チャイコVn協
2日、正月気分で神戸の街を散策した後久々に洋画鑑賞。09年仏映画「Le Concert」、ソ連のワケ有りオーケストラ巴里へ!というドタバタ調お涙映画ながらクライマックスに流れるチャイコのVn協奏曲は40年以上前に聴き狂った曲だけに(この曲はチェンバロも入らず(笑)仕事先で偶然聴く機会などは無いのですよ・・・)思わず映像に惹きこまれてしまった次第。ソ連の演奏家で思い出すのは、今から20年位前ブルージュの古楽コンクールで見たロシアからの古楽アンサンブル、揃いの舞台衣装まで用意してエラク意気込んで参加しているなと思い話を聞いてみると「共産政権崩壊後やっと古楽器を自由に演奏できるので本当に嬉しい!ソ連時代は古楽器は非合法(!)だったんですよ」との事。ブルジョアの音楽として古楽は弾圧の対象だったそうな・・・。絃楽器などはもしかして1秒間に規定回数以上ビブラートしないと反共産主義的な演奏として弾圧されたのかも? もう過去の歴史と思われがちなソ連時代もたった20数年前でしたね。もうひとつ映画の中で登場した偽物オーケストラの逸話、実は私も実際に似たようなアブナイ事件に遭遇した事あり!(ここでは詳しくは言えないので酒の席にでもお尋ねあれ) 映画のような話も結構あるもんですよ。
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