稀代の名手
6日、先日の来日ツァーでは斬新な楽器編成とツワモノのソリスト陣を配し多くの話題を提供したLa Petite Bande、各方面の反応を伺っているとやはり話題のトップは「穴無しナチュラルトランペット」の演奏か。「噂通り凄かった」「凄いのは判るけどミズも多かった」「あれじゃ普通の方が良いと思った」など皆さんの評価はバラバラだった様子。実はこの名手も公演によって少しづつコンディションが違っていたようで、初日名古屋はメンバーによると「ほぼ完璧」(この日だけ私は不参加なので未聴)、その後少し不安定な演奏が続き(「疲れているのでは?」との事、それでも凄い演奏でしたが・・・)、最後にまた調子を取り戻した様子。(その公演は正月にTVで見れますぞ) 少し前までは穴有りナチュラルトランペットでも本番中に大崩れしてしまう演奏が多かっただけに(それがイヤでシギス親方はブランデンの2回目の録音はホルンで代用してましたね)、この穴無し楽器をマウスピースだけで自在に操る稀代の名手の登場はやはり古楽界にとって大きな衝撃では?
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