ブルージュファイナル
14日、激戦が続いていたブルージュコンクールも今日が最終日。午前中はホール前の広場でのマーケットを散策。肉やチーズは豊富ながら魚は種類も少なく魚喰いの日本人には物足りない品揃え。それでも観光地の名物なのかどこも凄い賑わい。
コンクール本選はまずはフォルテピアノから。今回楽器はP・McNultyとC・マーネの2台のワルターが用意され、4人の出場者が選択。演奏はほぼ実力均等の大激戦の様子。ダイナミックな演奏を聴かせるロシア勢にニュアンスに富んだ演奏を聴かせる豪とハンガリー勢という様相か。本選は3時間を越え終了はチェンバロ部門の開場直前。審査員は交代で休めるものの2部門合計6時間半という長丁場を聴き続けた聴衆は食事も出来ずハードな1日に。
チェンバロ部門はドイツの製作家Volker Platteのジャーマン1台のみが登場。今回も10台ほどの候補から出場者が選べると聞いていたものの1台に絞り込んだ様子。こちらもロシア勢2人と伊日の対決。コンチェルトのアンサンブルには中丸まどかさんが参加。両部門ともにいつもより聴衆が少なかったのは古楽ブーム衰退の兆候なのか・・・。昔は大ホールは満杯、ヨーロッパ在住の日本人演奏家が大結集の様相で賑やかだったのですがナンとも残念。
« 老マエストロ健在なり! | トップページ | ブルージュ速報。チェンバロ部門で郡司氏トップ獲得! »
「チェンバロ」カテゴリの記事
- 英国製スピネットドッグ入り(2025.02.09)
- 互角の勝負(2025.02.07)
- 日独2段チェンバロ鳴き比べ(2025.02.06)
- 2台の2段チェンバロドッグ入り中(2025.02.05)
- 降雪無し(2025.02.04)
コメント