が出来これまた貴重な機会となった次第。次回のこのフォルテピアノの登場は11月16日(水)同じく明日館講堂での筒井一貴フォルテピアノリサイタル、今年メモリアルイヤーのリスト特集ながら若き時代の作品をウィーン式ピアノで演奏というユニークなプログラム、乞うご期待!

2011年9月 2日 (金)

蓄音器で聴く昭和初期の古楽器演奏

222日、好評を頂いております明日館での蓄音器コンサート。秋の開催決定です。今回は「ガンバ特集」と「20世紀初頭のチェンバロメーカー聴き比べ」。本編の後には恒例の「お楽しみコーナー」やリクエストタイムもあり。

乞うご期待!

東日本大震災復興支援コンサートwith明日館
 
       「明日館 蓄音器コンサート」  
    日本最初の古楽ブームを検証する
~SPレコードと蓄音器で味わう昭和初期の古楽演奏~
 1921年建築の洋館で、1930年代のSPレコードを、1930年の蓄音器で聴く という贅沢!
第3回 2011年9月27日(火)  19時開演
 自由学園明日館 Room1925   
「ヴィオラ・ダ・ガンバ特集」
~ まだ見ぬ古楽器に夢を託した日本人 ~
 ドルメッチ・ヒンデミットなど昭和初期日本で聴かれていたガンバ演奏の音盤を色々紹介
★ 昭和初期の日本での第1次古楽ブームの中で海外からの到来が遅くまだ実物未見の中で何故か人気があったガンバ演奏。その人気の秘密を歴史的録音から探り出せるのか?
 
第4回 2011年10月25日(火)19時開演
自由学園明日館 Room1925 
  「チェンバロ特集 其の弐」 
~ チェンバロ復興はこんな音色から ~
 ドルメッチ・ランドフスカから始まるチェンバロ復興の一役を担った各チェンバロメーカーの音色を聴き比べ
  (Pleyel、Steingraber、Maendler Schram 他)

★ 19世紀末から始まるチェンバロ復興運動の中で大きな役割を担ったモダンチェンバロメーカー達。今や生演奏を聴く事が出来ないその個性的な音色を歴史的録音で検証します。

 (18時頃から蓄音器を鳴らしておりますので早めにお越しいただいても結構です)

出演 梅岡 俊彦(音盤解説)

料金: 2000円(当日精算) 収益は東日本大震災復興支援のために寄付いたします。

蓄音器: 英国EMG社MarkⅨ(1930年)

主催・連絡先 目白古楽ネットワーク 

  Email 梅岡  umeoka-gakki@nifty.com    

共催: 自由学園明日館  重要文化財   明日館 HP
  〒171-0021 東京都豊島区西池袋2-31-3

公式HPはこちら

2011年9月 1日 (木)

防災の日

2521日、防災の日。9月になってもまだ蒸し暑い中工具調達でホームセンターをはしご。一時期姿を消していた防災グッズが今やどこも積み上がってますね。(水・乾電池・ガソリンなどを求めて駆けずり回った騒動がたった数ヶ月前とは思えない程) 最近は地震に負けず大きな被害をもたらす台風、9月3日のデビューコンサートに合わせて上京かと心配するも(聴きたかったのか?)どうやら西にそれそうですね。西日本の方はご用心。

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