オリジナルチェンバロ
11日、早朝ブルージュの街を歩くとマルクト広場にマーケットが! 新鮮で美味しそうなモノが並びゆっくり見学したいところだが今日は遠方までお出かけのため残念ながらスルーし駅へ。
今日は古楽界の至宝、R・コーネン氏のご自慢のコレクションを拝見するため彼の家を訪問。まずはブリュッセルのお宅で銘器「D・Dulken1755」に久々に再開。30年以上も数多くのコンサートや録音で活躍した現存するオリジナルチェンバロの中でも屈指の銘器の音色は相変わらず輝かしく力強い!後期フレミッシュながらどんなレパートリーでも弾けてしまうその表現力の素晴らしさには改めて脱帽!まるでリサイタルのように熱心に弾いてくれるロベールの演奏を一人で独占出来るという至福の時間。この銘器を大切にしてくれる方なら譲っても良いよと言われましたがどなたかいかが?(お問合せは私まで)
次にベルギーの山奥にある別荘に移動し最近修復したという17世紀フレンチのオリジナルチェンバロと初対面。初期フレンチ特有のシャープで力強い音色や全身を覆う豪華な装飾を丹念に蘇らせたフランスの製作家A・アンセルムによる見事な修復仕事に感嘆! (まだこれから外装の修復をするとの事ですが) 最初修復は2年という予定がナンと6年も掛かってやっと音が出たとの事。完全な修復にはまだ時間が掛かる様子(私もチェンバロを注文し納期が大幅に遅れてヤキモキしましたが完璧主義者のアンセルム氏の仕事は本当に遅い!) オリジナルチェンバロの魅力を存分に堪能出来た至福の1日。
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