ブルージュ二次予選
12日。今日はブルージュコンクール2次予選。参加人数が減ったお蔭で開始は午後と余裕のスケジュール。朝はルッカースのチェンバロなどが展示されていたグルートゥーズ博物館を久々に訪問。最近改装されたとかで貴重なオリジナルのチェンバロ陣は展示から外されてしまいヴァージナル1台とフタのみという寂しい状態で残念。
昼はフォルテピアノ審査員のC・Chevallerによる1905年製のエラールによるフランス近代作品のリサイタル。昔は年代物の楽器を恐る恐る弾いていたものですが、今やダイナミックなフォルテを存分に出せる健全なアンティックピアノがコンサートで使える時代になった様子。その迫力には圧倒されました。演奏後に日本なら花束贈呈の場面ではこちらはお酒(高級ワイン?)を手渡すのが習慣みたいですね。その方が良いという演奏家も多いのでは?
午後からいよいよコンクール2次予選開始。フォルテピアノは楽器が総入替で、M・Walkerのシュタイン、1820年のベームの6オクターブオリジナル、Cマーネのワルターの3台を使用。調律がすぐ狂うのか演奏中にも調律手直しのためストップが掛かるなど調律師受難の様相に。日本人は羽賀美歩さんが8人中唯一二次予選進出。
同時スタートのチェンバロ部門は一次予選の楽器3台にイタリアンが加わって4台に。初期物から現代曲まで楽器を何台も弾き分けないといけないタフなプログラムとなった様子。チェンバロの日本勢は郡司和也氏と吾妻優子さんの2名が二次予選進出。
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