ランドフスカはオリジナル楽器の収集家?
17日、つい先日発売となったランドフスカの仏蘭西在住中に録音されたバッハの録音CDをやっと入手。(復刻の監督は現代の仏蘭西クラヴサン界の鬼才Skip Sempe!) このCD,全盛期のランドフスカの演奏も聴き応え充分ながらおまけDVDの数百枚の写真が凄い!特注したモダン仕様のプレイエルチェンバロが有名なクラヴサンの女王様が実はルッカースのチェンバロやヴァージナル、他にもイタリアンや17世紀のクラヴィコードなど多数のオリジナル楽器のコレクターだったという事実には皆さん驚かれるのでは・・・。(女王様は決してオリジナルのチェンバロが嫌いではなかった様子) 欧州各地での女王様没後50年(2009年)の大展覧会などの盛り上がりを見逃した身としては今回のCDの充実した資料は家宝級の資料か。何よりも現代仏蘭西でトップのクラヴサン奏者たるセンペ氏がランドフスカ研究を牽引しているという事実は現代日本チェンバロ史研究に携わる身としては心強い限り。逆に女王様在位の1930年代の極東の国での異常なランドフスカ(およびチェンバロ)ブームには本国の方が驚くのでは? (女王様の巴里でのゴールドベルヒ變奏曲初演の場に日本人が3人も駆け付けていたそうな)
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