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2010年11月29日 (月)

54年前の「バロック音楽の権威」って・・・

Photo29日、ご近所のサロンでのリハーサルに白フレンチで出動。ここはウチと違って裏通りと言いながら交通量も多く車が停め難い・・・、案の定楽器組立中に仕事熱心な駐禁取締員に見つかり危うく切符切られる寸前「来てますよ!」と教えて頂き間一髪セーフ(汗)。 リハの合間に古書店を冷やかすと昭和31年(1956年)刊の立派な演奏家名鑑を発見。この時代の世界中の演奏家(個人団体取り交ぜて約2500?)を克明に紹介している貴重な資料でチェンバロ・オルガン奏者だけで約70名(!)も掲載と凄い情報量、文中で当時のチェンバロ界の代表的な演奏家として紹介されているのは筆頭はやはりランドフスカ、他には米国のラルフ・カークパトリックとシルヴィア・マーロウの2人の新人、ウィーン出のアリス・エーラースとイエラ・ペッスルの2人の女流演奏家のたった5人。その他大勢の中で最後の方に小さく(アイウエオ順なので(笑))「レオンハルト(グスタフ) オランダのチェンバロ奏者、ウィーン音楽アカデミー教授。バロック音楽の権威・・・」と28歳の新人の紹介を発見。(それにしてもこんな若手にバロック音楽の権威という称号をもう与えているなんて・・・、そして日本でこの時代に紹介されているなんて!) 54年前の名鑑に掲載されながらまだ現役という演奏家は他にはいないのでは?(しばらく生存演奏家捜しで楽しめそう)  

追伸 まだ名鑑生存者捜しを始めたばかりなのですが、デームスやギトリスなどを発見、逆にグールドが載っていないのにはビックリ!

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