蚤の市
7日、晴れると少々蒸し暑く日が陰ると肌寒いナンとも着るものに困るお天気が続く。朝からパリの蚤の市を散策。以前に古びたヴァイオリンケースから見つけた古い音叉がピッチを測るとA=430と約200年前の物だったり、オリジナルのフォルテピアノのハンマーを見つけたりと古楽器関連の掘り出し物を探すのが楽しみと勇んで出陣。まずは蒐集ネタのSPレコードの山を発見するも盤質悪く購入を断念、次に古本屋で楽器の資料を見つけで購入、さらに出物は無いかと広いエリアを徘徊していると、ナンと昨日お会いしたサイディ氏とばったり遭遇。市のオープン直後に見て回るとは流石アンティック好きは筋金入りのご様子。
午後はサイディ氏の最新作を拝見に個人宅を訪問。現在の楽器ながらオリジナルのような威圧感が漂うのには感心。遅作の製作家ながら手間を掛けて精魂込めて作られた楽器は作り手にはいつまでも我が子のような存在だよと言っているそうですがその楽器に対する愛情には頭が下がる思い。
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