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チェンバロ

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    my Cembalo by R・Yoshida

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2011年1月

2011年1月31日 (月)

天空でベートーヴェン

231日、久々に丹野めぐみさんと再会。今度彼女とご一緒するのは2月9日(水)のフォルテピアノリサイタル。21階という「天空」に浮かぶホールでのオールベートーヴェンプログラム(今回はワルターモデル使用)、ランチタイムコンサートということで同じビル内のフレンチレストランの料理とのセット券もあるというお得な公演です。会場周辺も中々味わい深いお店が多く街の探索も楽しめそう。(創業100年を超える蕎麦屋なんてありましたし、ハイレベルの居酒屋が多い様子)

ところで雨が降らず連日乾燥が続く東京、今日は最低湿度がナント11%まで下がった様子。皆さん湿度管理は大丈夫ですか?

2011年1月30日 (日)

水分補給

1630日、昨日のコンサートで湿度20%近い異常乾燥の中何とか御勤めを終えたチェンバロ2台、深夜スタジオに帰還直後から加湿器フル回転で水分補給。約半日じっくり加湿し最後に調律した際より湿度20%上昇するとチェンバロのピッチは5Hz上昇。この2つの数値に関連性があれば今後の舞台仕事にも役に立つのですが(まだ研究中)

2011年1月29日 (土)

チェンバロ2台で初台へ

1229日、今日はフレンチとジャーマン2台を持って初台へ。昼夜2公演まずはリコーダーとガンバ・チェンバロの3人によるオールドフレンチピッチでのフレンチプログラム。持ち込んだ2台のチェンバロの内まずは鳥の羽根フレンチが登場。(お客様はジャーマンは予備の楽器と思われたかも)

19今回の通奏低音のNaoki氏とフクチャンの2人、実は小・中学校からの幼馴染との事(Naoki氏が1年先輩とか)。主役が吹くリコーダーの中にもフクチャン作があるとの事でこの公演、色々な縁がある様子。 舞台は相変わらず凄い乾燥でいつトラブルが起こっても不思議ではない環境ながら2台のチェンバロ共に踏ん張ってくれました。

59夜公演は昼の3人に歌が加わり独伊プログラムでジャーマンチェンバロが登場(こちらはバロックピッチ。ちなみに両公演ともに調律法はアレンジされたミーントーンでした)。主役2人の人気なのか開場前から大行列という大入り公演(何故か和服姿のご婦人多し)。 異常乾燥の中満員のお客様の人息で湿度が上がるかと期待するもたった2%の上昇のみ(意外に上がらないもんです)、それでも先日の極寒と異常乾燥の中での録音に比べると今日はまだマシだよと皆言っておりましたが・・・。

28今回の公演、チェンバロ関係者にとって一番のインパクトはやはりNaoki氏の奔放自在な演奏では。彼の素晴らしいタッチコントロールによる迫力の演奏を聴けば我々の興奮をお客様にも判っていただいたのでは? 終演後「フレンチでまた演奏したいですね」との事でもしかすると3月のリサイタル、ジャーマンとフレンチの2段鍵盤2台という豪華な組み合わせになるかも・・・。乞うご期待!

2011年1月28日 (金)

Naoki氏 2台のチェンバロを弾く

25528日、明日に迫った近江楽堂での公演(15時半と19時の2回公演です)、昼はリコーダーが主役でオールドフレンチピッチ、夜は歌が加わってバロックピッチを使用したいと演奏家から注文頂きさて困った!2台持ち込みも大変、昼夜で1台の調律を変えるのも大変と悩むも今回は1台を鍵盤移動で行こうと決定。

10スタジオのリハーサルでは鍵盤移動で調律を毎回変えるのは面倒と2台用意すると「本番でも2台使いたいなあ」と言われ(やっぱり!) 急遽昼にフレンチ2段(RYO YOSHIDA)、夜にジャーマン2段(JAN KALSBEEK)が舞台に登場する贅沢な公演に。先日の録音でも大活躍の北谷直樹氏が鳥の羽根フレンチをどう料理するか楽しみでもあります。夜公演は残席僅か、昼のフレンチ公演はまだ少々チケットあるそうです。お聴き逃しなく!

2011年1月27日 (木)

兄弟楽器

727日、今日は我がジャーマンと同じ製作家の兄弟楽器の引越のお手伝いで寒さ厳しい兵庫の山奥・丹波へ。黒豆や猪肉で有名な街ながら冬は観光客も少なく静かな様子。

2今回運んだのはこの製作家の兄弟楽器、しかし羨ましいのはこの兄の方が装飾は豪華。またこの楽器はMIetkeモデルながら鉄弦を使用。オリジナルのMietkeは実は鉄弦だったのでは?との説もあって私もその説に興味を持ち鉄弦Mietkeを注文したのに楽器が届いてみると何故かノーマルな総真鍮弦に交換されてました。鉄弦Mietkeのクリアで落ち着いた音色も面白いと思うのですが・・・。

14丹波は実は蕎麦激戦区。今日は藁ぶき農家を改造したお店(こちらでは沢山あるスタイルですが)で「ざる」を注文。出来上がりを待つ間に炭火の火鉢で餅を焼いてどうぞというサービスも嬉しく、濃厚な辛味大根(紫色!)を薬味で頂く蕎麦も美味、田園風景を眺めながらノンビリ食す極上の一時。

2011年1月26日 (水)

今日も西で蕎麦

Photo26日、今日は六甲山の麓で現代ピアノとチェンバロの御機嫌伺い。今や殆んど見かけない国産A社の小型チェンバロはヒストリカルには程遠い音色ながら大幅なピッチ上げでも安定の早い事にはビックリ。作業の合間に今日も蕎麦屋を訪問(先日の秩父での蕎麦巡りから弾みが付いた?) 饂飩よりも太い蕎麦をたまり醤油で頂くというユニークなお店、顎が疲れるほど噛み締めて頂く蕎麦というのが面白く今日も豪快な太麺を注文。(普通の蕎麦もあるのですが) 

2011年1月25日 (火)

第1次古楽ブームの片鱗

Photo25日、某書店に注文していた昭和初期発刊の音楽書が到着。戦前に我が国の第1次古楽ブームが起こっていたのでは?という私の推測を証明するためにぜひ読みたかった貴重な資料を入手する事が出来た事は嬉しい限り。また後日詳しくご紹介の予定。当時の古楽マニアはこのような音楽書片手にランドフスカのクラヴサン演奏のレコードを鑑賞していたのでは?

2011年1月24日 (月)

雪の中無事録音終了

424日、録音最終日、朝ホテルから外を見ると一面雪世界でビックリ。山奥のホールまで車で辿り着けるか心配するも何とか雪解け道を選んで会場入り。ホールの方に伺うと「ここは寒いながら滅多に雪は降らないところなんですけどね・・・」との事。誰か今回の録音に雪男か雪女が参加しているのかも。

9今日も舞台は凄い乾燥でピン回しより水撒きが主な任務に。この3日間霧吹きで水を捲いてばかりで手が筋肉痛。20%台の異常乾燥の中で我がチェンバロはよくぞトラブルも無く最後まで踏ん張ってくれました。今回の録音は秋にはCDでお聴き頂ける予定。噂のNAOKI氏を中心とした(彼の日本での初録音では?)躍動感溢れるアンサンブルと主役の魅力的な美声共に聴きどころ満載の演奏となった次第。是非お聴きください!

17録音終了後昨日も伺った老舗蕎麦屋(深夜まで開いているのでありがたい)に皆をお連れして軽く打ち上げ。名物胡桃汁は皆さんに気に入って頂いた様子。今日は参加メンバーが蕎麦の写真をBlogにアップしているのでは?

2011年1月23日 (日)

寒中録音

123日、朝車に乗り込むとフロントガラスは真っ白。埼玉の山中は本当に寒い!今日も録音セッションは順調に進行(実は色々なハプニング発生しているのですが・・・)。舞台は相変わらず寒く凄い乾燥、またも舞台に水撒きで楽器の調律をする羽目に。チェンバロの御機嫌伺いに苦労しながらもセッションは予定よりも早めに無事終了。

9録音の合間に今日も蕎麦屋巡り。昨日から3軒連続で地元名物の胡桃汁蕎麦を注文。(一度凝りだすと止まらない・・・) 蕎麦処なのでどこも値段も量もお上品なお店が多い中、夜に伺った建物が有形文化財という老舗店は量も味も雰囲気も素晴らしく大満足。

2011年1月22日 (土)

録音初日

622日、埼玉の山奥でのCD録音初日。早朝会場に向かうも関越道がスキー客で大混雑の上に事故渋滞。余裕で到着のはずが遅刻寸前に・・・。充実したリハーサルのお陰で鉄壁のアンサンブルで録音は順調に進行するも山の中にあるホールだけに舞台は寒くて凄い乾燥。(暖房掛けるとすぐに20%以下まで低下) 仕方無く暖房止めて演奏家は震えながら録音、調律師もチェンバロのピンを回すよりも楽器回りに霧吹きで水撒きする時間の方が長かったかも。やはり冬の録音は厳しい ! 

8しかし今回は歌が主役の録音だけに休憩はしっかり取れるのがありがたい!(器楽の録音は時間が掛かるので休憩でノンビリ昼食なんてほとんど無理) 会場周辺は蕎麦の名所、早速人気のお店で胡桃汁のもりを注文。野趣溢れるゴツゴツした喉越しの田舎蕎麦と胡桃汁の相性が素晴らしい。

2011年1月21日 (金)

録音リハ順調に打ち上げ

321日、録音セッションのリハーサル今日で順調に打ち上げ。連日寒いものの何故か厳しい乾燥には襲われず楽器も御機嫌の様子。明日からの録音もこの状態が続いてほしいモノですが・・・。

2011年1月20日 (木)

150歳

P_120日、今日もCD録音のリハに出動。昼は会場近くにある最近人気の武蔵野系(?)のつけ汁饂飩のお店へ。モチモチシコシコと言うよりは顎が疲れる程の歯応えの固めの麺と溢れんばかりの具が人気の様子。讃岐系よりもお値段高めかも。録音セッションのリハは順調に進行。 中々良い雰囲気で仕上がっております。アンサンブルを引っ張るNaoki氏の音楽的なアイデアの素晴らしさに改めて感嘆!

P_18録音リハの調律の後は某所で御歳150歳を超える貫禄充分のウィーン式ピアノの御機嫌伺い。しばらく休眠状態だったのかベロベロの調律を時間を掛けて慎重にピッチ上げ。絃が切れ易いと伺っていたので断弦無しで10Hzも上げることに成功しホッ!

2011年1月19日 (水)

まもなくCD録音

2 19日、週末から秩父で始まるCD録音のリハーサルで某教会にジャーマンで出動。寒さ厳しい中乾燥を心配し加湿器を2台も用意するもそれほど湿度は低下せずホッ。(秩父は極寒で乾燥している様子) 今日の教会、チェンバロの後ろには何やら謎のパイプオルガンが鎮座しておりました(やはり噂に違わず巨大でしたね)。

2011年1月18日 (火)

鬼才シュタイアーまもなく来日!

18 18日、2月に久々の来日予定の古楽界の鬼才A・シュタイアー氏。ツァー前半は我がジャーマンを使っての「ゴールドベルグ変奏曲」リサイタル3公演(6日静岡、9日東京トッパンh(早々と完売とか)、11日松本)。3月にリサイタルを予定の北谷直樹氏(彼はシュタイアー氏の弟子でしたね)とは同じ楽器を使用予定、両者の音色での師弟対決が楽しみ。シュタイアー氏の来日ツァー後半はプレガルディエン氏とのデュオ公演(13日所沢、17日東京トッパンh、20日横浜)。この公演には1858年製のウィーン式フォルテピアノが登場の予定。鬼才がこのウィーンの銘器をどのように料理するのか乞うご期待!今日はこのフォルテピアノとご対面のため某ピアノ工房を訪問し軽く御機嫌伺いをするも工房オーナーのN氏の熱い!マシンガントークにまたもや圧倒されっ放し。

2011年1月17日 (月)

北谷直樹氏久々に登場!

2 17日、ヨーロッパで大活躍のチェンバロ奏者北谷直樹氏が久々にスタジオ来訪。この1月はCD録音や近江楽堂での公演でお付き合いの予定。3月には待望の神戸(神戸酒心館・21日)東京(自由学園明日館・23日)でのチェンバロリサイタルも控えております。現在ヨーロッパの第一線で引っ張りだこという彼の楽器コントロールの術はやはり凄い!(間近で彼の演奏を聴いて改めて思い知った次第) 「噂のNaoki氏」の演奏を未体験の方は是非お聴き逃し無く!

阪神大震災から16年

Photo1月17日、阪神淡路大震災からもう16年、改めて震災の犠牲者の皆様へ心からご冥福をお祈りいたします。

16年も経ちますと若者はほとんどこの震災を知らない世代となってしまいましたし、神戸の住民も震災後の転入者が増え地元でも当時の記憶がもう過去のものになりつつあるようです。年々この時期の全国ニュースの扱いが小さくなってきているのも寂しい限り。しかしその悲惨さと教訓はやはり体験者が後世に語り継ぐべきものではと思います。近代日本で初の大都市直下型地震をチェンバロやポジティフオルガンを持ちながら経験した身としては、その体験談を今後の皆様の対策の知恵として語り継ぐべきかと思います。楽器を持つ身としての個人的な体験から来る話ばかりですが皆様の今後の参考になれば嬉しいです。(今回もチェンバロの話限定ですが)

* 震災直後は楽器などは二の次、まずは身の安全の確保が優先、しばらく(数日から数週間)放置しても良いような状態で日頃から楽器は管理すべし。チェンバロなら弾かない時はフタを閉めてカバーを掛ける。前パネルをしていると倒壊した中でも楽器の強度は保持出来るのでさらに安全。また日本家屋なら崩れた土壁の粉塵の浸入防止にもなる。夏冬だと放置された楽器は長期間厳しい環境にさらされる覚悟が必要。

* 周辺地域の火事の発生に注意。消防車の来ない火事は延焼必至。江戸時代同様現場から逃げるしか無い。地震から相当時間を経て発生する火事も多いのも厄介。(停電復旧直後に倒壊家屋の電気機器のショートからの火災など) 避難する場合も電気関係にご注意を。 

* 震災直後は現場では異常な興奮状態のはず。本人にとっては大切な物でも他人には「無用の長物」。下手に持ち出した楽器が暖を取る薪代わりにされる危険もある。状況を判断しながら避難すべし。 阪神大震災の日は今日のような極寒の日でしたので避難した学校で一同寒さに耐えきれず御近所の倒壊した家の一部をお願いして頂戴し校庭で燃やしてやっと暖を取った憶えがあります。

* 火事場泥棒が多発。避難から戻ると荒らされていたという事例多し。自分の財産は自己防衛の必要あり。 実は神戸でも多発していたようです。(ほとんど報道されていませんが)

* 救助活動が末端まで行き渡るには2~3日掛かる可能性あり。自前の飲食料で数日耐えられる用意が必要。 神戸でも当日はほとんど食料は来ず安定して非難物資が届いたのは3日目以降でした。しばらく自給自足となると非常食の他にカセットコンロなどが重宝。

* 被害地によってはライフラインが数ヶ月ストップの可能性あり。神戸の私の家では電気は1週間、電話は2週間、水道は1ヶ月、ガスは2ヶ月ストップしておりました。例え家に住めても不便な生活が長期間続く可能性が大きいです。電気が使えないのも困るものの水が使えないとトイレ・風呂・洗濯などが制限され本当に辛いものです。バケツやポリタンクは必需品。

* 楽器の保管が困難な場合は早急に移転先を確保すべし。ただし運送の困難は覚悟。 幹線道路は殆んど通行止となるので例え車が利用出来ても目的地へ向かえない場合あり。

Photo_3 当時のことを思い出して挙げましたが、少しでも皆さんの参考になれば嬉しいです。

せめて今日は皆さんにもし地震に遭遇した際のことなどを考える日にしていただければと思います。

(写真は震災当時楽器庫として借りていた一軒家、2階部分が一部落下するなど建物は激しく倒壊してしまいましたが幸い中に保管中のチェンバロは日頃からカバーや毛布をかけていたお陰でほぼ無傷で瓦礫の下から救出することができました)

2011年1月16日 (日)

大雪

2516日、最近帰国された演奏家のお宅でフォルテピアノを拝見。日本でもお馴染みのメーカーながら元は某有名演奏家が注文した楽器とのことで中々力の入った仕上がり具合に感心。夕方再び東へ向かうも名古屋周辺大雪であちこちで高速道路が通行止、仕方無く大きく迂回するも150kmもの間で延々と除雪車のノロノロ運転に付き合わされいつもより5時間遅れでやっと深夜帰京。

2011年1月15日 (土)

人手不足

1 15日、今日のお仕事はまず亜米利加製のジャーマンがお相手。初訪問の御近所の古民家を改造したサロン、チェンバロの他にクラヴィコードや19世紀のオリジナルピアノ数台が置かれておりビックリ!御近所にこんな贅沢なサロンがあるなんて知りませんでした。

4昼はサロン近くの評判の饂飩屋を訪問、腰のある麺と豪華なつけ汁で行列が出来るほどの人気ながら「人手不足のため明日閉店します」との張り紙が・・・。 バイトでも雇えばと思うもサービスのクオリティが維持出来ないと言う事なのかも。ある意味勇気のある選択では。午後はベルギー製のウィーンモデルのフォルテピアノを積込み大移動。

2011年1月14日 (金)

ご当地モノ

114日、今日はドイツ人が作ったイタリアン、日本人が作ったフレンチ、オランダ人が作ったジャーマンの3台のチェンバロの御機嫌伺い。そう言えばチェンバロにはご当地モノという発想はあまり無いような・・・独逸人が作るジャーマン、仏蘭西人が作るフレンチ、伊太利人が作るイタリアン、どれもあまり他を圧倒するほどの特徴が無いのでは?

2011年1月13日 (木)

東京湾をぐるり

113日、東京湾をぐるりと回る1日、まずは九十九里浜近くでひと仕事の後木更津で浜辺の民宿食堂に立ち寄りランチ。名物という豪快な穴子丼にビックリ。地元産の海苔やアサリ美味し。

9千葉での仕事を済ませてからアクアラインで川崎へ。通行料が3000円から800円に値下げされているとは知らなかった! この値段ならいつでも気楽に使えるのでは・・・。お陰で海ほたるのパーキングも大繁盛の様子。

6東京湾岸沿いの倉庫でベルギーからやっと到着のフォルテピアノの引き取り。(年末に到着のはずが一体どこで迷子になっていたのか?) お国柄か結構アバウトな梱包の木箱ながら(厳重な梱包はドイツか日本位かも)楽器はビニールで厳重に密封されており(空輸中の機内の乾燥が結構怖いのです)健康な状態で無事到着した様子。初めての日本の冬の厳しさにビックリさせないように今夜は空調完備の我がスタジオで御泊りして頂くことに。

2011年1月12日 (水)

ゲルマン魂

15 12日、連日チェンバロの御機嫌伺いの日々。今日は我がジャーマン(オランダ製のMietkeモデル)と某所のジャーマン(ドイツ製のZellモデル)の連チャン。モデルの違いよりも製作家のお国柄の違いの方が興味深し。「どんな悪条件も克服して見せるぞ!」と言わんばかりのゲルマン魂溢れる作風のZellモデルは20数年環境変化著しい極東の地でもビクともせず・・・。比較的ヒストリカルに忠実な作風のオランダ製の繊細さとは大違い。好みは分かれるところでしょうが日頃の管理の楽さはドイツ製の圧勝か。

2011年1月11日 (火)

北谷直樹チェンバロリサイタル

2011003213 NAOKI 旋風再び来襲!

11日、今日はヨーロッパで大活躍のチェンバロ奏者北谷直樹氏のソロリサイタルのお知らせを。昨年2月の日本初リサイタル(神戸東京)で観客の度肝を抜いた圧倒的な演奏から早1年。その衝撃のステージが評判を呼び今年は日本指揮界の最長老マエストロ G・ボッセ氏の「ブランデンブルグ全曲演奏公演」のソリストに抜擢や、甲府で開催の第二十五回国際古楽コンクール<山梨>チェンバロ部門の審査員で参加など各方面でも大活躍の兆し。

201103213その人気者が再び3月に神戸と東京で待望のソロリサイタルを開催。今回も2台のチェンバロを使って多彩なプログラムを披露の予定。ヨーロッパ古楽界の最前線で大活躍の実力派の演奏を是非お聴き逃しなく!

北谷氏の公演3月まで待てない!という方には、1月にはアンサンブル公演でも来日予定です。こちらも是非!

「20110321.pdf」をダウンロード ←チラシ表面詳しくはこちら

「201103212.png」をダウンロード ← チラシ裏面詳しくはこちら

北谷直樹チェンバロリサイタル

 <神戸公演> 

2011年3月21日(月・祭) 16時開演(15時半開場)  

神戸酒心館ホール http://www.shushinkan.co.jp/hall/ 

 料金 3500円 全席自由 (利き酒付き)  

(ご予約・お問い合わせ) Tel 078-841-1121(神戸酒心館イベント係)   

                 Email  umeoka-gakki@nifty.com (梅岡)

  ★一部で当初神戸公演は3月13日(日)開催と発表いたしましたが日程が3月21日(月・祭)に変更となりました。

 <東京公演> 

2011年3月23日(水) 19時開演 (18時半開場)

池袋・自由学園明日館・講堂 http://www.jiyu.jp/   

料金 3500円 全席自由  

(ご予約・お問い合わせ)  Tel 03-6805-4523(オフィス・ガットパルド)   

                  Email  umeoka-gakki@nifty.com (梅岡)

15(曲目) 

デラ・チャイア ソナタ1番
J.S.バッハ ソナタ ニ短調
ルイ・クープラン 組曲イ短調
J.S.バッハ パルティータ6番ホ短調   その他

   

 

 

2011年1月10日 (月)

乾燥

210日、外を歩くも風はきつく本当に寒い1日。晴れ渡った東京は厳しい乾燥(気象庁のデータでは18%まで低下しした様子)で楽器周辺は加湿器がフル稼働。いよいよ本格的な越冬態勢突入か。湿度計を睨んでご用心あれ!

2011年1月 9日 (日)

宵えびす

299日、今日から3日間は故郷西宮で一番のお祭り「十日えびす」。これが終わらないと正月気分が抜けない「宮っ子」は初日宵えびす朝から意気込んで「えべっさん」へ。

34「商売の神様」なら不況の真っ只中の今年はさぞ大繁盛かと思いきやあまり混雑はなくお楽しみの露店も減少気味(昔ながらの猿回しやお化け屋敷はまだありましたが)、子供の頃の賑やかさが懐かしい!

63正月の恒例行事を終え東へ移動。連休中日で高速スイテいるのではと期待するも年末年始並みの大渋滞。パーキングも休むどころか入るだけで大行列、結局5時間も休憩無しというハードなドライブでやっと帰京。

2011年1月 8日 (土)

前世紀のヒストリカルチェンバロ

4 8日、さる大学でヒストリカルとモダンのチェンバロ2台の御機嫌伺い。今まで過去の遺物としてあまり興味が持てなかったモダンチェンバロも、近代古楽復興運動の歴史を改めて検証していくうちに20世紀前半のヒストリカルモデルとしてその存在価値を新たに認識し直した次第。しかしモダンチェンバロといっても末期(?)の楽器とランドフスカやドルメッチなど先人達が約100年前に復活させた初期の楽器では大分音色が違っていたのでは? バッハが所有していたとして有名な「ハラス」チェンバロなどの16フィート付きヒストリカル楽器の豪快な音色がモダン末期モデルでは再現出来ていないのではとも思えるも、コンディションが良いモダン楽器ならヒストリカルに負けない表現力があったのかまだ判断つかず。ランドフスカの演奏など初期モダン楽器の音色は中々説得力もあり結構好きなのですが。

2011年1月 7日 (金)

古都は雪正月

47日、京都に出動。古都は年末からの寒波で久々に雪正月となったそうな。まだ日陰にはいたるところに白い面影が・・・。この冬は雪との戦いになるのかも。

2011年1月 6日 (木)

雪中ドライブ

66日、世間もやっと平常営業かとおもいきや都内の道路は結構渋滞無しで移動も楽。まだ厳しい乾燥も到来せず楽器の御機嫌も上々、調整が手間取らず助かってます。夜はこの冬初の雪中ドライブ。

2011年1月 5日 (水)

寄り道?

5 5日、年末に日本到着、正月明けの今日にも受取りを予定していたヨーロッパからの楽器、実はまだ日本に来ていない事が発覚。大雪の影響なのかクリスマス休暇に引っ掛かってしまったのか・・・。

2011年1月 4日 (火)

日本古楽界の源流を探る(15)

1_2 4日、昭和初期の日本での古楽ブームを検証するシリーズ、今日は昭和初期にレコード情報雑誌として「Disques」誌と共に日本音楽界に大きな影響を与えた「レコード音楽」誌昭和8年(1933年)1月号を紹介。今まで紹介してきたライバル「Disques」誌とほぼ同じスタイルながらページ数も多く内容充実の月刊誌。

2_2巻頭記事はこの時代の音楽評論の第一人者あらえびす氏によるシューマンの紹介。あらえびす氏はこの時期はDisques誌よりもこちらに執筆が多かった様子。海外レコード新譜紹介を見るとライバル誌よりもバロック作品に対しては少々醒めた論調で、ランドフスカの英吉利組曲と幻想曲の盤の評でもあまり持ち上げていないのが興味深い。(「ランドフスカはこの古楽器に魂を吹込むことに於ては當代第一人者で、下手なピアノよりは余程面白い」という評価はしているが2誌の古楽への入れ込みの差は歴然か) 他にもコルトー指揮のブランデン3番でも「指揮者としては大した人ではないように思ふ」とバッサリ、全体的に結構辛口の論調。日本盤紹介ではライバル「Disques」誌のクラシック&ポピュラーのみと違い流行歌から落語(有名な「金語楼の兵隊」もこの年でした)まで広範囲なジャンルを評論付きで紹介。また海外旅行記など様々なエッセイも掲載。情報満載で中々読み応えのある月刊誌でした。

3この号で最も興味深い記事は「バッハ四十八協會第1回レコード」の紹介。ドルメッチの録音風景(?)の写真は初めて見る貴重なモノ。(楽器は4オクターブの小型クラヴィコードに見えるのですが) 「概にレコードされたものは少なくはない。然し原曲の通りクラヴィコードで吹込演奏されたのは今回が初めてである」とここでは当時起こりつつあるクラヴィコードブームを感じさせる熱い紹介から始まり6ページもの詳しい解説あり。日本でのクラヴィコード元年はこの昭和8年あたりでは?

2011年1月 3日 (月)

日本古楽界の源流を探る(14)

1 3日、昭和初期の日本での古楽ブームを検証するシリーズ、今年も多彩な資料を紹介予定です。今日は先日入手した「ピアノ読本」(昭和11年(1936年) 野村光一他共著 清教社刊)のご紹介。このピアニストやピアノ音楽愛好会向けの教本、まずピアノ音楽発達史(亜米利加の解説書をベースに野村氏が執筆)として最初に各鍵盤楽器を紹介。クラヴィコードに5ページも割いているのにハープシコード(チェンバロとは呼んで無いですね)に3ページというのが少々不思議、曲解説でもバッハのクラヴイール作品の大部分はクラヴィコードの為に書いたと断言(伊太利協奏曲はハープシコードの為のみと区別して解説)、この偏りは1930年頃の亜米利加でのドルメッチによるクラヴィコードブームの影響なのか?

2ピアノフォルの解説としてはクリストフォリからのジルベルマン(バッハとの逸話有り)、シュタイン、シュトライヒャ、ブロードウッドとモーツァルトとベートーヴェン関連の製作家については詳しく記載するもそれ以後の記述は無し。この時代、演奏可能なチェンバロやフォルテピアノがあまり(殆んど?)無かったためか各楽器の誕生前後については興味があるものの発達史についてはほとんど研究が進んでいなかった様子。作曲家の紹介ではバロック時代に全体の1/4ものページを割いて伊仏独英の作品を詳しく解説。その中でやはりバッハの作品が一番分量が多く有名曲を網羅、しかしゴールドベルグ変奏曲がまだ記載されていず元ネタの資料がランドフスカがこの曲を紹介した1933年以前のものだったのでは?と推測。「平均率洋琴曲集(平均率クラヴイコードとも表記)」はもう「音楽家の聖書」と呼ばれ神格化されている様子。(第1巻の自筆譜あのグルグル紋様の表紙の写真が大きく掲載) まだ日本では古楽器での生の演奏を聴く機会が無い時代ながら(チェンバロの本邦初演奏は昭和16年?)、古楽に対してこれほど詳しい知識を持っていたのには驚嘆。

2011年1月 2日 (日)

チャイコVn協

52日、正月気分で神戸の街を散策した後久々に洋画鑑賞。09年仏映画「Le Concert」、ソ連のワケ有りオーケストラ巴里へ!というドタバタ調お涙映画ながらクライマックスに流れるチャイコのVn協奏曲は40年以上前に聴き狂った曲だけに(この曲はチェンバロも入らず(笑)仕事先で偶然聴く機会などは無いのですよ・・・)思わず映像に惹きこまれてしまった次第。ソ連の演奏家で思い出すのは、今から20年位前ブルージュの古楽コンクールで見たロシアからの古楽アンサンブル、揃いの舞台衣装まで用意してエラク意気込んで参加しているなと思い話を聞いてみると「共産政権崩壊後やっと古楽器を自由に演奏できるので本当に嬉しい!ソ連時代は古楽器は非合法(!)だったんですよ」との事。ブルジョアの音楽として古楽は弾圧の対象だったそうな・・・。絃楽器などはもしかして1秒間に規定回数以上ビブラートしないと反共産主義的な演奏として弾圧されたのかも? もう過去の歴史と思われがちなソ連時代もたった20数年前でしたね。もうひとつ映画の中で登場した偽物オーケストラの逸話、実は私も実際に似たようなアブナイ事件に遭遇した事あり!(ここでは詳しくは言えないので酒の席にでもお尋ねあれ) 映画のような話も結構あるもんですよ。

2011年1月 1日 (土)

謹賀新年

8 2011年元旦。神戸は大晦日から大荒れの天候で新年早々大雪かも?と心配するもフタを開けると見事な晴天で無事恒例の初日の出を拝観。幸先の良い幕開けとなった2011年、今年もよろしくお願いいたします。

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