某國大使夫人所有のチェンバロ
22日、日本で最初にチェンバロを持っていたのは誰?という疑問にまたひとつ新たな証言が参入。今までは昭和16年のエタ・ハーリッヒ= シュナイダー女史の来日時に持ち込んだミュンヘンのMaendler Schramのチェンバロ(Neupertの楽器だったという資料が結構出回ってますが間違い)か、大倉財閥の御主人が持っていたチェンバロ(購入時期はまだ不明)かと思っていましたが、今回昭和九年の音楽雑誌の中のあらゑびす氏(昭和初期の音楽評論の大家ながら皆さんには銭型平次の著者というべきか)の「まだ見ぬ樂器の魅力」というコラムの中で、「ハープシコードは某國大使夫人が一台持って居ると言ふことである~」 との記述を最近発見。これがもしかすると日本で最初のチェンバロかも・・・。先日ご紹介した昭和七年の大阪でのオーストリアから来日したチェンバロ入りグループの公演は、海外から持ち込んだチェンバロかもしくは某國大使夫人所有の楽器をお借りしたのかも・・・と想像は膨らむばかり。この某國ってどこ?
« 明日館での蓄音器コンサートのご案内 | トップページ | 熱いヴィヴァルディとヴィオラダモーレ »
「チェンバロ」カテゴリの記事
- 老舗劇場公演(2024.12.01)
- パリ楽器博物館訪問(2024.11.30)
- パリ博物館骨董屋巡り(2024.11.30)
- クリスマーネピアノ博物館ブリュッセル(2024.11.29)
- ベルギー製楽器ばかり(2024.11.29)
コメント