ニュルンベルグで楽器に酔う
3日、朝からニュルンベルグの街中を散策。広場にはマーケットが出ておりイースターの飾りなどの店をはじめ沢山の店が並び中々賑やか。日中は少し暖かくなり皆春の陽気を浴びながらのんびりショッピングの様子。
今日は質量ともに世界有数のチェンバロ・フォルテピアノのコレクションを持つゲルマン博物館へ。ズラリと並ぶ楽器陣にはやはり圧倒されます。触れないものの至近距離で見れるので銘器を時間を掛けてじっくり観察。コレクションの中でイタリアンとジャーマンの数は沢山ながらフレンチのチェンバロが全くないのが不思議。チェンバロの正統派はイタリアンからジャーマンへの流れだと言わんばかりかも(笑)
フォルテピアノもワルターが3台、グラーフが2台と贅沢なラインナップ。同じメーカーの楽器を比較するとまた勉強になります。膝レバーがない1790年のワルターなどにはビックリ(ダンパー、モデレーター共に手作業) モーツァルト時代は我々が思う以上にピアノはシンプルな機能だった様子。18世紀と19世紀のフォルテピアノのスタイルの違いを再認識。
まもなく(いつ?)日本に2台もコピー楽器が登場する予定のVaterのオリジナルもジックリ拝見。(ヨーロッパでは10年以上前にブームがあったモデルですが) 今回結構新たな発見ありました。コピー楽器と対面するのが楽しみ。
帰り際にミュージアムショップを冷やかすとCDコーナーの中に見覚えのあるジャケットが・・・。渡邊順生・崎川晶子両氏のデュオCDはここのフォルテピアノ2台を使っての録音でしたね。
銘器に囲まれて少々楽器酔いの気分になり気分転換にと今度は鉄道博物館を訪問。蒸気機関車から最新の列車までこれまたズラリと展示。注目はかのルードヴィッヒ王Ⅱ世とビスマルク宰相が使ったという特別客車(ナンと豪華な・・・)
« 聖金曜日はバッハと共に | トップページ | ドイツ最後はミュンヘンへ »
「チェンバロ」カテゴリの記事
- バッハの街ライプチヒへ(2024.12.04)
- ニュルンベルグ ゲルマン国立博物館(2024.12.03)
- 大トラブル!(2024.12.03)
- 老舗劇場公演(2024.12.01)
- パリ楽器博物館訪問(2024.11.30)
コメント