51歳のチェンバロ
2日、今日は新入りながら実はウチで一番高齢のイタリアンチェンバロの調整作業。1958年作(今年で51歳!)という現代ヒストリカルチェンバロ復興運動の最初期の楽器ながらまだまだ現役バリバリの鳴りっぷり。ウチの古株の兄弟楽器のイタリアン(こちらは1980年作でまだ29歳の若造か?)と作風はほとんど変わらないのがある意味凄い!生みの親であるブレーメンの老製作家(もう82歳だ)がヒストリカルチェンバロを作り始めた1950年代にもう製作技術を完成させてしまい現在までほとんど作風を変えずに作り続けているのには脱帽。(この方式はちょっとマズイんでないの?という箇所も全く改善せずに数十年・・・という部分もありますがまあ仕方無いか(笑)) まだまだウチ流に調整中ながらまもなくデビューの予定。10月6日近江楽堂で北谷直樹(Cem fromスイス)+平崎真弓(Vn 前回のブルージュコンクール入賞)のデュオコンサート、1958年作の17世紀モデルと1980年作の18世紀モデルの2台のスコブロネック製のイタリアンが登場の予定。
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