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2011年2月14日 (月)

日本古楽界の源流を探る(16)

Disques_114日、暫く御無沙汰しておりました昭和初期の日本での古楽ブームを検証するシリーズ、また再開です。今日はレコード音楽雑誌「Disques」昭和8年(1933年)2月号を紹介。記事冒頭はバッハのブランデンブルヒ協奏曲第5番のコルトー(Pf)・ティボー(Vn)・コルテ(Ft)による盤の特集。記事によるとギーゼキングによる第5番が先に録音されたものの未発売、仏蘭西のデユカツス指揮の盤が概に発売との事。今回この名手3人による待望の録音には絶賛の評を寄せるも最後に「併し慾を云へばピアノの部分を古風にクラヴサンでヴァンダ・ランドフスカ女史にでも演奏して貰つたならば定めしよりよきディスクが出現したであらうと想像される」と古楽器による演奏への期待を表明。全盛期のコルトーよりもランドフスカが良いと言うとはやはりこの昭和8年の古楽ブームは凄かったのでは・・・。

Disques_2この時代、古楽と共にジャズへの関心も高まっていたのか「Black and White」という記事ではこの時期白人奏者が主流ながら、まだあまり知られていない黒人奏者Jelly Morton、Dエリントン、Cキャロウエイなどの名前がもう登場。レコードの新譜紹介の記事ではクリステイアン・バツハのクラヴサンの為めのト長調協奏曲の盤を紹介。(レスゲン・シャムピオン(クラヴサン)他 ) この仏人クラヴサン奏者は後に日本でも結構人気の出たようで多種の盤が発売されてますね。他にはヘンデルのヴィオラ・ダ・ガムバとチェムバロの為めのソナタ(アリス・エーラースCem ルドルフ・ヒンデミットVg)も紹介。

Disques_3この号の最後に海外ニュースとしてまずは私が大好きなショパン弾きのパハマンの訃報が冒頭に。あらえびす氏の追悼記事も掲載。またバッハの四十八ソサイテイについて「ドルメッチ病気で録音延期」という記事もあり、この画期的なクラヴィコードによる平均律の録音に対して発売前から異常な関心の高さが伺えます。

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