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2009年8月

2009年8月31日 (月)

台風接近の中、定食屋で遭難

1 31日、選挙や祭りの次は秋の風物詩「台風」接近。荒れ模様の天気の中、ランチに外出先で見つけた定食屋でトンカツ。注文するとすぐに「コレを先にドウゾ」とおでん盛合わせが登場。コリャ親切な店だと思って待っていると、ナンとトンカツ3枚・ウドン・大盛飯(少なめと言ったのに・・・)・味噌汁・漬物・食後ドリンクとトンでもないボリュームの品々が運ばれてきて驚愕。(ここは何でも大盛で有名な店だったそうです、値段は普通なのに) いつもは目の前の料理を残すのは「モッタイナイ」と無理をしても完食するのに、さすがに今日は「身体の危険」を感じて盛大に残す羽目に・・・。大食い業界用語では「遭難」状態(笑)。イヤ参りました。スタジオに戻り秋のシーズンを控えた楽器達のご機嫌伺い。この荒天の中でもスタジオで湿度40%台を維持しているお蔭か1ケ月振りにフタを空けたチェンバロもピッチ・調律もビクとも動かずご機嫌良好、都留でタップリ湿気を吸い込んできたフォルテピアノも何とか水抜き効果でご機嫌が戻ってきた様子。秋に向けて準備万端です。

2009年8月30日 (日)

夏の終わり

23 30日、今日から平常営業です。・・・と言いながら出先では夏の終わりを告げる御神輿に遭遇。政界俗界共にお祭りで盛り上がる1日。

2009年8月29日 (土)

松本散策

39 29日、まだ暑さ残る松本を散策。まずはここ!とお城訪問。どこから眺めても見栄えする名城だと改めて感心。

46 次は近所の凝った建築の元尋常小学校へ。西洋文化導入時の東西文化の不思議な混ざり具合が楽しい装飾があちこちに。

52 ニシカワ・マツモトと日本の楽器製造業の先駆者達の楽器が見れたのも収穫。

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昼は早速蕎麦屋巡りを決行するも中心地の人気店はどこも炎天下の大行列。恐れをなして結局庶民的なお店へ。(もり蕎麦1枚食べるのに30分も40分も炎天下に汗まみれで待つのはちょっと耐えられないなあ) 行列が出来ない安いお店ながら蕎麦と店の雰囲気は良い味出ていて感心。次はジックリ腰をすえて回るつもり。東京に戻る頃には高速は夏休み最後の週末割引と事故などで大渋滞。(ヤレヤレ)

2009年8月28日 (金)

宮殿前の露店売り

11 28日、能登半島の先で名物の朝市見学。海千山千の行商婆様達相手の冷やかしも勇気が要ります。

19 中でも笑ったのが昨日見学した某宮殿建築の前の行商婆様。極東のそのまた隅っこのベルサイユ宮殿(?)の前で売るスリコギ棒(!)は中々凄い組合せ。ここはヨーロッパではナイゾと実感。

32 漆文化の研究の後は金物文化の研究で富山の古都・高岡へ。そう言えば去年フォルテピアノの野外コンサートをしたのがここでしたっけ。

40 市内を散策すると古い街並みが結構生き残ってました。資料館になっている家もあるものの、ほとんど現役の住宅というのは凄い!風情ある風景を有効に活用してほしいものです。北陸の勉強の旅の後は山を越えて松本入り。

2009年8月27日 (木)

まだ寄り道の最中

7_2 27日、まだ神戸から東京へ移動中。(ちょっと日本海に寄り道中) 漆の勉強と自然の恵みを求めて今日は北上中。

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78 彷徨っているうちに能登の先っぽで何ともアヤシイヨーロッパに出会いビックリ(ナンダこりゃ?)

2009年8月26日 (水)

寄り道

3 26日、神戸から東京に移動中。途中百万石バロック文化を研究のため寄り道。アリャ!今日は目指す美術館休みとは・・・。仕方なく(笑)加賀食文化研究に路線変更。

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2009年8月25日 (火)

神戸も秋の気配

Photo 25日、猛暑も息切れなのかやっと神戸にも秋の気配が・・・。昼は元町に出て老舗の中華料理に行くも味が落ちておりガッカリ(地元民は正直なのか昼なのにガラガラ、入ってくるのは観光客ばかり)。地元の庶民的な市場も閑古鳥で今やシャッター通りの様子(昔は活気あったのに・・・) 古き良き神戸がドンドン無くなるのは寂しい限り。

2009年8月24日 (月)

地蔵盆

224日、関西は蒸し暑さが少し去って日差しがキツイながら少々秋の気配。熱戦続く甲子園の決勝は手汗握る最後に大興奮!甲子園近くの我が実家に戻ると今日は自宅前の名所「一本松」で地蔵盆。昔は地蔵盆と言えば自宅前の狭い路地で大勢の盆踊りをするほど賑やか、子供時代は1年で一番楽しみな催しだったのですが・・・。いや懐かしい!

2009年8月23日 (日)

大阪ミナミ散策

10 23日、猛暑の大阪ミナミを散策。まずは腹ごしらえと老舗のカレー屋へ。開店から満員の店内ではベテラン店員の注文取りが大混乱(創業100年の老舗なに・・・)、もう面倒なのか店員さん「オタク(当然)名物カレーね!」と注文を無理やり強制(笑)、店内の混乱振りを見ているととても違う注文を言えない雰囲気というのが何とも老舗の力なのかも(まあほとんどの人は名物カレーの注文なので問題は無い様子) 空き待ち客の「早く食べなはれや!」という圧力にも押されて慌ててカレーをかき込んで退散。

23 今日はその最後を見届けるために今月末ついに閉店という老舗百貨店へ。数年前のリニュアルのかいもなく無念の閉店というのは寂しい限り。全館挙げての閉店セールを冷やかしていると全品20%OFFというCD屋を発見。これ幸いと上方落語至宝の師弟コンビの全集計20枚を大人買い。

2009年8月22日 (土)

フランス宮廷音楽の憂愁美

4 22日、音響素晴らしい西宮の教会でのコンサートに白フレンチで出動。生まれ故郷のご近所との事で楽器搬入後は子供時代から有名な老舗お好み焼屋でランチ。90歳近いオバチャンは今だ元気にコテ裁き、宣伝を全くしないのに開店と共に満員で繁盛の様子。ジックリ焼いたカリッとした歯応えの老舗の味は相変わらず美味し!

13 今日は白木絵美(R)(fromブリュッセル) 青木好美(Cem) 頼田麗(Vg)の3人で「フランス宮廷音楽の憂愁美」というオールフレンチプログラムのコンサート。猛暑の中での演奏なので調律師はもっぱらチェンバロのピン回しよりもエアコンの微調整で音合せ。

帰宅するとパリで活躍するフォルテピアノ奏者の金子陽子さんから「今年3月に師匠インマゼールと来日時に受けたインタビューがCDジャーナルに載ったので見てね!」とのメールが。クラーク作(ワルターモデル)のフォルテピアノでの録音が順調に進行中の様子。

2009年8月21日 (金)

水抜き

2 21日、昨夜からスタジオで都留音楽祭から戻った楽器達の水抜き作業。今年は涼しかったもののやはり高湿度の会場で5日間も働いた楽器はタップリ水気を吸い込み音色にも相当の影響が・・・。それでもあまり急激に乾燥させると割れたりして危険なのでまずはカバーを掛けたまま乾燥気味のスタジオでしばらく様子見。白フレンチはすぐに関西のコンサートのため一晩簡易水抜き作業のみで再び出動。午前中は小型チェンバロをさるお宅へお届け。180cmのチェンバロはマンションの階段上げも玄関の曲がりも難なくクリア、やはり小さなチェンバロは小回りが利いて便利。昼から神戸に向かい中央道で西へ移動。目白~大月間はこの一週間でナンと7回も通過で流石に景色も食傷気味。(苦笑) 夕方神戸着。関西は蒸し暑い普通の夏の様子。(涼しい都留の後だけにコタエマス・・・)

2009年8月20日 (木)

都留音楽祭閉幕

11 20日、第24回都留音楽祭は5日間のスケジュールを順調にこなし今日無事閉幕。今年は珍しく「涼しい都留」、初参加の受講生が多いフレッシュな雰囲気でした。

15 レッスンやコンサートも充実、特にルーファス・ミューラー氏リサイタル(滋味溢れ美声にシビレました)、東洋古楽で登場のウィグル族のダンサブルな音楽、最近日本との交流が盛んな韓国の古楽グループの熱演、そして御馴染み爆笑大宴会(トンでもない新人が乱入で大暴れでした!)、連日盛況だった夜の宴会、と例年以上に盛り上がった音楽祭となり参加者の皆さん大満足だった様子。お疲れ様でした! 来年はいよいよ都留音楽祭も25周年!超大物ゲスト講師登場の予定とか。乞うご期待!

2009年8月19日 (水)

都留音楽祭4日目 ~恒例の大宴会

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2009年8月18日 (火)

都留音楽祭3日目

1 18日、都留音楽祭3日目。前夜楽器返却のため今日は目白から都留へ出勤。会場入りの前に初体験の都留のうどんで朝食。(このあたりはうどん文化圏の様子) 揚げとキャベツ(!)を具に、腰のある包丁で切ったと思えない太い麺と味噌味のダシという野趣溢れるシンプルさでたった300円!美味い!

16 音楽祭参加者の皆さんは朝から晩までレッスン、フリーコンサート、練習と古楽漬けの1日を満喫。その中で明日の宴会に備えて怪しげな隠密行動を取る方も出現。今年の宴会芸は大ネタ続出だよと聞いております。乞うご期待!(見れるのは参加者だけですが・・・)

27 明日開催の山梨古楽コンクール受賞記念コンサートに出演の「バッハゾリスデンソウル」のメンバーも都留入りし早速リハ。オルガンとチェンバロの2段積みを希望との事でここぞとばかり珍しい組合せを実現。オルガンは梅岡、チェンバロは久保田工房、後ろ脚は木村雅雄、譜面台はギタルラ社と4者合体の凄い楽器に変身(笑)。

2009年8月17日 (月)

都留音楽祭2日目

1 17日、都留音楽祭2日目。今年の都留は好天ながら湿気も低いようで涼しく過ごしやすい!朝からチェンバロフォルテピアノ12台を4人の技術者で手分けして調律。午前中は参加者の皆さんはレッスンタイム。ランチタイムはこれまた恒例のフリーコンサート。初日からやる気マンマンの皆さんの熱い演奏を聞きながら昼食。

23 夜は今年海外からのゲスト講師ルーファス・ミューラー氏のテノールリサイタル。前半は福沢宏(Vg)戸崎廣乃(Cem&Or)を伴ってのバロックプログラム。都留3回目という彼のバロックプログラムは実は初めてでは?

28 後半は一転小倉貴久子(Fp)の伴奏で古典派プログラム。細かいニュアンスを丁寧に織り込む美しい歌声に皆さん聞き惚れていたのでは? 実はこのプログラムで使うフォルテピアノが最初用意していた楽器では音域が足りない事が直前に判明、急遽追加でウチの5オクターブ半のワルターモデルを使用することに。(そのため昨日都留~東京間を2度行き来する羽目に・・・)

29 ミューラー氏の公演のアンコールでは突然「最後の曲はリュート伴奏で歌いたいのですが誰かリュート弾きはいませんか?」と客席に言うとすかさず客席からつのだたかし氏(Lu)が乱入し2人だけのしっとりとした演奏ででリサイタルを締めくくり。終演後私だけ追加の楽器を返却のために帰省ラッシュが続く中央道で渋滞にもまれながら帰京。(今夜は残念ながら宴会に参加出来ず)

2009年8月16日 (日)

第24回都留音楽祭開幕!

3_4 16日、今日から古楽界夏の名物「都留音楽祭」が開幕!(今年でもう24回目) お盆の渋滞に遭遇せず早く到着してしまったので「都留地獄」と言われていた旧会場を久々に訪問。あの頃参加された方には懐かしいのでは・・・。(会場はトンでもなく暑かったが皆さんの古楽熱も熱かった!)今は冷房完備の最新設備のホールでの開催なのでその快適さにビックリされると思いますよ。

1 こちらも夜の宴会で連日盛り上がった宿泊の学生寮。(まだありましたよ!) 狭い風呂、雑魚寝の大部屋、凄まじい宴会など思い出深い合宿生活でした。今もう一度やれと言われると出来ないですがね(笑)。

5 今年の音楽祭の参加者は若手が多いフレッシュな雰囲気。音楽祭初日の呼び物は講師によるコンサート。裏方も頑張ってチェンバロを舞台にズラッと並べて盛り上げてます。出演グループごとにすべて鍵盤楽器を交換するというこれまた贅沢な舞台、普通では絶対出来ないでしょうね。

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今年はメモリヤルイヤの作曲家が多い年でしたね。渡邊慶子(Vn)中村忠(Ft)福沢宏(Vg)岡田龍之介(Cem)でヘンデルトリオソナタ。

13 先日の縦笛祭でも活躍の大御所2人の共演、吉沢実(R)大竹尚之(R)福沢宏(Vg)土居瑞穂(Cem)でバレンタインのトリオソナタ。

21 こちらもメモリヤルイヤーの作曲家、小倉貴久子(Fp)中村忠(Ft)西沢央子(Vc)でハイドンの三重奏曲。ウチの新入りフォルテピアノの2回目の舞台でもありました。夜は宿泊会場の健康ランドでの恒例の大宴会。いや1年振りの再開を祝い遅くまでワイワイ。昼も楽しみですが夜のほうが楽しいという方が多いのでは?

今日はワンダ・ランドフスカ女史没後50年!

2_2 16日、誰も言わないのが不思議なのですが、今日8月16日は現代チェンバロ復興の始祖・ワンダ・ランドフスカ女史(Wanda Landowska, 1879年7月5日ワルシャワ生まれ~1959年8月16日アメリカ・コネチカット州レイクヴィルで没)の没後50周年。(今年は生誕130年でもあったんですよ!) 彼女無くては現代のチェンバロ界の隆盛は無かったはず!SPレコードマニアとしては、戦前の日本の音楽愛好家の間でいかに彼女のチェンバロ演奏が愛されていたかは膨大な彼女のレコードを発掘する度に思い知らされます。(ヘンデルの鍛冶屋/ダカンのかっこうのSP盤が当時どれほどヒットしたのかは現代では想像も出来ないでしょうね) 50年目の命日に改めてチェンバロ界の大恩人に感謝!

2009年8月15日 (土)

演奏家の住いはこうでなくっちゃ!

215日、お盆。朝からチェンバロを持って横浜・川崎へ出張。朝からさるオルガン業界の方と怖い世間話、「よくコンサート本番でオルガンのピッチが合っているだけでオケマンから驚かれるねえ」。そういえば私も先日も驚かれました。(何故?) 次は某演奏家のお宅でチェンバロの入替え作業。以前のお住いは難易度高いエレベーターでの出し入れ(180cmのチェンバロでもギリギリでした)、今のお宅(高層マンション)のエレベーターはナンと240cmのチェンバロを台車に載せたまま簡単に入ったのでビックリ! 車から部屋まで1人で楽チンにチェンバロを搬入。演奏家の皆さん、住むならこんなマンションにお願いしますよ!夜は明日からの都留音楽祭の準備。急遽フォルテピアノを2台も持ち込むことになり大慌て。(楽器を一度に運べないので目白~都留を2往復する羽目に・・・)

2009年8月14日 (金)

都留音楽祭まもなく

2 14日、スタジオでは8月16日から開催の第24回都留音楽祭の講師コンサートのリハーサル。新入りのルイ・デュルケンのフォルテピアノは連日のコンサートで登場の予定。今日の話題はもっぱらお盆明けの高速道路の渋滞予想。東名の災害復旧次第では中央道下りも朝から身動き取れない可能性もあるかも・・・。 明日15日22時からTVの12chで「西の帝国ホテル」旧甲子園ホテル特集が放映とか。中に私も少し関わった貴重な映像が流れる予定。是非ご覧あれ。

2009年8月13日 (木)

やっぱり渋滞

3 13日、今日はモダンピアノの調律師で出動。1件は神戸の老舗Liveハウスを久々で訪問。(昔はここでRockやJazz系の調律沢山やってたんです) 珍しいD社のピアノ中々健闘している様子。タッチは重めながら音色は多くの演奏家に好評とか。

6 夕方神戸で楽器を積込み東へ移動。通行止めの東名上りは残念ながら復旧間に合わず信州回り。帰省ラッシュを避けるため苦心のコース選択するも結局2つも長い渋滞にハマリ深夜にやっと帰京。(ヤレヤレ)

2009年8月12日 (水)

元テッチャンの血が騒ぐ

15 12日、やっと夏らしい天気が戻りつかの間の盆休み。TVで見る東名高速の崩落現場の復旧作業、明日までに復旧させますとの事ながら大丈夫か?(明日夜通過予定なので頼みますよ!) 久々に実家に戻ると子供時代にお宝だった鉄道模型を発見。(イヤ懐かしい!) 小学校が東海道線(昔は省線って言ってましたっけ)の目の前だったお蔭で子供の頃結構「テッチャン」だったんですよ。

2009年8月11日 (火)

ブルージュコンクール続報2

2_2 今年のブルージュコンクールの受賞後の写真が届きました。まずは受賞者の記念写真。

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こちらはアンサンブル部門2位入賞の「Diamanté」 宇治川朝政(Rec)、木村理恵(Vn)、Robert Smith(Vc&Vg)、福間彩(Cem) の皆さんの記念撮影。

改めておめでとうございます!

東西分断?

2 11日、早朝の静岡周辺の地震のニュース、たった半日前に通過した高速道路が崩落している映像にはビックリでした。(割引を狙った深夜移動しなくて良かった) 復旧の目処立たずとのこと、しばらくは東西の移動は大幅に時間が掛かるのでは?(お盆の大移動まだこれから本番なのに・・・) 今日は神戸の倉庫で保管中の黒イタリアンのご機嫌伺い。24時間温度を一定にキープしているものの湿度は変動があるのでやはり少々不機嫌な様子。夏の湿度管理は難しい!

2009年8月10日 (月)

西へ移動

7 10日、都内某所でチェンバロ見学。楽器の由来を伺っていると初代オーナーとして突然親しい方のお名前が出てきてビックリ。どの楽器もそれなりの歴史ありですね。その後荒れ模様の天気の東京を脱出、行楽か帰省の乗用車ばかりの東名高速で一路西へ移動。幸い帰省ラッシュの谷間なのか(1000円割引が無い日だし)全く渋滞に遭わずに神戸到着。

ブルージュコンクール続報

ブルージュで見事アンサンブル部門2位入賞の福間彩さんから少し詳しい情報がはいりました。

2009年ブルージュ アンサンブルコンクール
会場:Concertgebouw - Kamermuziekzaal
予選:8月4日、5日      14組のアンサンブルがエントリー
本選:8月8日          出場アンサンブル:3組
- Diamanté
- L'Art du Bois
- Estampes
結果
1位 Estanpes : 川久保洋子(Vn)、Myriam Rignol (Vg), Julien Wolfs (Cem)
2位 (2組)
    Diamanté : 宇治川朝政(Rec)、木村理恵(Vn)、Robert Smith(Vc&Vg)、福間彩(Cem)
    L'Art du Bois : Verena Fütterer (Rec)、Margret Görner (Rec)、Lena Hanisch (Rec&Ft)、 Maria Ferré (Lute,Theorbo,Baroqueguitar)、Judith Sartor(Vg)
現代曲特別賞 Estanpes
聴衆賞 L'Art du Bois
審査員:
Johon Huys 、Bruce Dickey、Dominique Visse、Nicolau De Figueiredo

2009年8月 9日 (日)

ブルージュコンクール速報

88 9日、ブルージュの2009年古楽コンクールの本選結果の速報です。今年はオルガンとアンサンブル部門。現地時間8日に本選があり深夜に発表があった模様。(最近は公式HPで素早く結果を発表するので比較的すぐに結果が判って便利、写真は昔の授賞式の模様)

2009年ブルージュ古楽コンクール オルガン部門

Eerste prijs: Ben Van Nespen (B)
Tweede prijs: Jean-Philippe Merckaert (B)
Derde prijs: Simone Vebber (It)
Eervolle vermelding: Litz Aoki (JP)

Prijs van het publiek: Jean-Philippe Merckaert (B)

 アンサンブル部門

Eerste prijs: Estampes
(Yoko Kawakubo, Myriam Rignol, Julien Wolfs)
Tweede prijs ex aequo:  Diamanté  en  l'Art du Bois

Prijs van het publiek:  l'Art du Bois

オランダ語はよく判りませんが(誰か訳して!) オルガン部門の本選出場の青木理津さんは残念ながら入賞ならず? 2位のJean-Philippe Merckaert氏 (ベルギー)は徳岡めぐみさんの御主人とか。

アンサンブル部門は川久保洋子さんが参加の「Estampes」が優勝。宇治川朝政&福間彩両氏が参加の「Diamanté」は2位だった模様。

皆さん、おめでとうございました!

演奏ピッチ

2 9日、港町横浜にオルガンで出動。前日にオケから「ピッチはA=441でね」との連絡が。どうも管楽器(440)と弦楽器(442)の希望ピッチが合わなかった様子。本番調律前に両者から「内緒で良いからこちらの希望ピッチでお願いね!」と言われても・・・。(難問も苦心のピッチ設定で何とか乗り切れた様子)

3 もうひとつの難問は最近オケマンはほとんど持っている小型のチューナー。これが結構高性能でこちらの仕事(というか思惑)がすぐにバレテしまうのが厄介!(笑) まあこちらが何を狙っているか判ってもらえれば問題無いのですがね。

2009年8月 8日 (土)

隠れ家蕎麦屋IN大宮

Photo 8日、20世紀末作のイングリッシュ式フォルテピアノ(の発展系というべきか・・・、Y社GPです)の調律で大宮に出動。今日のランチは大宮の郊外で畑と住宅に囲まれた隠れ家のような蕎麦屋を訪問。靴を脱いで上がる普通のお宅の応接間のような店内でノンビリ待っていると、店主コダワリの蕎麦が辛味大根の薬味と共に登場。二八や挽きぐるみ十割など選べる本格派の蕎麦はどれも美味そう。通り掛かりでは絶対見つからない不便なロケーションながら結構繁盛の様子。

2009年8月 7日 (金)

1838年のベーゼン

Photo 7日、東京は晴れたり激しく降ったりと相変わらず変な天気。中々湿度が下がらず除湿器はフル回転のまま。(本当の夏はいつ来るんだろう?) ヨーロッパから「こんな楽器あるよ」というメールが連日到来。「東欧のさるお城で奇跡的に発見された1838年製のベーゼンドルファー、凄いでしょう!」と言われると思わず「それ欲しい・・・」と言いたくなりますが。

yahari

2009年8月 6日 (木)

2段鍵盤イタリアン

Photo 6日、ヨーロッパから「こんな楽器興味ある?」と写真付きメールが到着。16fと3列の8f(凄い!)を持つ豪快な2段鍵盤の大型イタリアンチェンバロ(ナンと長さ275cm!)とか。どうも最近のヨーロッパはダイナミックな鳴りの楽器が流行のようで、先日もまもなく来日のパリの暴れん坊「反対」氏(笑)が「日本に最近16f付きのチェンバロが到着したそうだが僕はそれをコンサートで弾けるかい?」とドイツの製作家に問合せしていたそうな。(その楽器はいわきのホールにあって無理ですよ!) 暴れん坊氏、昔は超軽いタッチを好んだ演奏家だったのに最近はどうも宗旨替えした様子。彼の暴れっぷりは私も昔に目前で拝見し腰を抜かしました。(人の楽器を勝手にイジルなんて・・・) 今回の来日もどうなることやら。(今度はウチの楽器を提供予定なのでますます不安だなあ)

2009年8月 5日 (水)

タイトなお仕事

Photo 5日、今日は多摩川を越えて某ホールでのモダンオケの公演にフレンチで出動。曲ごとにオケの編成が大幅に変わるのでチェンバロはあちこちに移動の上に出番前の調律が出来ないタイトなスケジュール。大ホールでモダンオケ相手との事でチェンバロは生音では勝負にならないですし・・・(厳しいなあ)

5 今日はポジティフオルガンも登場とのことで調律の時間配分を相談しないとと思っていると「Gさんは朝倉庫で調律してすぐに帰りましたよ」との事。いやはや流派が違うと調律のスタイルも違うもんだと感心しつつ、一体どんな魔法を使えば10時間も調律が持つんだろう?(私もそんな魔法の術が欲しい!) モダンオケのお仕事は中々条件が厳しいっス!

2009年8月 4日 (火)

兄弟楽器

1 4日、朝から新加入のチビイタリアン(170cm)と古株の大型イタリアン(250cm)の2台をスタジオで並べて弾き比べ。実はこの2台は同じブレーメンの製作家の作、チビイタリアンが兄貴で1958年製(製造番号9番)、大型イタリアンが弟で1980年製(製造番号49番)と親子ほど年が離れた兄弟楽器。17世紀と18世紀のモデルとキャラが全然違うはずながらやはり同じ製作家の楽器だけあって音色に共通の香りを感じます。

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午後から昨日に続きモダンオケのリハーサル。バロックの作品なのでオケの編成を大幅に縮小するもやはりモダン楽器は音がデカイ!今回もチェンバロ用の秘密兵器が出動。

2009年8月 3日 (月)

モダンオケとバッハ共演

5 3日、都内のホールでのモダンオケのリハーサルにフレンチで出動。出番はバッハの「ぶぅランデンぶぅルグ5番」(何故か子ブタちゃん風)1曲のみなので楽器を設置調律後は長い待機。(暑いので外にも出れず)

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搬入時に何故か同業者G氏が「数日前に急に頼まれたんだよ」とオルガンを持って登場。久々にご一緒とあって空き時間は2人で業界四方山話が尽きず。「腕の良い製作家は何故納期が遅れるのか」などという高尚な話題などで大笑い。(いや苦笑いかも)

2009年8月 2日 (日)

新入り君まもなく登場か?

3 2日、スタジオで楽器調整の1日。明日から出動のフレンチは久々の登板(ぶぅランデンぶぅルグ5番です)。新入りイタリアンは急遽決まりそうな初登板(都留音楽祭?)に向けて念入りに調整。まだ正式に紹介していないこの楽器、ナンと1958年生まれのご高齢、ドイツブレーメン生まれ、170cmという小柄な4オクターブ(CC~d3)のイタリアン。まもなくお披露目の予定、乞うご期待!

2009年8月 1日 (土)

三匹のこぶた

231日、昨日のリハに続き蒲田でファミリーコンサート本番。客席は幼い子供達の喚声で賑やかな事!(場内は調律どころではない騒々しさ!) 

47 普段なら「音楽なんてワカンナイ!」とばかりに大騒ぎの子供を最後まで魅了したのが抜群の演奏能力とサービス満点の演出でどこでも大ウケのこの4人組。今回は「3匹のこぶた」のお話とバッハの名曲を見事にミックス、可愛い子豚達には子供達大喜び、途中怖い狼が登場すると泣き出す子供も・・・。老若男女問わずバロック演奏で笑わせ楽しませる4人の実力に今回も脱帽。

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