« 2010年4月 | トップページ | 2010年6月 »
30日、世界初ラウテンクラヴィア入りのヨハネ公演、今日の会場は東京郊外にある某大学の1927年建築という素晴らしい講堂。
バッハを語る上には欠かすことが出来ない楽器と言われるようになった「ラウテンクラヴィア(リュートチェンバロ)。その魅力的な音色には大いに惹かれたものの、果たしてバッハが愛用していた楽器とはどんな構造だったのか謎は深まるばかり・・・。今回登場のラウテンクラヴィア(FromUSA)は音量もあり調律も安定している現場仕様のスグレモノで調律師としては大助かりでした(繊細なガット弦なのに舞台上でチェンバロ以上に狂わないのにはビックリ)。でも乾燥や湿気の多い時期には暴れるんでしょうねえ。 「リュート奏者は人生の3分の1(3分の2という説もあり)は調弦に費やす」と言う位ですし・・・。
29日、世界初!ラウテンクラヴィアを使ってのヨハネ公演、いよいよ横浜で公演初日。プログラムに掲載のラウテンクラヴィアの解説によるとバッハが演奏もしくは所有していたラウテンクラヴィアの製作者など明細はある程度判明していること、バッハがヨハネ受難曲を演奏した際にラウテンクラヴィアを使用したことがあるなどと結構驚きの話が披露されておりました。これはしばらくは目が離せない楽器となった様子。
今日初めてホール公演でのラウテンクラヴィアの調律を担当、本番は心配するほど調律が崩れることは無くホッ。しかし金属弦とは違う変化には興味深々(ガット弦使用の弦楽器と同じ変化の様子)、やはり湿度温度に敏感に反応しておりました。それでもポジティフオルガンと同じ傾向で調律が変化するので調律師にとっては本当にアリガタイ! これからはオルガンの相方はチェンバロではなく断然ラウテンクラヴィアがお勧めですゾ。(日本にはまだ数台しかないのですが)
28日、バッハが愛した幻の楽器「ラウテンクラヴィア」を使用する世界初のヨハネ公演、いよいよ明日初日(神奈川県立音楽堂15時開演) 一足先に注目のラウテンクラヴィアの音色が聴けるサイトがこれ。果たしてホールではどんな音を奏でてくれるのか私も興味深々であります。(調律も大丈夫なのか心配ですが・・・)
今日はリハの開始が遅くなり昼に時間が出来たので再び大森蕎麦行脚を再開。(昨日は行列が出来るとんかつ屋に浮気してました) 今日はまずこれぞ老舗の貫禄!というお江戸情緒漂うお店へ。
しゃきっとした蕎麦と濃厚ながら後味良いツユの相性の良さは流石老舗の味。(値段も少々上品でしたが) 開店と共にご年配の常連客ですぐに満席の人気振りでした。
蕎麦ならまだ入るぞと2軒目へ。今度は古い商店の洋館を改造したというユニークなお店へ。少々敷居が高いのか昼時に入店するもどうも口開け客だったようす。
店主入魂の蕎麦打ち!という緊張感が店内に漂うのか一般のお客は少々入りにくいかも?それでも不思議な雰囲気の空間でゆったりと食べるコダワリの蕎麦は私は結構お気に入りなのですが・・・。今回は4日間でたった5軒の蕎麦屋しか訪問出来ず残念。(8軒は行きたかった!)
27日、まもなく開催のヨハネ受難曲公演、リハーサル順調に進行中。今回のヨハネは音楽監督と歌の主役である福音史家をJohn Elwes氏が(相変わらず彼の誠実で力強い音楽は本当に素晴らしい!)、指揮とラウテンクラヴィア演奏を渡邊順生氏が担当するというダブルキャスト。一味違うバッハをご期待あれ!
今日からガンバやヴィオラダモーレなども登場。(この2つはバッハの受難曲では助演賞級の大役では?) そう言えば今回のリハーサル、昨日の驚きの弓折れ事件の後にもモノの破損やメンバーの時間勘違いなど不思議なことが連続で発生・・・。もしかすると天上のBach先生から「300年経ってやっとラウテンクラヴィアを演奏会で使ってくれたか!嬉しいゾ」というメッセージなのか、ハタマタ「ワシはラウテンクラヴィアは家でしか弾いておらなかったのじゃが・・・、演奏会で使うとは何事じゃ」というメッセージなのか・・・。
26日、世界初のラウテンクラヴィア使用のヨハネ公演、今日からオケと合唱が揃ってのリハーサル。先日某新聞にこの公演の紹介記事が掲載され問合せ殺到中とのこと。スタッフとしては大変メデタイ事ながら何人かの方が「世界初のラウテンクラヴィア独奏(!)によるヨハネ受難曲」と思われている様子(苦笑)。まあチラシ(この楽器使用が決まって印刷し直したそうな)にも「主役はこの楽器!」と大きな写真で紹介されていましたから勘違いも仕方が無いのかも?本番はオケも合唱も出演いたします。
その話題のラウテンクラヴィア、今日もオケや合唱のメンバーの熱気で会場内が暑くなるも、寄り添うようにオルガンとほぼ同じようにピッチが上昇し相性が良い事を証明。これからはオルガンの相方はチェンバロよりラウテンクラヴィアという時代が来るのかも・・・。(まだ日本に数台しかないのですが)
リハの合間に今日も大森蕎麦巡り。昼には新しい駅蕎麦を初訪問するも昼時なのにお客がいない・・・。不安的中で遅い高い味はイマイチと3拍子でした(トホホ・・・)。夕方は気を取り直して地元で人気のお店へ。今度は生山葵を添えた真っ当なセイロに遭遇しホッ。今日は1勝1敗でした。
25日、今日からヨハネ受難曲公演のリハに参加。(今日は合唱と鍵盤楽器のみでしたが) 注目のラウテンクラヴィア、初めて合唱やポジティフオルガンと合わすも予想以上に音の相性は良好な様子。また会場の温度が上昇するとオルガンと同じようにピッチが上がるのも嬉しい誤算(通常チェンバロは暑くなるとピッチが下がるのでオルガンと合わすのは至難の業なのですよ)。 これからも結構出番は多いかも?
今回もリハ会場のある大森で蕎麦屋行脚を開始。(この街は何故か蕎麦屋激戦区) 初日は「大森の大盛」と言いながら洒落にならない程のデカ盛りで一部には有名な蕎麦屋へ。5人前はあるかという名物「大もり」(たった750円!)を勇んで注文、私は何とか完食出来たものの、運送助手で同行のO君は知らずに同じ「大もり」を注文、余りの量に途中で「勘弁してください・・・」とあえなく沈没(凄い量だと教えなかった私が悪い?)。
23日、岐阜県の某音楽祭にチェンバロで出動。早朝現地入りし時間調整で街を散策するもお目当てのお城が修復工事で拝見出来ず残念。水都として有名なこの街、お堀や湧き水の名所がいたるところにありましたね。
今日は伊国ラクイラから初来日の室内オーケストラの公演に白フレンチを提供。会場は300席の音楽専用ホール、音響も素晴らしく古楽向きながらチェンバロの登場はあまりなかったようで残念。ナンと朝9時からリハーサルしたいとの伊国楽団からの希望で(時差ボケで朝早いのも大丈夫なのかも・・・)早朝から慌しく準備となった次第。ウチの楽器陣の中でも一番タフな白フレンチ、一晩車中泊ながら調律は全く狂っておらずすぐに出陣OKでホッ。伊国オケらしい重厚な弦楽サウンドの中でもチェンバロは朗々と鳴ってましたね(先日熱狂音楽祭での反対氏の違法改造後は何故か調子良いのですよ) 終演後は渋滞を避けて久々に信州回りで帰京。雨の山道は走りにくい・・・。
21日、今日も遠来のお仲間とご近所の音大の楽器博物館訪問。最近訪ねた博物館、どこも展示楽器の情報が不完全なのが残念。フォルテピアノの製造年などは最近では簡単に判明するのでは? 中にはもう工房を閉鎖した後の年代に製造されたとする「怪しいピアノ」もありました。貴重な資料として念入りな調査をして欲しいところですが・・・。
昼からは世界初!幻の楽器「ラウテンクラヴィア」を使ってのバッハヨハネ受難曲公演の主役楽器を見学。(コンサートの調律を担当予定) バッハも愛用していたというリュートの音色を持つチェンバロ「ラウテンクラヴィア」。今回はアメリカの名工Kヒル製作の2段鍵盤の楽器が登場の予定。
一見普通のチェンバロのようながら金属ではない柔らかなリュート弦をツメで弾くという現存例が無い幻の楽器(最近オリジナルが発見されたとの噂も聞きますが・・・) その神秘的な音色はやはりバッハが愛用していたのが納得出来る魅力的なモノ。5月29日神奈川県立音楽堂、30日一橋大学兼松講堂の2公演を是非お聴き逃し無く!
19日、今日も上京中のお仲間技術者と一緒に楽器巡り。まずは東京郊外の某音大の楽器博物館を訪問。19世紀のピアノを多数所有されるも音を聴くことが出来ず残念。今年のショパンイヤーに注目の1840年代のプレイエルをお持ちながら何故かヒッソリと展示。(第2響板も現存する貴重な楽器なのに・・・)
博物館の後はご近所の「ロバハウス」を初訪問。長年に渡り古楽器の魅力を全国で紹介しているグループの総本山、さすがコダワリの建物と多彩な楽器陣が素晴らしい!不思議な創作楽器も拝見。午後は埼玉へ移動し素晴らしいピアノコレクションを誇るNピアノをこれまた初訪問。浜松の今は亡き某楽器店のコレクションを引き継いだ豪華なピアノ陣には圧倒されました。楽器巡りの最後はウチのスタジオで2台のフォルテピアノ見学。沢山のオリジナル楽器を見た後にコピー楽器を見るのはナンとも分が悪いゾ・・・。
フォルテピアノ公演 目白押し!
6月4日(金)18時 5日(土)13時&15時半 横浜ベーリックホール 「小倉貴久子 ショパンコンサート」(1848年プレイエル使用) 今年のフォル・ジュルネでも大好評だった小倉貴久子さんのプレイエルを使ってのショパンリサイタル。古楽界の音楽ソムリエ朝岡聡氏の企画です。
6月11日(金)19時 初台・近江楽堂 「丹野めぐみフォルテピアノリサイタル」 共演 三浦英治(バスバリトン) WFBach CPEBach Mozart Beethoven 他 Annelies Van Parys作曲「Schizzo」日本初演(ブルージュコンクールの課題曲) ワルターモデル使用
6月15日(火)19時 横浜みなとみらい小ホール 「丹野めぐみフォルテピアノリサイタル」共演 三浦英治(バスバリトン) CPEBach JGMuethel Haydn Mozart Beethoven 他 ワルターモデル使用
7月27日(火)18時半 池袋明日館講堂 「小倉貴久子×大井浩明 モーツァルトクラヴィア協奏曲全曲プロジェクト 第2回」 またもや2人の丁々発止のフォルテピアノ激突が楽しみ!(ワルター&シュタインモデル2台使用)
8月19日(木)~23日(月) 山梨県都留市うぐいすホール 「都留音楽祭」 今年は第25回という記念開催。古楽界の至宝・Eカークビーがゲスト講師。小倉貴久子さんのフォルテピアノのレッスンもあります。
9月13日(月)19時 四谷・紀尾井ホール 「ショパン生誕200年 サロンの輝き」 イヴ・アンリ(1848年プレイエル使用) 遠藤真理(チェロ)川田知子(ヴァイオリン)
10月2日(土) 神戸女学院大学音楽館合奏室 「マルコム・ビルソン レクチャー&公開レッスン&コンサート」 フォルテピアノ界の至宝、久々の来日。今回は関西でのイベントのみ。20年前に彼の来日公演のために持ち込んだフォルテピアノも使用 (ワルター&シュタイン2台のフォルテピアノ使用)
15日、久々の神戸、朝からバロックコンサート継続中の酒蔵で企画会議。この秋から少し活動をパワーアップ出来る見通し、どんな企画が飛び出すか乞うご期待! 現在2011年3月13日(日)に北谷直樹チェンバロリサイタルの開催が決定しております。
昼から京都の築100年という豪華な銀行跡にチェンバロで出動。今日は葵祭でしたね。(渋滞に巻き込まれず助かった!) 天気も良く絶好のお祭り日和で京都の街中は観光客が一杯。昼飯を食べようにも観光客相手のボッタクリ値段でないまともな食堂を探すだけでも一苦労。
今日の会場、夕方までは無料見学出来る歴史的建造物なのでリハーサルの音は通路に筒抜け(客席よりも音良いかも?) チェンバロ奏者が「楽器に慣れたいので」とリハ一番乗り。最近グループに加入の新人なので熱心な事だと思っていると弾き始めたのはナンと「ゴールドベルグ変奏曲」 聞けばまもなくCD録音なのでと必死にさらってました。通り掛かりのお客様と熱心なファンは幸運にもチェンバロリサイタルがただで聴けた様子。Steven DEVINEという英国若手鍵盤奏者、中々切れ者でした。頂いたソロCDはオリジナル楽器を贅沢に使った意欲的な演奏。今日のグループの歴代鍵盤奏者はモルテンセン、Rエガー、Nパール・・・と皆凄腕ばかりでしたね。
今日の出演は結成32年、ナンと10回目の来日という倫敦バロック&これまた永遠の英国の歌姫EMMA KIRKBY。古楽界の老舗コンビながら日本人の趣味にジャストフィットする滋味溢れる密度の高い演奏を披露。まるでヨーロッパの会場のような豊かな音響と相まって古楽界の至宝の演奏は京都のお客様に大ウケ。やはり古楽の演奏は近代的なホールよりも歴史的建物で聴くべし!
13日、都内の倉庫でベルギーから到着のポジティフオルガンをピックアップ。いい加減な梱包で送ってくる国もあるもののベルギーは無駄の無い完璧な木箱を作ってくれた様子。まだ木の香りが漂う出来立てホヤホヤのオルガン、近日中にさるお宅にお届けの予定。
オルガンを積込み午後の仕事まで時間が空いたので久々にご近所の築地を散策。(移転問題どうなったのでしょうか?) 場内の食堂相変わらず大行列の店と閑古鳥の店がはっきりしてます。並ぶ店だけが美味いとは限らないのでは・・・。
今日のランチは閑古鳥直前(?)の食堂で海鮮丼。鮑や鰹などが贅沢に山盛りの上に築地ではお得な値段。これでどうして行列出来ないのか不思議(お店の方が少々ユニーク過ぎて敬遠されるのかも・・・) 午後は初めて触る海外のメーカーのユニークなチェンバロを引き取り。夜は広島へ向けて深夜ドライブ。
12日、今年は3年毎に開催のベルギー・ブルージュでのチェンバロ・フォルテピアノコンクールの年。(私はここ20年間毎回観戦しております) チェンバロと違って優勝をはじめ毎回日本人の上位進出が多いフォルテピアノ部門、今回も日本人の活躍が期待出来そうです!(最近進出目覚しいロシア勢との一騎打ちでは?) 今日はコンクール参戦予定の演奏家の方とスタジオでプチ作戦会議。今回のフォルテピアノコンクール、予選本選を通じて課題曲は比較的18世紀モノが多く5オクターブの楽器でも対応可能な様子。(前回はメンデルスゾーンまで出てましたね) ただ今回珍しく(初めて?)現代曲(新作)の課題も出ているのが大きな変化。そのフォルテピアノのための新作を今日初めて拝聴するもナンと言っていいのやら・・・、ただひたすらに演奏は難しく掴み処の無さそうな厄介な曲でした。コリャ参加者は頭を抱えてしまうかも(コンクールなのでそれが狙い?) その難曲の日本初演もあるというフォルテピアノリサイタル、6月開催です。
11日、先日の音楽祭で出動したウチの2台のチェンバロの久々のご機嫌伺い。リサイタルで2台を弾いた楽器改造魔の某演奏家の「不適切な作業」をチェックするもやっぱりアチコチいじられてました(汗)。 しかしコントロールは難しいものの彼の調整も不思議な魅力が出ておりこれもまたOKかも・・・と思える敏感なタッチとクリアーな鳴りっぷり。(私は彼の音色は好みですね) 次回の出番のために順番に調整を元に戻しているとアラ不思議!魔法が解けたように音色が変化。短時間の調整で驚くほど楽器の音色を変えてしまう彼の改造テクニックには改めて驚嘆!でも彼でなかったら許さないでしょうねえ・・・。(良い子は真似しないでね)
今回の困った演奏家氏の珍しい兄弟共演風景。(日本では初めて?) ガンバの弟氏は残念ながら来ませんでしたが(まだ来日していないかも) この安泰3兄弟のアンサンブル一度は聴いてみたいもんです。
5日、突然オランダの演奏家から「今度上海万博に出演するんだけどチェンバロ持って来れる?」との問合せが舞い込みビックリ。(まして5月下旬から2週間も!) まあアチラから見ればたった1700km(!)しか離れていないご近所なので東京から上海まで簡単に運べると思ったのでしょうねえ。(でもオランダからドイツに運ぶのとは訳が違うぞ) 下関から釜山に渡れば後は上海まで一応陸続きだがちょっと厄介な国を横断しなければいけないはず・・・。今北京滞在中のさるお方に車での国内通過許可頼もうかしら(笑) お隣の国ながら楽器の空輸は簡単ではないと伺っているので残念ながら出動の可能性は限りなく低い(5月20日から約2週間私の姿が消えたら上海に行ってるかも・・・)
4日、相変わらず大賑わいの某音楽祭も千秋楽。今日も朝10時半には終演という早朝公演のみにチェンバロで出動。演奏家が連れてきた仏人調律師(?)が本番前に念入りに楽器をチェック。「空調の影響で調律が安定しないヨ」と文句を言われましたが「日本ではそれが普通なんですけど・・・」 客入れ前に調律を終えてフタを閉めるヨーロッパスタイル、開場ギリギリまで調律手こずってました。
この調律師(演奏家とソックリなのですが)、持主に断りも無く大胆に楽器を改造してしまう困った方で、今回もあちこちにモノを貼り付けたり、ジャックを抜いてしまったり(何故?)、ツメを削ったり(これはやらないで!とお願いしていたのに最後はもうお構いなし)とヤリタイ放題。まあそのお蔭でウチの楽器が素晴らしい音色に変身してましたが・・・(後で元に戻すのが大変) ただしこの調律師のパートナーである演奏家が奏でる音色とバッハ演奏があまりにも素晴らしいのでその苦労もすぐ忘れてしまいました。それでも曲目を事前に発表せずその時の気分で楽譜をめくって弾きたい曲を演奏するというのはナンとも自由奔放!(他の演奏家なら許されない?)
2010年度の古楽コンクールの結果速報です。5月1日予選。54人参加(1人キャンセル)、声楽16名、管楽器・リコーダー11名、バロックオーボエ8名、トラベルソ4名、ツィンク1名、 弦楽器・バロックヴァイオリン8名、ガンバ4名、リュート属2名、 海外からの参加者はドイツ4名、スイス3名、韓国3名、フランス2名、オーストリア1名、オランダ1名(居住地別) 本選出場者、岩井春菜(フルート)(伴奏者・染田真実子cem) 大内山薫(ヴァイオリン)(伴奏・三橋桜子cem) Pritzlaff Stefanie(フルート)(伴奏・村上暁美cem) Rognol Myriam(ガンバ)(伴奏・宮崎賀乃子cem) 植原史子(ソプラノ)(伴奏・上園未佳cem) Yeom Euncho(リコーダー)(伴奏・寺村朋子cem) 以上6名。
本選結果
1位 Rognol Myriam(ガンバ fromフランス)(伴奏・宮崎賀乃子cem)
3位 Yeom Euncho(リコーダー)(伴奏・寺村朋子cem)
審査員奨励賞 岩井春菜(フルート)(伴奏者・染田真実子cem)
2日、今日から某音楽祭に参加。搬入朝7時、ゲネプロ8時半、本番終了が10時半というモーニングコンサートにジャーマンチェンバロで出動(昨日は確か甲府だったのでは・・・) ハードなスケジュールの上まだ時差ボケで寝不足という仏人演奏家、不機嫌ではと心配するも何故かご機嫌で今日はMr.安泰氏でした(笑)。悪条件にも関わらず凄い集中力でまるで音の洪水のような迫力あるバッハを演奏。
実はこの音楽祭でウチのレンタル用の1848年プレイエルがデビュー、ショパン特集といえばこの時代のピアノが欠かせないということでTVのワイドショーが密着取材。明日3日朝のTVで放送予定です。(フジTV「トクだね」のどこかですね)
朝の本番終了後急いでチェンバロを車に積み込み今度は甲府へ移動。連休渋滞の真っ只中(最長35kmの渋滞でした)に突入するも何とか本番前に会場入り(今日はナンと東京と甲府の掛け持ちでした・・・) 去年のチェンバロコンクールの入賞者2人のチェンバロデュオコンサートにウチのフレンチとジャーマンの2台を提供。2台の音量差を心配するも絶好調のジャーマンに比べてもひけをとらない鳥の羽フレンチの鳴りっぷりを聴いて一安心。今回が初顔合わせと思えない2人の息の合ったフレッシュな演奏も素晴らしい! 会場が一新した古楽コンクール、多くの方の古楽に対する熱意が結集したような活気ある雰囲気で無事終了。魅力ある古楽コンクールが今後も甲府で継続出来そうな様子で何より! 来年も楽しみです。甲府からの帰りも大渋滞(ヤレヤレ) 深夜やっと目白に帰還。
甲府古楽コンクール予選速報です。本選結果は夕方発表です。
1日、甲府での古楽コンクールが今日から開幕、今日は54人という記録的な参加人数での予選。今年からコンクール会場が大正時代の建築という素晴らしい洋館になり心機一転の開催。残響は少なめながら響きは中々良さそう。何よりも大きなホールと違って間近で聴けるのがありがたい。
コンクールと同時開催の楽器展示会も別のビルで開催。海外からの出店もありコンクール参加者が多いせいか展示場も終日賑やかな様子。今回は両会場が少し離れているものの、皆さん楽しそうに街の散策をされていてこれもまた新鮮な雰囲気では。
驚く無かれコンクール会場も140席と席数は多いものの終日ほぼ満員に近かったようで熱気に溢れてました。以前の広いホールに一握りのお客様しかいないという寂しさからは雲泥の差でビックリ。
これまた今年からの新企画は古い銀行跡を改造したユニークなジャズライブハウスでの古楽コンサート、桐山建志、大塚直哉という甲府のコンクールの覇者でもあり今や日本の古楽界のトップを走る実力派の両氏が出演。ホール公演と違いお客様はお酒を飲みつつリラックスして聴けるライブ(!)、演奏家も楽しいお話を交えてノリの良い演奏を披露。どんな雰囲気になるのか皆さん注目されていたのかあっと言う間に満席で沢山の方に入場をお断りするほどの人気振り。これも新しい甲府のコンクールの人気企画になるのでは・・・。 コンクール予選の結果は明日2日朝に発表、午後から本選の予定。また速報出す予定。乞うご期待!
最近のコメント