老調律師再び東京上陸
26日、83歳の老マエストロの久々の東京リサイタル(2台チェンバロ使用)に出動。今回老マエストロお気に入りのメーカーの兄弟イタリアン2台から使用楽器を選んでもらおうと合計3台ものチェンバロを会場に用意。事前の予想では最近絶好調のチビ兄が有利では?と予想するも、直前にあった兄弟楽器の競演の頃から「御大に弾かれるは何度も御一緒した私だ!」とデカ弟が奮起し豪快な鳴りっぷりに変身。今日も舞台で弾き比べると両者好調ながら体格差(?)でデカ弟が老マエストロのお目に適った様子。(チビ兄も良い楽器だよと言ってくれましたが) 結局前半デカイタリアン、後半初期フレンチといういつもの組み合わせになった次第。老マエストロの楽器を鳴らすテクニックは相変わらず神技、自分の楽器ながらその音色の変化には驚嘆するのみ。
今回も演奏家とそっくりな老調律師(笑)が2台のチェンバロを調律。 少し痩せられたものの相変わらずお元気な様子。恒例の休憩中の調律手直しは今日は「しなくても大丈夫」と最初おっしゃるも「やっぱり少し見ておこうか」と言われ、「騒がれるのがイヤなので君も一緒に出てくれないか」との事でカモフラージュ役で私も急遽舞台に登場する羽目に・・・。
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