ドルメッチのクラヴィコード
14日、震災復興支援コンサート第2段は蓄音器で聴くドルメッチのクラヴィコード特集。1921年建築の洋館で1930年の蓄音器を使い1930年前後のSPレコードを聴くという贅沢三つ揃えのレコードコンサート。 ランドフスカ(日本で最初に発売されたチェンバロ演奏盤)、ドルメッチ親子(クラヴィコードとヴァージナルでのバッハ)、ボドキー(クラヴィコード)、シャンピオン(チェンバロ)など20世紀初頭の古楽器復興の原点というべき演奏を披露。皆さん初めて聴く古楽界の開祖たるドルメッチの演奏のアクの強さ(素人臭さ?)には度肝を抜かれた様子。同じ曲ならどちらに軍配が上がるか比べてちょうだい!と特別ゲストの筒井氏がクラヴィコードの生演奏でドルメッチと競演というコーナーもお楽しみいただけたのでは。本編が終わると余興タイムとなり(実はこちらが本命かも・・・)声楽盤(ジーリやスペルビア)やジャズ(CパーカーやBホリディ)、そして戦前の我が国人気コミックグループ(あきれたぼういず)まで広範囲のジャンルのレコードを蓄音器で演奏。欧米の最高級のサロンで鳴らすような極上の音響にも助けられ(やはり90年前の洋館の響きは素晴らしい!)我が蓄音器の絶好調の鳴りっぷりを皆さん堪能されたのでは・・・。次回の蓄音器コンサートは8月2日(日)同じく明日館で「チェンバロ奏者はランドフスカだけじゃない!昭和初期の日本で知られていたチェンバロ奏者達」と言う企画でのレコードコンサートを開催の予定。是非お聴きください!
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