浪速で千秋楽
30日、仏国美声貴公子&ラテン多国籍軍の浪速の某ホールでの千秋楽公演にオルガンとジャーマンで出動。バブル期に贅を尽くして建てられたホールの響きは古楽器にも圧倒的に素晴らしい!(メンバーから何故日本にはこんなに素晴らしいホールが沢山あるのか?と不思議がられておりましたが・・・) ただ最近この素晴らしい音響のホールでの古楽器公演が少ないのが残念。
今日も主役の歌手に負けじと喝采を受けたのが熱いヴァイオリンとヴィオラ・ダモーレのソロを披露したアレッサンドロ氏。今回の公演は彼の卓越した演奏を聴くだけでも皆さん満腹になられたのでは?
現代でも滅多に聴く機会が無いヴィオラ・ダモーレ(実は昭和初期の我が国第1次古楽器ブームでは主役だったのですが・・・) 弦の数がやたらと多い楽器なのでどんな風に調弦するのか覗くと調律師の天敵(笑)スマートフォン内蔵チューナー(結構精度が高くスグレモノなのですが)を使い共鳴弦はスティックで弾きながらと中々厄介な調弦の様子。しかしその艶っぽい音色に結構ハマってしまいました。今回の彼らの衝撃の演奏を聴き逃した方は多いはず・・・、次回の来日(果たしてすぐに来てくれるのか?)には是非お聴き逃しなく!
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