現代古楽界の御開祖様
27日、フォルテピアノ2台とチェンバロの計3台を積んで上野の某音大の新しいホールへ出動。このホールは過去数々の古楽系の公演でお邪魔しましたが新築後は初訪問。姿は昔とあまり変わらないものの(少し狭くなったそうですが)、数人で満員になってしまう舞台袖や転げ落ちそうな急階段などは無くなってしまい(ちょっと残念・・・)音響も良く使い易そうなホールに生まれ変わっておりました。今日はこれで最後の来日という(本当?)現代古楽界の御開祖様(80歳ながら元気!)率いるウィーンの老舗古楽オケと合唱団によるHaydn公演のリハにフォルテピアノを提供。オケを見ると「親分と共に50年・・・」というベテラン組(創立以来のメンバーというマエストロの奥様もVnで活躍のご様子)と中堅若手が混じる年齢層の幅広いメンバー。日本でもお馴染みのオランダ系とは一味違う老舗の古楽の味を醸し出しておりました。(本番は絶対聴きモノですぞ!) 今回のフォルテピアノ奏者は中々イケメンの若手奏者。提供楽器が「M.Bilson氏の持ち物だったものでつい最近彼が来日公演でも弾いたんだよ」と申し上げると「この楽器の鍵盤には彼の弾いた跡が付いているんだね!」と感激してくれた様子。今日はウィーン勢のためのルイ・デュルケンのフォルテピアノの他、10月29日同会場でコンサートのミュンヘン勢(バロックVn+Cem&Fp)のために2台の楽器も搬入。
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