4か月振りに楽器にご対面
19日、昨日に続き宮城県を訪問。まずは仙台のチェンバロ製作家の林氏に久々に再会。自宅と工房に甚大な被害が出たものの楽器は幸い大丈夫だったとの事。まだまだ製作再開まで道程は長いとの事ながら思いの外元気なご様子で少しだけホッとしました。その後仙台市内各所を回るも建物の倒壊の他にいたるところの道路の凸凹や海岸付近の津波の爪跡の凄まじさを拝見し改めて今回の被害の大きさを実感。午後は宮城から南下し一ヶ月振りにいわきのホールへ。5月の訪問時にはまだ余震の影響で建物内一部立入禁止との事でチェンバロ・オルガンの姿を拝む事も出来なかったものの、今回やっと(4か月振り!)楽器庫で楽器とご対面し早速楽器の状態をチェック。一応無事だったと伺っていたものの地震の衝撃や環境変化(約1カ月空調が止まっていたそうな)の影響を心配し恐る恐る楽器を弾いてみると、驚いた事に調律がほとんど狂っていない上にコンディションは地震前と全く変わらずすこぶる御機嫌上々の様子で一安心。機密性の高い地下室での隠遁生活だったのが幸いでした。茨城県にも寄り道しながら東京に戻るも常磐道今日も車の数は多く無く1000円割引最終日の大渋滞を覚悟していたのに拍子抜け。
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