スイスのダイナマイトコンビに脱帽!
2日、Mシュテーガー(R)と北谷直樹(Cem)のスイスのダイナマイトコンビの日本初公演。当初は18世紀イタリアンとジャーマン2段の2台のチェンバロを予定するも、奏者の「この楽器気に入った!」との一言で急遽ウチの新入り17世紀チビイタリアンも参加し合計3台のチェンバロがズラリと並ぶ豪勢な舞台に。実はチビイタリアンの初舞台の上に兄弟楽器初揃い踏みになった次第。雨の中のタイトなチェンバロ3台調律と調律師にはどんな修羅場になるかと心配したものの、照明の熱と湿気が上手く相殺したようで本番でも調律は安定しホッ。最近は演奏家はチューナーですぐにピッチをチェックしてくるし・・・。IPHONEなんていうチューナー内蔵の携帯電話なんて出現する時代は正しく調律師泣かせ。
片や初来日のシュテーガー氏も9本のリコーダーを駆使しての超絶技巧の演奏を披露。その超ハイテンションでカラフルな演奏はまさ21世紀スタイルなのか?
踊るようにリコーダーを操るシュテーガー氏も凄かったがキャラクターの違う3台のチェンバロを曲に合せて自由自在にコントロールする北谷氏の豪腕振りにも脱帽!相変わらずチケット発売数日で完売という人気ホールでの公演なので見逃した方が多かったのでは? 4日に兵庫でもこのコンビの公演あり、関西の古楽ファンは是非お聴き逃しなく!(頑張ってチェンバロ3台持って行きます!)
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