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2010年4月

2010年4月30日 (金)

2つの音楽祭!新潟&甲府

4 30日、まだ肌寒い新潟での音楽祭にチェンバロで出動。今日は私の楽器の出番は無くリハーサルの1日。この連休に日本各地で開催のこの音楽祭、どこもショパン特集ながら新潟だけは「ショパン&バロック」という組合せなので古楽系のコンサート中々充実しております。

22 メイン会場は溢れんばかりのお客様で大賑わい。やはりこの音楽祭は動員が凄い!会場では国内外の古楽関係者に沢山お会い出来て嬉しい限り。

25 音楽祭の掛け持ちとなった今日はリハ途中で応援部隊と交代し甲府へ移動。雪山を眺めながら信州路を快適にドライブ。(幸い連休の渋滞はここまで来ていない様子) 明日から始まる古楽コンクール(今年は旋律楽器と歌)の打ち合わせに滑り込みで参加。今年は国内外から54名もの参加があるようでコンクールは稀に見る激戦の様子。乞うご期待!

2010年4月29日 (木)

日替わり調整

1 29日、パリから半年振りに反対氏が来日、疲れも見せず早速スタジオでチェンバロのチェックとリハーサル。今回はジャーマン(東京)と白フレンチ(新潟)でリサイタルの予定。楽器改造魔で有名な反対氏、今回ジャーマンは前回のツァーで大よその彼の好みを把握していたのであまり大幅な改造は無くホッ。(彼に合わせて結構調整変えましたし・・・それでも多少はイジラレてしまいましたが) 初めて触る白フレンチはどれほど改造されるかと戦々恐々でしたが何とか最小限の調整で「OK」とのこと。相変わらず短時間で自分好みの調整にしてしまう技術には感心!(もう別の楽器になってます) どんな音色になっているかはコンサートをお楽しみに。 

2010年4月28日 (水)

甲府古楽コンクールまもなく!

10 28日、甲府で5月1・2日開催の第24回古楽コンクール、日が迫ってきております。周辺ではコンクール参加者のリハーサル(ご近所のお仲間のお店が賑やかのようですが)や受賞記念コンサート(これはウチのチェンバロ2台出動)の準備でボルテージ上昇中。今回のコンクールは旋律楽器と歌、どうやら国内外から50人以上もの参加者があるようでまれに見る激戦の様子。わざわざ来日する外人組も多いとのこと。今年は聴き応えありそうですよ。コンクールのもうひとつの注目は会場が新しくなったこと。特にコンクールと受賞記念コンサートは大正15年建築という歴史的洋館で開催、今までの近代的なホールと違い古楽器に適した音響ではと期待しております。他にジャズのライブハウスや古い芝居小屋での古楽コンサートなど新鮮な企画が用意されている様子。御馴染みの楽器展示会もあります。ゴールデンウィークは甲府で古楽三昧の日々はいかがですか?

2010年4月27日 (火)

紅白フレンチ

2 27日、まもなく出番の3台のチェンバロのご機嫌伺いとリハーサル。ジャーマンと紅(仏壇)フレンチ、白フレンチと3台を並べて弾き比べ。今度の古楽コンクールの受賞記念コンサートでは御馴染みジャーマンと仏壇フレンチのコンビが登場予定。折角白フレンチ(新潟での公演で使用予定)もあるのでモノは試しと紅白フレンチ初の共演を試すも2台の相性が予想以上に良く持主もビックリ。演奏家とは「それでは甲府の本番で3台使っちゃおうか?」とアブナイ相談も・・・。誰か紅白フレンチでのコンサートやりませんか?

2010年4月26日 (月)

まもなく

13 26日、まもなくに迫ってきた古楽コンクール山梨(今年は国内外から参加者が多く活気ある様子)と有楽町某音楽祭(新潟にも出向くのですが)の準備でバタバタの1日。ここしばらくは天気が良いながら気温がまだ上がりきらず温度湿度管理のさじ加減が中々微妙・・・。除湿器と加湿器まだまだ併用の日々続くようです。

2010年4月25日 (日)

アキバな1日

3 25日、今日は秋葉原の教会でのバッハのカンタータのコンサートにオルガンで出動。朝楽器を搬入後調律まで4時間ほど空き時間が出来たので周辺をノンビリ散策。まだ電気屋街は開いていないのでまずは神田明神へ。お御堂の色彩豊かな装飾に驚嘆。今年5月には平将門命奉斎700年を奉祝して大神輿渡御が盛大に行われるとのこと。(まだ見た事が無いのですよ) 

18 続いてお隣湯島聖堂も訪問。ちょうど今日は100年も続くという「孔子祭」が行われており興味深い儀式の真最中。お隣の和のカラフルさとは違う重厚なモノトーンの建物や自然溢れる庭園が興味深い。

22 昼前には電気屋街がそろそろオープン、久々にオーディオ屋やCD屋をアチコチ巡るも「当世アキバ族」御用達の店にほとんど駆逐されており減少具合にはビックリ。古楽系CDの品揃えが良かった石丸のCDコーナーも普通の店になっておりガッカリ。昔の品揃え豊富ながらゴチャゴチャした店舗が懐かしい・・・。(あまり散財せずに済んだので実はありがたかったのですが)

29 バッハのカンタータ全曲演奏を目指すグループの公演、今日は4曲のカンタータを満員のお客様の前で演奏。本来はもう暖かな時期のはずが晴天なのに建物内はまだ寒く暖房を入れる羽目に・・・。オルガンの調律には変化を読みにくい厄介なお天気でした。(幸い読みはピタリで助かりましたが)

34 今日のアキバ散策での唯一の買物はこのクリップ式の譜面灯。電池式で軽量、明るいLED灯が2個1組で双頭のスグレモノ。

2010年4月24日 (土)

またも16fチェンバロに遭遇

24 24日、所用で出た池袋で久々にCD屋訪問。新譜コーナーで見つけたのがAシュタイアーの「GoldbergVariationen」。今回も彼の16fチェンバロ(Hassのコピー)での演奏。彼らしいシャープな演奏の中で16fは控えめな使い方ながらココ一番の「ドスン」という迫力の重低音はやはり新鮮!16f付きのチェンバロは何故か8fの響きも非常にダイナミック、このCDでその音色の違いをお確かめあれ! 彼のインタビューと噂の16fチェンバロでの演奏風景(自宅?)やコンサート風景(こちらは普通のジャーマンですね、多分最近評判のGriewischか?))も少し見れるDVDも付いてお得なCDです。彼の素晴らしいGoldbergVariationenの演奏は来年2月に日本でも聴ける予定。(静岡・松本・トッパンhで公演あり) 

2010年4月23日 (金)

2010春 欧州楽器探訪レポート その5 「現代のチェンバロ」

59 23日、2010春 欧州楽器探訪レポート・その5 は「現代のチェンバロ」。 今回の旅は出来るだけ多くのオリジナル楽器に触れることを主眼としたため、現代の製作家のチェンバロはあまり沢山は見れなかったのですが(夏のブルージュ音楽祭の展示会でまた沢山見れるでしょう)、数は少ないながら中々意欲的で素晴らしい楽器に出会うことが出来ました。今日は写真でお楽しみください。

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52 見事な装飾のお蔭でこのメーカーのカタログにも掲載されてました。

107 これは奥にあるオリジナルのルッカースのフルコピー。手本を見ながら模写出来たのか本物ソックリの装飾が見事。(脚は手抜き?) でも並べて展示するとは勇気あるかも・・・。

73 鍵盤の手前の面に人面が・・・。

92

2010年4月22日 (木)

2010春 欧州楽器探訪レポート その4 「モダンチェンバロ」

12 22日、2010春 欧州楽器探訪レポート・その3は 「モダンチェンバロ」。古楽が音楽界で認知された現代では前時代の遺物扱いとなっているモダンチェンバロ。大半の方が「ランドフスカが20世紀初頭にチェンバロ復興のためにピアノメーカーに依頼して作った楽器ながらオリジナル楽器を詳しく研究せず勝手に創作したチェンバロ」と思われているのでは? 古楽復興の息吹はいつ?という問題は実は中々厄介で、1850年代の万国博覧会でもう古楽復興運動は始まったようですし、メンデルスゾーンの「マタイ」復活演奏も古楽復興と言えるかも。

18 チェンバロ復興運動となると、1890年前後に大きな動きがあった様子。この2枚の写真は最古の近代コピー楽器という1889年パリのLouis Tomasini作のチェンバロ。外装・構造ともに驚くほどヒストリカルに忠実。120年前にもう復元楽器が作られていたとは驚き!

20 1890年頃にはエラールやプレイエル、ガヴォーなどのフランスのピアノメーカーも次々にヒストリカルモデルを少々アレンジした楽器を次々製作していた様子。最初はまだペダルが無い楽器もあった様子。

26 これも1889年のプレイエルのチェンバロ。Tomasiniと同じ時代ながらバロック調の豪華な装飾と共に複雑なペダルが装備されてます。

28 有名なランドフスカモデルのプレイエルは1912年の登場、その数十年前から様々な近代的なチェンバロが作られていた様子。1879年生まれ、1903年チェンバロ奏者としてデビューしたWランドフスカの登場以前に相当活発なチェンバロ復興運動が起こっていたのが判ったのも今回の大きな収穫。

2010年4月21日 (水)

2010春 欧州楽器探訪レポート その3 「バッハチェンバロ」

96 21日、2010春 欧州楽器探訪レポート・その3は「バッハチェンバロ」。ちょうどベルリンの楽器博物館で「バッハチェンバロ」をメインとした企画展を準備中で特別に開催前にその展示楽器を拝見。チューリンゲンの製作家・ハラスの作と思われるバッハ所有のチェンバロとして有名なこの無骨な楽器。

139 現在は残念ながら弦は外され演奏不可能な状態、しかも何度も改造されたようで外装も最初の面影は全く無く一見無残な状態か。それでも16fの弦が張られていた形跡あり。(一時期はこれも後世の改造だと言われてましたが果たしてどうなのか) 博物館はどうも最初から16fがあったと推測しているようですが。

156 この楽器が近代チェンバロ復興運動でいかに影響を与えたかを検証するのが今回の企画の趣旨の様子。モダンチェンバロといわれる20世紀前半のチェンバロは皆16fを装着しているのもこの楽器の影響が大きかったのでは。(チェンバロ復興運動の最初は16f無しの18世紀モデルの復元もあった様子ですが)

157 何よりも驚いたのがヒルトリカルチェンバロ復興の元祖スコブロネック氏の記念すべき第1号のチェンバロ(1953/4年作)がこのバッハチェンバロのコピーだった!中央の御馴染み手裏剣マークを見ればその手本が判るというもの。1号機にもちゃんと16fが付いておりました。

141 初期(ランドフスカ以前)のモダンチェンバロはまだ脚ペダルや鉄骨が無く比較的バッハチェンバロの面影を残しているのも興味深い。

143 展示されていた16fチェンバロの中でこれには笑いました。「カラヤンチェンバロ」 20世紀のカリスマ指揮者愛用のチェンバロはナンとアンプスピーカー内臓、各レジスター専用のボリュームつまみが装着のハイテク楽器でした。これもカラヤンサーカス?

28 16fチェンバロが多くの方に知れ渡ったのは何と言ってもこのプレイエルのランドフスカモデル。沢山の脚ペダル、鉄骨で補強された強靭なボディーなどはヒストリカルからは程遠い存在と思っていたものの、その源流がバッハチェンバロだったというのも今回の旅の大きな収穫。そのモダンチェンバロの歴史は明日特集の予定。

2010年4月20日 (火)

2010春 欧州楽器探訪レポート その2 「16f付きチェンバロの復活」

6 20日、欧州楽器探訪レポート・その2は「16f付きチェンバロの復活」 今までバッハも所有していたという話はあるものの、実際にお目に掛かる事が無かった16fチェンバロ、今回は復元楽器を6台も拝見、2つのコンサートでその迫力ある音色を聴くことが出来た次第。最近はこの幻の楽器も再評価されているのか製作家も積極的に作っている様子。

105 現存する16fチェンバロと言えばブリュッセルにあるHassの楽器がまず有名では。(Rプヤーナが所有の3段鍵盤のHassは今どこにあるのでしょうか?) 何故か長い間チェンバロの歴史の中では異端児扱いだった16fチェンバロ。近年ヒストリカルタイプの楽器が少しづつ登場しておりました。私は2000年にライプチヒのゲバントハウスホール所有のオランダ製の楽器をコンサートで調律しましたし(何故ホールがこんな楽器を持つのか驚きましたが)、名手Aシュタイア氏は自己のフランス製の楽器で演奏や録音活動をしてます。日本でも高橋辰郎氏作の3段鍵盤の楽器が活躍中(1990年作!と時代の先取りでしたね)。

58 ハンブルグで積極的に16fチェンバロを製作中のM・KRAMER氏の工房では16・8・8・8fの2段鍵盤イタリアンというユニークなモデルを拝見。 歯切れの良い音色は弾き振り楽器には最適と人気だとか。KRAMER氏はもう10台以上も16fチェンバロを製作とか。日本ではいわきアリオスにも彼の豪華な16fチェンバロ入ってますね。

92 ただ16fチェンバロは巨大で重量もヘビー級。私が見たハンブルグでのコンサートでは素人のお手伝いと2人で道具も無しにヒョイヒョイと簡単に運んでましたが日本では無理だなあ・・・。でもAシュタイア氏の楽器はヨーロッパ人でも音を上げるほど重いのだとか。

155  ベルリンの楽器博物館ではちょうどバッハ所有と伝えられている16f付き「バッハチェンバロ」がテーマの企画展を準備中で、2種類の16fチェンバロの復元モデルを拝見。バッハチェンバロは弦も外された状態でその音色を確かめることは出来ないものの100年以上に渡り多くの製作家に影響を与えた重要なモデルだった様子。それにしてもナンとも素っ気無い姿では。

135 今回のために復元された(?)16fチェンバロ、1台はバッハチェンバロを参考にしたモデル(ザクセン風と言うべきか)、もう1台はハンブルグ系のモデル。16fの楽器の流派の違いを実際に聞き比べられるとは贅沢な企画。力が入っている企画展なのか館長直々に解説いただき感謝(鍵盤楽器がご専門だとか)。

151 16fチェンバロの復元楽器として驚いたのはヒストリカルチェンバロ復興の元祖、名工スコブロネック氏の第1号はナンと16fチェンバロ。そのお話は次回に詳しく。それでも彼の楽器がもう博物館の所蔵品になっていることには驚きました。20世紀後半の古楽復興運動の中でほとんど忘れられていた16fチェンバロがここ最近再び注目されて来ていることを確認出来たのは大きな収穫。「レオンハルトが長い間16fチェンバロには否定的で(今でも?)皆関心を示してくれなかったので、最近の関心の高まりは非常に嬉しい!」と某製作家が本音を漏らしておりました。

2010年4月19日 (月)

2010春 欧州楽器探訪レポート その1 「ハンブルグのチェンバロ製作家」

30 19日、今日から先日のドイツスイスフランス楽器探訪旅行のレポートを少しづつ掲載します。その1は「ハンブルグのチェンバロ製作家」 今回日本を出発しまず到着したのはドイツの北の港町ハンブルグ。ここには2つの博物館に沢山のチェンバロ・フォルテピアノが展示。ハンブルグの製作家の代表として有名なC・Zellのチェンバロは今回残念ながら表に展示されておらず未見(最近はガードが固く中々見れないとの噂) 

10 しかしZellの師匠にあたるFleischerの楽器を2台見ることが出来、その装飾の豪華さと芯のあるクリアな音色の素晴らしさには圧倒されました。ハンブルグ博物館の楽器はCD録音にも使われていましたのでその状態の良さが伺えます。ベルリン楽器博物館の楽器も状態は良く製作家のレベルの高さを実感出来ました。(フタが紛失しているのが残念、さぞかし凄い装飾だったのでしょうね)

9 同じハンブルグの製作家のHassも素晴らしい装飾と木工の製作家。これはベルリン楽器博物館のクラヴィコード。この製作家は鍵盤を始め各所の凝りようが尋常では無い。 ハンブルグ博物館のクラヴィコードも装飾が素晴らしい。

105 Hassの楽器で有名なのはブリュッセルの楽器博物館にある16f付きの大型チェンバロでは。ハンブルグの製作家達も当時から積極的に16f付きの大型チェンバロを製作していた様子。(ほとんど現存していないのですが) バッハも所有していたという16fチェンバロ、300年前は結構ドイツ圏で流行のモデルだった様子。

36 ハンブルグの工芸博物館にある16fチェンバロのフタ。(本体は紛失しているものの多分Zell作ではないかとの推測あり) 今回バロック時代のハンブルグの楽器製作家のレベルの高さを改めて実感。当時のドイツ語圏の中ではチェンバロ製作の有力ななエリアだったのだと再認識。ドイツと言えばバッハ関連のエリアに目が行き勝ちながら北の港町にも注目あれ。

2010年4月18日 (日)

北陸は春日和

Photo 18日、早朝神戸を出発し北陸へ。こちらはどこぞの地方が雪で大騒ぎが嘘のような春の陽気。いつもは北陸が雪で困るのに今日は逆。

6今日の任務は富山でチェンバロを積んで金沢へお届け。昼に時間が空いたので早速金沢の台所・近江町の魚市場をヒヤカシに。

5 市場は近代的なビルに新装してから週末はますます観光客が押し寄せ大賑わいの様子。お蔭でどこの食いモン屋も大行列でゆっくり飯にありつけずテイクアウトの海鮮丼をベンチで頂く羽目に・・・。

14 ドイツ製のヘビー級のチェンバロを3人掛かりで苦労しながら階段上げ。もう数センチ楽器が太っちょなら上がらなかったのでは?というほどのキワドサながら何とか無事作業完了。

15 金沢で仕事を終え信州経由で東京に帰還。途中桜がまだ見頃のところもあり遅まきながら夜桜の花見。帰宅途中に「もしかして今まだヨーロッパですか?」との心配のお電話あり。(私はキワドク帰国できましたが) 欧州の火山爆発の混乱はまだまだ続くようですね。ウチの業界でもそろそろ被害例出てきているようです。まもなくの有楽町音楽祭、演奏家の来日は大丈夫?

2010年4月17日 (土)

神戸は春の陽気

2 17日、今日は神戸周辺に出動。朝ニュースで東京の雪模様を知るも神戸は春の陽気でポカポカ。1日違いで季節外れの雪に遭遇せず助かった! ヨーロッパの火山灰による空路大混乱も数日早く帰国したのでこれまたセーフ。2月のハマのオペラでの大津波による公演中止の危機といい今年は滅多に無いトラブルとのニアミス多し!(何故?)

3 夕方仕事終了後に久々に神戸の南京街周辺へ寄り道。大のご贔屓のレコード屋で古川ロッパの復刻CD(SPでは持っているのですが)、オールドタイムジャズ数種、イギリス人が選曲した日本紹介CD(アイヌ、河内音頭、沖縄、雅楽、演歌とナンとも凄いラインナップ)など。これまたご贔屓の本屋でオーディオマニア紹介本と米人による日本ジャズ喫茶論の本など購入。観光名所の南京街、相変わらず大混雑、行列の出来る食いモン系露店多し(地元民は絶対買わないけど)。今回は神戸の食堂どこにも行けず残念。 

2010年4月16日 (金)

新トンネルは渋滞の名所に・・・

Photo 16日、4月桜はもう散ってしまったのに何故寒い?スタジオの湿度も真冬並みに低下してしまい慌てて除湿器を止めて加湿器再稼動。明日も雪の予報・・・。暖かい春はいつ来るの?とボヤキ出てます。今日は開通後初めて首都高山手トンネルで渋谷線経由で東名へ。噂のらせんトンネルの手前から大渋滞で完成前の下道よりも時間が掛かる!これは深夜しか有り難味が無い路線かも。フランスの高速のように140kmで飛ばせず80~100kmでゆっくり神戸へ移動。燃費は良いものの時間節約にはアチラのようにブッ飛ばしたいもの。

2010年4月15日 (木)

濃厚なイタリア音楽が詰まっております

1 15日、湖畔のホールでの録音も今日が最終日。外は急に冬に戻ったような寒さながらホール内は相変わらずチェンバロには理想的な環境をキープ、今回は本当に楽器も含めて皆さんご機嫌でした。いつもは制限時間ギリギリまで終わらない録音セッションも明るい内に余裕で終了。リコーダー・ヴァイオリン、チェロ、チェンバロというアンサンブルでのナンとも濃厚な300年前のイタリア音楽を収録することが出来た様子。CD発売お楽しみに! この3日間の録音での真剣勝負で目が覚めたのかチビイタリアンは上々の鳴りっぷり。その見事な楽器コントロールに惚れこみ今回演奏のSさんにしばらく調教をお願いすることに。

2010年4月14日 (水)

録音日和

3 14日、桜の見頃は終わったもののノドカな湖畔を眺めながら今日も録音の1日。この時期は1年の内でも滅多にない冷房も暖房も不要というチェンバロ調律師にとってはありがたい季節。1日温度が全く変化しないので楽器のご機嫌の良いこと!(リコーダーも上々のコンディションとか) ところが明日は一転富士山麓は雪降るかも?との天気予報が・・・(今日のニュースで北海道の吹雪の様子出てましたね) 理想の録音環境は今日までか?

2010年4月13日 (火)

チビイタリアンCD録音初参戦

7 13日、帰国後最初の外仕事は東京郊外のホールへ。御歳50歳を越えるスコブロネックのチビイタリアン爺のCD録音初参戦。今回は弟分のスコブロネックのデカイタリアンと争った兄貴(爺さん?)が見事指名争いを勝利。その貫禄の音色はまもなくCDでお聴きいただけます。リコーダー中心のアンサンブルで熱い!イタリア音楽を収録中、ご期待ください。

2010年4月12日 (月)

ヨーロッパ的な耳

Photo 12日、帰国後津波のように押し寄せる雑務と今後の予定の組み直しで少々へばり気味(ただの時差ボケか?)。 午後やっと自分のチェンバロの久々のご機嫌伺い。短い期間ながらヨーロッパの音に慣れ親しんだ自分の耳と指がわが楽器をどう感じるか・・・、これが今回の旅の収穫を確認するための重要な儀式となった次第。結果は満足感と違和感が半々といったところ。早速問題を感じた箇所を大幅に修正。チェンバロでもオーディオでも実に音楽的に鳴ってしまうあちらの空間と空気の存在と、日本的な響きも考慮しないと「理想の音色」には中々近づけないこちらの現実の違いを改めて痛感。(その差は限りなく大きい!) 

2010年4月11日 (日)

帰国しました

42 11日、無事日本に戻ってまいりました。成田に着いた途端に生暖かい湿気を含んだ風を感じ「ここはやっぱりアジア!」ということを再確認。重たい荷物を引きずって2週間振りに帰宅。時差ボケの頭でまず考えたことは「最初にナニ食べよう・・・」(笑) 昨日までは「肉、ジャガイモ、ソーセージ」とどれも旨いながら日本人には少々「脂負け」しそうな濃い味ばかり・・・。

9 しばらく旅の後始末をしつつ我が身がナニを食べたがっているか様子を見ていると、「熱い汁と麺を盛大に音を立ててススりたい!」という欲望がフツフツと起こり、早速ご近所のご贔屓のラーメン屋に飛び込み「ズズ~」。寒い時にはこれに限る! 今朝のハンブルグは3℃という寒さだとか。(冬に戻ったのか?) あちらでもラーメンか蕎麦のような「ススリ系(笑)」の食べ物ってあるのでしょうか?

2010年4月10日 (土)

まもなく帰国

87 10日、ドイツ・スイス・フランスと2週間に渡り楽器を訪ね回った旅も無事終了。今回は9つの博物館、2つの工房を訪問する事が出来、数多くのチェンバロ・フォルテピアノに接することが出来ました。今回の充実した旅にご協力いただいたすべての方に感謝! 今日ミュンヘンから帰国いたします。色々楽しい土産話お楽しみに。

2010年4月 9日 (金)

スイス最終日

Menzberg1004_6 9日、スイスの山奥はまだまだ寒い(5℃とか) 山の景色がどこを見ても美しく山歩きが楽しい。(今日は生憎お天気悪く雲ばかりでしたが) 

P_16 今回の楽器探訪の旅の最後はフランス製の19世紀初頭のスクエアピアノ。洒落たアンサンブル用の譜面台セットが素敵な楽器。200年前の楽器が個人のお宅で日常的に使われているというのは日本では考えられないなあ。羨ましい限り。

2010年4月 8日 (木)

C・クラーク工房訪問

C_6 8日、スイスの山奥での2日目。渓谷に響くノドカな牛や羊の鳴き声を聞きながら朝から山の尾根道をノンビリ散策。ここはこんなところで余生を暮らしてみたい!と思える天国に近い(標高1100m!)素晴らしいところ。

C_19 今日はフランスの片田舎のフォルテピアノ工房を訪ねてスイスから車で往復1000kmを日帰りで爆走。(国際免許の無い私は助手でしたが) こちらの高速道路は最高速度が130kmと乗用車は皆早い! (日本から持ってきたカーナビ結構役に立ってます) 工房はフランス東部の田舎の歴史ある町(築1100年という教会があり観光客も多い様子)に近い農村地帯。

C_58 5時間掛けてやっとC・クラーク氏の工房に到着。今回は現在製作中のフォルテピアノを依頼主とご一緒に見学。(もう数年も完成が遅れているとのこと・・・ どうして優秀な製作家は皆こうなんだろう) お目当てのピアノはまだ弦は張られておらず残念ながら音は聴けなかったもののその素晴らしい木工技術とコダワリの作風をジックリ拝見。彼とは16年前のアントワープでのフォルテピアノフェスティバルでお会いしたことがあるので申し上げると「あなたのことは憶えてますよ」(本当?) 製作中の楽器の他にオリジナルのフォルテピアノも修復中、次の作品も響板まで張られてスタンバイ中。(同時に数台の作業を平行して進行している様子。これだから中々完成しないはずだ・・・) あと数台で新品製作は終了とのこと、彼ほどの技術を持った製作家は他にいないだけにナンとも勿体無い!帰りも500kmを爆走し深夜やっとスイスの山奥に帰還。

2010年4月 7日 (水)

雪山に囲まれて

61 7日、スイス3日目。チューリッヒで演奏家のお宅で楽器談義から始まり、ベルンのモダンな美術館訪問(300席の素晴らしいコンサートホールも併設)、最後はルツェルンの山間部を訪問。遠くに見える雪山は2000m~3000m級というヨーロッパ有数の山岳地帯。今日だけでスイスの色々な顔に触れられた楽しい1日。

41 今日の宿泊は標高1100mにある山荘風ホテル。近くの村落ではこのようなノドカな田舎の風景が・・・。(雪の季節は厳しいようですが) 

                                                      81 最後は山奥のお宅に楽器見学で訪問、1810年代の6オクターブ半のフランス製のスクエアピアノの上に立っていた愉快な人形。その素材に注目あれ。

2010年4月 6日 (火)

コルマールのルッカース

27 6日、スイスから国境を越えてフランスのコルマールを訪問。今日はここのミュージアムにある有名なルッカースを拝見。録音などに大活躍の極上のオリジナルチェンバロを弾かせてもらえるとあって大興奮の1日。

9 ミュージアム訪問前にまずは腹ごしらえとアルザスの料理でランチ。フランスはもう春本番の陽気でTシャツの観光客もチラホラ(スイスは昨日まで寒かったのに・・・) 食事中楽器の管理役のストラスブールのアリーン先生と嬉しい久々の再会(北とぴあのオペラでご一緒でした)。我々の訪問のために忙しい中コルマールまで来ていただいたとのことで感謝!

48 楽器にご対面するとアリーン先生が「最近調律してないのよ」とのことでこの銘器を急遽私が調律することに。(アリガタヤ!) 普段はA=398~400で維持しているとのことで正にオリジナルバロックピッチの音を体験。少々癖のある楽器ながら調律しながら楽器と対話出来る至福の一時。(弦を切らないかヒヤヒヤしながらの作業でしたが)

ここのルッカースはやはり多くの演奏家が録音で使うだけあってすべてに渡り本当に素晴らしい!その芯のあるストレートな音色、ふくよかな鳴りっぷり、旋律をしっかり支える太い中低音とどれも今まで見たオリジナルの中でも最上級クラス。

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オリジナルのルッカースから数度の改造を経て、かのマルキ・ド・サドのファミリーも所有していたという数奇の歴史を持つ楽器にジックリ触れることが出来たことは今回の大きな収穫となった次第。この銘器、オリジナル楽器の持つ魅力もさることながら修復・調整のクラーク氏の功績も大きいのでは。

2010年4月 5日 (月)

チューリッヒで楽器談義

4 5日、昨夜スイスのチューリッヒに到着、今朝はノンビリ市内を散策。山に囲まれた湖畔の美しい街並(雪山も眺め良し!)はやはりスイスならではの風情。街中に坂道が多いのも神戸人には嬉しい景色。(ただし物価は高そう)

18 チューリッヒは市内の交通機関でトラムとバスに混じって懐かしいトロリーバス(私は子供の頃に大阪で良く利用したのですが)が未だに大活躍の様子。パンタグラフ付きのバスと言えば判るかな?

71 今日は「チューリッヒのNAOKI氏」のお宅を訪問。所有の楽器を拝見するも独・伊英合作・蘭と国際色豊かなコレクションがどれも素晴らしい。その中で日本でも御馴染みの某製作家の初期の作品を見つけビックリ。(今とエラク作風が違うような・・・) ヨーロッパのチェンバロ事情も伺うも日本には届いていないお話が多し。

2010年4月 4日 (日)

ドイツ最後はミュンヘンへ

161 4日、ドイツ最後の楽器巡りの旅はミュンヘンの2つの博物館へ。まずはドイツ博物館。ここは総合博物館として人気の様子で朝から大行列。(他のジャンルも興味深し) ここの楽器は一部はデモンストレーターが試演してくれるので音色は聴けますし(凄いタッチでしたが・・・)、強引に頼み込めば何台か弾かせてもらうことにも成功。ただあまり状態は良くない様子なのが残念(台数はそこそこあるのですが)

8 次にバイエルン博物館へ。こちらは数は少ないもののフォルテピアノが粒揃い。ただ解説も判り難く銘器エムシュを展示していてもほとんど気が付かないのはこれまた残念。(ミュンヘンでは古楽はまだまだマイナーな存在だからねとは知り合いの解説) ただ地元の名工L・デュルケンの楽器を見れたのはありがたい。

53 ミュンヘンでの楽器探訪終了後はドイツを脱出しスイスへ移動。列車からの夕日を眺めながらのノンビリ旅(4時間も掛かったのですが) スイスも寒い。

2010年4月 3日 (土)

ニュルンベルグで楽器に酔う

37 3日、朝からニュルンベルグの街中を散策。広場にはマーケットが出ておりイースターの飾りなどの店をはじめ沢山の店が並び中々賑やか。日中は少し暖かくなり皆春の陽気を浴びながらのんびりショッピングの様子。

4 今日は質量ともに世界有数のチェンバロ・フォルテピアノのコレクションを持つゲルマン博物館へ。ズラリと並ぶ楽器陣にはやはり圧倒されます。触れないものの至近距離で見れるので銘器を時間を掛けてじっくり観察。コレクションの中でイタリアンとジャーマンの数は沢山ながらフレンチのチェンバロが全くないのが不思議。チェンバロの正統派はイタリアンからジャーマンへの流れだと言わんばかりかも(笑) 

188 フォルテピアノもワルターが3台、グラーフが2台と贅沢なラインナップ。同じメーカーの楽器を比較するとまた勉強になります。膝レバーがない1790年のワルターなどにはビックリ(ダンパー、モデレーター共に手作業) モーツァルト時代は我々が思う以上にピアノはシンプルな機能だった様子。18世紀と19世紀のフォルテピアノのスタイルの違いを再認識。

53 まもなく(いつ?)日本に2台もコピー楽器が登場する予定のVaterのオリジナルもジックリ拝見。(ヨーロッパでは10年以上前にブームがあったモデルですが) 今回結構新たな発見ありました。コピー楽器と対面するのが楽しみ。

217 帰り際にミュージアムショップを冷やかすとCDコーナーの中に見覚えのあるジャケットが・・・。渡邊順生・崎川晶子両氏のデュオCDはここのフォルテピアノ2台を使っての録音でしたね。

57 銘器に囲まれて少々楽器酔いの気分になり気分転換にと今度は鉄道博物館を訪問。蒸気機関車から最新の列車までこれまたズラリと展示。注目はかのルードヴィッヒ王Ⅱ世とビスマルク宰相が使ったという特別客車(ナンと豪華な・・・) 

2010年4月 2日 (金)

聖金曜日はバッハと共に

1 2日、聖金曜日とあってライプチヒの街は人影少なくヒッソリ。久々の快晴ながら乾燥しているのかまだまだ寒い1日。先日まで滞在したハンブルグでは4月に雪が降ったとのこと。こちらはまだ春は遠いのか。

5 今日は朝からニコライ教会の礼拝に参加。初めて体験するバッハゆかりの教会の合唱団とパイプオルガンの響きに圧倒された至福の一時。その美しい歌声からは合唱団の人数も判らないほど完璧なハーモニー(結構大人数だったのに数人づつと思えた程)。オルガンと合唱のバランスの素晴らしさ。立体感のあるオルガンの音色、どれも驚きの連続でした。この教会の響きはやはり格別では。

13 続いてトーマス教会の礼拝も少し離れて拝見。こちらはオルガンがいかにも大聖堂で鳴っているという予想通りの響き。これもまた荘厳で良いのですが私にはニコライ教会の響きは特別でした。聖金曜日にバッハの音楽をゆかりの教会での演奏で聴けたのは今回の旅の大きな収穫。夜ニュルンベルグに移動しホテルでTVを見ているとやはり聖金曜日とあって「マタイ受難曲」を放映中。しかし何故かドイツなのにヘレヴェッへ率いるベルギー勢の演奏でした。(画面にマルセル、タカさん、ロビンなど御馴染みの顔が・・・)

2010年4月 1日 (木)

Bach詣

13 1日、やっと晴天になるもドイツはまだまだ寒い。今日はベルリンからライプチヒへ移動。東西ドイツ統合直後に来た時はライプチヒ駅周辺はまだまだ東ドイツの色合いが強く残っていたものの、今や広大なショッピング街を備えたオシャレな駅に変身しておりビックリ。早速街にくり出しまずはニコライ教会を訪問。ここは06年のBCJヨーロッパツァーの際に調律を担当した思い出深い場所、舞台が狭くオケを並べるのが大変だったり、演奏途中に停電しオルガンが鳴らなくなったり(ラジオの生中継あったのですが)と苦労は多かったのですが、やはりバッハと同じ場所で演奏したということには感激でした。

44 続いてトーマス教会へ。今回で私は4回目のバッハの墓参り。相変わらず教会前のバッハグッズショップは繁盛の様子。向かいのバッハ博物館はこの3月にリニュアルオープンしたばかり。ハイテクを駆使したモダンな展示に変身しておりました。

30 続いて楽器博物館を訪問。ここは貴重な楽器は多いもののガラス越しにしか眺められないのが残念。一番の目玉楽器はやはり最古のピアノを筆頭にクリストフォリの楽器陣。あざやかなシノワズリの装飾が素晴らしい!

135 フォルテピアノもシュタインやシュトライヒャなど貴重な楽器が並ぶものの皆フタが閉まっておりほとんど観察出来ない・・・。ベルリンのオープンさに比べるとナンとも閉鎖的な展示なこと。

78 ここの博物館の密かな目玉楽器は最近話題のスパラのオリジナル。現存する唯一の楽器だったのでは?バッハ博物館でもスパラについての解説があったので最近はその存在に注目されている様子。

149 こちらでも20世紀の古楽復興運動を記念するコーナーを発見。ドイツでは1930年頃に古楽器の復元が熱心に行われていたとのこと。

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