上野縦笛祭&モーツァルト
25日、今日から2日間上野で開催の縦笛祭にオルガンで出動。業界主要メンバー総出演+豪華伴奏陣+アマチュア出演者多数+展示ブース充実!ということでホール内では大御所から若手まで縦笛演奏家&業界関係者で溢れてました。
これだけの縦笛奏者や縦笛入りアンサンブルが同じステージに結集するのは初めてでは?チェンバロ業界ではこんな催しは出来ないよねとは鍵盤奏者達の裏の声、確かに出演者の選考だけでも紛糾すること間違い無しでは(笑)
ベテラン奏者達は皆さん一味違う演奏を聴かせようと独自の渋い選曲で勝負!となった様子。(これだけ名手が並べば確かに名曲オンパレードはやりにくいでしょうねえ)
ロビーでは多くのメーカーが大量の笛を展示・即売。(オランダから製作家の斉藤氏まで来ておられましたね) 皆さん熱心に色々な笛の試奏に熱中されてました。縦笛愛好家の層の厚みを改めて実感。
夕方のオルガンの出番終了後急いで護国寺の教会へ移動。夜は大井浩明(Fp)+阿部千春(Vn)モーツァルトデュオリサイタル。この公演、私の新入りのルイ・デュルケンモデルのフォルテピアノのお披露目コンサートでもありました。(それなのに持主が本番に遅刻してしまいましたが) 同じ曲でも共演者と楽器が変われば全然違うテイストになります!と大井氏が宣言していたように、2週間前の突然の寺神戸亮氏との演奏とはまた一味違ったモーツァルトの世界が出現。
今日は本番前は若手O君が担当、休憩は私にバトンタッチと連携プレーでフォルテピアノの調律を担当、違う技術者の調律を客席で比較出来るのは実は貴重な体験、やはり個性が音色に現われるような気がしましたが・・・。 湿気に弱いと聞いていた18世紀スタイルの木製カプセルを使ったアクションも何とかトラブルもなく最後まで無事完走、アメリカ製の楽器はやはりタフなのかも?。
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