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2009年7月

2009年7月31日 (金)

夏休みファミリーコンサート

21 31日、昨夜鍋島藩での公演終了後すぐに御江戸へ早駕籠で出発(笑)、大宰府の高速通行止めもモノともせず1200kmを爆走。久々に路上朝焼鑑賞会。昼にやっと目白に帰還。(佐賀は遠い!)

33休む暇も無く楽器を積替えジャーマンチェンバロを持って蒲田に出動。今日は明日本番の夏休みファミリーコンサートのリハ。バロック音楽を親子共に楽しんでもらおうと演奏家は様々な楽しい演出を用意の様子。相変わらずのコスプレ・カブリモノ大活躍、演奏曲も「バッハ作曲 ぶぅランデンぶぅルグ協奏曲」など凝ってます!

2009年7月30日 (木)

フォルテピアノIN佐賀

1  30日、佐賀滞在2日目。ホテルの近くに沢山の地酒を揃える「出来る」酒屋を発見。早速お勧めの地酒を紹介してもらうと「コレが一番のお勧め!」と言って出てきたのが右のお酒。早速購入。

Photo 今日の公演は前半フォルテピアノ、後半にモダンピアノという御馴染みの組合せ。演奏家は曲の練習というよりは2台の楽器の持ち替えが一番の苦労の様子で、2台並べて交互に弾く練習に集中。2台のピッチがA=442と430と1/4音違うので連続して聴くとまるで「ゼンマイのゆるんだ蓄音機」か「回転数が壊れたレコードプレーヤー」状態(笑)、私の耳でも約1分は「変な演奏」に聴こえてしまいますね。終演後東へ移動。

2009年7月29日 (水)

時間調整も楽じゃない

1 29日、福岡は朝から雨模様。大雨を心配するもまずはゆっくり佐賀まで移動することに。朝から博多ラーメンを食べて気合充分で出発。(一杯290円とはホテルの朝飯より安いぞ!) 午前中は豪雨での高速通行止め余波で大渋滞の大宰府で寄り道。ちょうど開催中の全国巡回中の人気の展覧会を拝見。話題の6手3面像に人気集中ながら実は充実した常設展示が凄かった!

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次に日頃の勉強嫌いのお詫びを兼ねて学問の神様を参拝。

23 昼はちょっと遠回りして久留米で評判の鰻屋へ。九州らしい「セイロ蒸し」を注文、しっかりタレの味がしみ込んだ熱々の御飯と柔らかい鰻のハーモニーが絶品!席数が多いお店ながら待ち時間が短いのもアリガタイ。調理場では凄い量の鰻を焼いているのか広い駐車場でも旨そうな匂いの煙が充満しており車から降りた途端に腹が鳴ります(笑)

27 予報に反して昼からはお天気が回復してしまい日差しが暑く楽器を積んだ車のエンジンを切ることが出来ずひたすら搬入時間まで宛ても無いドライブをする羽目に。ご近所に歴史大好き人間にはタマラナイ公園もあるもただ車の中から眺めるばかり・・・。

33 ホールの搬入口で時間待ちをしていると幸い前の公演が早く終わったとのことでフォルテピアノが蒸し焼き(照り焼き?)にならない前に何とか舞台に設置。3日間車に積みっぱなしだったのに調律無しですぐにリハーサル開始。(ウチの楽器は相変わらずタフ!) 今回もモダンピアノとフォルテピアノの一騎打ちです。 

2009年7月28日 (火)

九州上陸

6 28日、ここ数日の九州の豪雨被害があまりにも凄いので明日佐賀入りを1日前倒しして急遽今日から九州上陸し今夜は博多で宿泊。途中の山口では高速道路の周辺で崖崩れの箇所多数、福岡では今だに高速が通行止め。幸い今日は雨が少なく小康状態ながら明日またもやお天気下り坂とか・・・。無事佐賀まで辿り着けるかチョット心配。

9 博多到着後まずは長浜の老舗ラーメン屋に参上。相変わらず気取らない素朴なお店ながら夜も繁盛の様子。特別旨い訳じゃないが博多に来たぞと実感出来る貴重なお店。

2009年7月27日 (月)

大阪鶴橋

9 27日、神戸の自宅前の阪神電車に近鉄が乗り入れて早数ヶ月。奈良行きに乗れば大阪のディープなコリアンタウン「鶴橋」まで乗り換え無しと大変便利、それでは!と今日はコリアン文化散策に出動。

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豊富な種類のキムチやチジミ、肉魚野菜どれも美味そう!高架下の迷路のような市場を散策後、繁盛している焼肉屋で本格的なホルモン定食のランチ。これはどこの部分?と聞きたくなる様々な歯応えの肉がどれも美味し!こんなに近いと判れば今後は鶴橋詣でがクセになりそう。

2009年7月26日 (日)

美術館コンサート

5_226日、前日深夜から西へ移動するも名古屋で高速事故通行止で迂回する羽目に(汗)。朝から神戸で2つの美術館でコンサートの掛け持ち。まずはご贔屓の個人美術館でのフルート発表会にチェンバロ搬入。小ぶりな会場ながら石の床に吹き抜けの天井と正にチェンバロには最適な残響豊かな空間が素晴らしい。こちらは調律はk氏にお任せ。

11 続いて著名建築家設計のユニークな(?)美術館でフォルテピアノのリサイタル。こちらも展示場でもある広大な空間の音響が素晴らしい!美術館でのコンサートが同じ日に2つも重なるのは偶然にしても出来過ぎ?(車で15分の距離というのも掛け持ちの身には大助かり)  

2009年7月25日 (土)

上野縦笛祭&モーツァルト

2 25日、今日から2日間上野で開催の縦笛祭にオルガンで出動。業界主要メンバー総出演+豪華伴奏陣+アマチュア出演者多数+展示ブース充実!ということでホール内では大御所から若手まで縦笛演奏家&業界関係者で溢れてました。

3 これだけの縦笛奏者や縦笛入りアンサンブルが同じステージに結集するのは初めてでは?チェンバロ業界ではこんな催しは出来ないよねとは鍵盤奏者達の裏の声、確かに出演者の選考だけでも紛糾すること間違い無しでは(笑)

19 ベテラン奏者達は皆さん一味違う演奏を聴かせようと独自の渋い選曲で勝負!となった様子。(これだけ名手が並べば確かに名曲オンパレードはやりにくいでしょうねえ) 

9 ロビーでは多くのメーカーが大量の笛を展示・即売。(オランダから製作家の斉藤氏まで来ておられましたね) 皆さん熱心に色々な笛の試奏に熱中されてました。縦笛愛好家の層の厚みを改めて実感。

1 夕方のオルガンの出番終了後急いで護国寺の教会へ移動。夜は大井浩明(Fp)+阿部千春(Vn)モーツァルトデュオリサイタル。この公演、私の新入りのルイ・デュルケンモデルのフォルテピアノのお披露目コンサートでもありました。(それなのに持主が本番に遅刻してしまいましたが) 同じ曲でも共演者と楽器が変われば全然違うテイストになります!と大井氏が宣言していたように、2週間前の突然の寺神戸亮氏との演奏とはまた一味違ったモーツァルトの世界が出現。

2 今日は本番前は若手O君が担当、休憩は私にバトンタッチと連携プレーでフォルテピアノの調律を担当、違う技術者の調律を客席で比較出来るのは実は貴重な体験、やはり個性が音色に現われるような気がしましたが・・・。 湿気に弱いと聞いていた18世紀スタイルの木製カプセルを使ったアクションも何とかトラブルもなく最後まで無事完走、アメリカ製の楽器はやはりタフなのかも?。

2009年7月24日 (金)

Mannheim学派の末裔

Photo 24日、イタリアンチェンバロを積んで埼玉の「キューポラの街」へ出動。搬入前に東京の北端で評判の讃岐うどんのお店を訪問。ここは讃岐か?と思うほど腰が強くピカピカ光り輝く打ちたての饂飩の美味いこと!

23 今日はドイツ・Mannheimから来日の弦楽アンサンブルの公演にチェンバロを提供。バッハやテレマンなど「オラが国のご自慢の音楽」からダッラーバコなどという珍しい作曲家の作品まで幅広いプログラムを披露。自称「Mannheim学派の音楽を現代に引き継ぐ団体」とのことながら、少々重心の軽い不思議なテンポ感は「オラが街の伝統だっぺ」ということなのかも・・・。

31 この団体、古楽器オケなのでバロック楽器にバロック弓ガット弦、しかし何故かVn・Vl奏者は皆アゴアテ付き、Vcはエンドピン使用と古楽器お家元のオランダ・ベルギー流派とはちょっと違う感覚をお持ちの様子。まあこれも「オラが街の伝統」なのかも?

2009年7月23日 (木)

新入り君

5 23日、新加入の楽器を含め出番を控えた楽器陣のご機嫌伺い。この10日間で7台もの楽器が出動予定・・・(汗)。デビューコンサート間近のルイ・デュルケンモデルのフォルテピアノや昨日到着の新入りイタリアンチェンバロも何とかご機嫌麗しい様子。(梅雨明けながら不順なお天気が続き楽器には厳しい!) さる方から「フォルテピアノを探して」という要望を受け早速世界中にリサーチ開始。関係各所にメールを送るとアチコチから速攻で返事が殺到。意外にもオリジナルやコピーのフォルテピアノが結構売りに出ているのでビックリ。探せばあるもんですね。

2009年7月22日 (水)

忘れえぬ1日

19 22日、歴史的な皆既日食を体験出来るかと期待するも東京では残念ながら雨上がりの曇り空でほとんど判らず・・・(少し暗くなった程度でしたね) この歴史的な1日に実は新しく仲間入りのチェンバロが我がスタジオに到着。(ウチの9台目のチェンバロです) 詳しい紹介は後日ご報告の予定。 写真の2台のチェンバロは何故か兄弟楽器のように似てますね(フフフ・・・) 

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世紀の天体ショーと新たなチェンバロの仲間入りを祝して昼にご近所のちょっと敷居の高い鰻屋を初訪問。ヘンコ(関東では頑固と言うのですね)と噂の大将は寡黙に時間を掛けて鰻の調理。評判の鰻重はさすがに絶妙の焼き具合で絶品の旨さ。耳と舌で一流を味わえた至福の1日。

2009年7月21日 (火)

町内会

Photo 21日、今日もベルギー在住のSさんがスタジオ来訪。練習の合間にヨーロッパ楽器事情を色々拝聴。フレッシュな情報を日本に居ながら伺えるのは本当にありがたい。続いて町内会のお仲間のところに所用で伺いついでにオイル販売(笑) お互い「ヒマですねえ~」と業界不況事情をはじめ業界裏話の応酬をひとしきり。(他人には言えない怖い話ばかり・・・)

2009年7月20日 (月)

フォルテピアノ談義

3 20日、朝から某所でチェンバロを拝見。1台は自分と同年齢と判り何故か他人のような気がしない。その楽器が経てきた長き激動(?)の人生に興味深々。今日は7月26日に神戸でフォルテピアノリサイタルを控えた下西美都さんがスタジオでリハーサル。練習の合間に今度購入予定のフォルテピアノの話などでヨーロッパと日本の情報交換。フォルテピアノ界は皆さん選択肢があまりない!とお困りの様子。チェンバロだと優秀な製作家が世界各地に沢山いるのですが・・・。

2009年7月19日 (日)

土用の丑の日

36 19日、猛暑の土用の丑の日。まずはスタジオで昨日の半野外コンサート(笑)でタップリ湿気を吸い込んだチェンバロの水抜き作業。除湿器フル回転で部屋の湿度を充分下げてから時間を掛けて慎重に楽器の変化をチェック。半日掛けて何とか元の状態に戻った様子で一安心。昼ご近所のスーパーを覗くと商魂逞しくこの日とばかりに鰻が山積み。日本語が得意なモノは当然少なく(あっても高価!)「私は漢字は読めますよ」といった隣国産モノが主役の様子。ご近所の持ち帰り専門の焼き鳥屋も今日は「焼き鰻屋」に変身中(笑)。 余りに世間で鰻ウナギうなぎ!と騒ぐので思わず夕飯はスーパーで「ニーハオ!」と言いながら鰻丼を購入。

2009年7月18日 (土)

お寺で月見コンサート

14 18日、昨日に続き大洗に出動。今日から子供達は夏休み(各地で海開きも)、海水浴客で大洗海岸も大混雑では?と心配するも高速はガラガラで拍子抜け。ここ数日お天気も悪く涼しいので海も冷たくまだ泳ぐには早いとか。今日はお寺でのお月見コンサート。

21 出演は地元出身の大山真理佳(Ft 現在ブレーメン留学中)、小島城子(Vn from福島白河)、Eckart Begemann(Cem fromハンブルグ)のトリオ。会場は歴史あるお寺の本堂なので当然エアコンなんて便利なモノは無く、雨戸を外して風を通しての自然冷房。まだ湿気が多い上にお客様のひと息で湿度は見る見る上昇、チェンバロには少々厳しい環境に・・・。レジスターが動かない・・・(泣き)

61 地元出身の若手音楽家を応援しようと大勢のお客様が来場、お寺での珍しいバロックコンサートも評判になったのか場内は満席、外に臨時の席を並べるほどの大混雑。お寺という和風建築で畳の上での演奏なので音響を心配するも、っ広い本堂の天井が響くのか思いの外会場内の音響も良くタップリと外にまで演奏が聴こえるのにはビックリ!

48 地元の方の手作りコンサートとの事でお寺のあちこちに洒落たキャンドルを飾りつけお月見の風情を演出、古い漁港を何とか活性化しようという皆さんの熱意が各所に溢れてました。お天気が崩れ気味で肝心の月が見えず少々残念。

55 演奏の途中でついに小雨がパラパラ。屋根無しの外野席のお客様はそれでも傘を差して熱心に鑑賞。まさかチェンバロ演奏を雨に濡れながら傘を差して聴くとは思いもしませんでしたね。地元の方のサービスで客席後ろに「かき氷販売」があったのも楽しい!子供達は美味しそうに演奏を聴きながら氷をほお張ってました。これぞ本当の地元密着型の演奏会では!

2009年7月17日 (金)

遠距離ダブルヘッダー

12 17日、今日は何と約100kmも離れた2箇所での本番のダブルヘッダー。いくらナンでも1人で掛け持ちは無理でしょ!と思うも、何と最初の公演は朝7時リハ、8時半本番という記録的な早朝公演、次は通常の夜本番。早起きさえすれば掛け持ちも何とかなるゾと夜明け前から茨城県大洗に白フレンチで出動。朝本番は500人を越える大入り(?)のお客様を前にVn・Ft・Cemのトリオでの演奏。実はここの卒業生という地元出身のFt奏者がハンブルグ留学中の知人を伴って母校の小学校の終業式の式典で演奏というユニークなコンサート。

3 来日2回目という独人Cem奏者は何故か日本語がペラペラ(ひらがなも読めるそうな)。 寿司や日本食大好きとの事で漁港大洗はパラダイス!と大喜びの様子。最初チェンバロの上に不思議な反響板(笑)があってメンバーには「こりゃ面白い!」と大ウケだったのですが、学校側が「やはり邪魔でしょう」と反響板は撤去。(色もお揃いだったのに残念!) 熱心に聴き入る子供達との楽しいひとときを過ごし朝本番の終演はナンと9時過ぎ。(朝のですよ!) 時間がタップリ余ったので昼前には恒例の「漁港周辺食文化研究」で大洗港の魚屋や食堂を散策。海鮮丼美味し。

25漁港での豪華なランチの後ゆっくり帰京、午後は昨日に続き川口のホールに出動。こちらは15時リハ・19時本番とのことで余裕のダブルヘッダー連投。こちらもドイツ在住のOb奏者のリサイタルが大入り満員の盛況。音響も素晴らしいが満員でも温度が変化しない安定した舞台に助けられてチェンバロはご機嫌の様子。

2009年7月16日 (木)

ここの音響はやはり素晴らしい!

3 16日、今日は埼玉県ながら近郊のホールでのリハーサルにジャーマンチェンバロで出動。パイプオルガンと素晴らしい音響が自慢の音楽専用ホールもまもなく20周年を迎えるとの事。バブル崩壊以前に造られたホールの凝った内装はやはり今となってはとてもマネの出来ない贅沢さ!駅前というのもありがたい(ホールの近所に美味しいお店が無いのがちょっと不満ですが・・・)

2009年7月15日 (水)

北とぴあ、今年のオペラはグルック!

2 15日、ツァーから戻り梅雨明けの猛暑の7月後半戦を乗り切るため早朝から鍼治療へ。先生の見立てで最近足腰に発生のトラブルが胃の夏バテのためと判明。(暴飲暴食のツケが・・・) 今日から今年の北とぴあ国際音楽祭2009の目玉公演、グルックのオペラ・コミック 《思いがけないめぐり会い、またはメッカの巡礼》 (11月13日15日北とぴあさくらホール) のリハーサルがスタート。本番は2段鍵盤のチェンバロが登場予定ながら、今日はウチの「夏バテ知らずで調律が全く狂わないタフな」楽器が出動したので調律師としては出番無く今日の私は運送屋さん。今回のグルックのオペラ、オリジナル楽器の演奏と実力派揃いの歌手によるイスラム世界を題材としたエキゾティックでコミカルな舞台が楽しみ! 

2009年7月14日 (火)

暑くて寒い!

7 14日、室内オケの本番ながら会場は2000席の大ホール。舞台が広すぎて最初チェンバロの置き場所に戸惑いが(笑)。少々年季の入った今日のホール、舞台上は照明もキツク冷房を入れても相当暑い! 片や舞台裏は冷房の利き過ぎで震えが来るほどマジ寒い!(舞台より8℃も温度が低かった!) 余りの寒さにリハ終了後ご近所のラーメン屋に飛んで行き熱いラーメンで体を温めてやっと一息。

13 余りの舞台照明の強さに業を煮やしたチェンバロ奏者はついに日傘をさして舞台へ登場・・・(違ったかな?) 

2009年7月13日 (月)

神戸散策

4 13日、神戸の室内オケのリハに白フレンチで出動。チェンバロの出番が少なくあっと言う間にお役目が終わってしまい搬出まで時間を持て余し気味、待機時間に久々に神戸を散策。

8 ランチは地元で長年愛されている老舗の大衆蕎麦屋へ。どこぞの高級蕎麦屋のような「食べているうちに腹が減る」ようなお上品な量ではなく何とも豪快な大盛り、蕎麦の端にちょっとツユをつけるなんて貧乏臭いことはせずにド~ンとツユは二瓶丸ごとぶっ掛けてくださいねと大判振る舞い、その上すぐに出てくるし値段は安い!久々に蕎麦喰ったゾという気分で大満足。

9 食後は時間調整で神戸の「不良中年のワンダーランド(笑)」元町高架下をブラブラ。CDが山盛り積み上がり通ると山がドンドン崩れるという「危ない」中古屋で「LPは持っているものの新品CDを買うのはチョット・・・」というモノを格安中古CDで何枚も入手。セコハンオーディオ屋では懐かしいオープンリールや真空管アンプなども並んでおり「元オーディオマニア」は大興奮!妖しげな店も相変わらず多く楽しく散策。

2009年7月12日 (日)

播州訪問

Photo 12日、今日は所用で播州の海岸へ出動。外海の荒々しさや雄大さは無いもののやはり地元兵庫の瀬戸内の穏やかな海の景色は懐かしい!

13 途中に相生を通過すると何やら海沿いに大勢の人だかりで賑やか!何と新型インフルエンザ騒動で5月から延期になったペーロン祭り開催中でした。残念ながら駐車場が満杯で見学出来ず。

5 播州の沿岸部は小さな漁港が多く、どこも市には新鮮な瀬戸内の小魚が並んでおり目と舌の保養には最適。

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漁港の生け簀では大好物の烏賊の元気な遊泳風景を鑑賞。水族館では「カワイイ」となるのがここでは遠慮なく「美味そう!」

30 漁港の近くにはまもなく海開きの海水浴場も。播州の西部はさすがに海もきれいで泳ぎやすそうな海岸多し。しかしこの海岸は今日は遊泳客はたった1組。

32_2 最後に「忠臣蔵」と塩田で有名な赤穂の街を散策。「バカ殿に運命を捧げた忠臣物語」と言ってしまえば身もフタも無い物語でしたね。

2009年7月11日 (土)

寺神戸・大井モーツァルトツァー IN神戸酒心館

21 11日、寺神戸亮+大井浩明モーツァルトツァー最終日は1751年創業という灘の老舗造り酒屋での酒蔵コンサート。ツァー開始前日に結成(!)という臨時コンビもツァー最終日には堂々たるレギュラーコンビに大変身、この2人の初共演を聴けた方はラッキーだったのでは?

26 本番での演奏も素晴らしいものの、実は練習時の2人の軽妙なやり取りが中々面白い(笑) 東北から関西まで縦断した怒涛のモーツァルトツァーも今日でやっと終了し「お疲れ様!」と酒蔵で早速内輪での軽い打ち上げ開始。ここは終演直後にすぐに会場内で打ち上げが出来るという優れたスペース、他の会場も見習って欲しいぞ!(美味しいお酒が売るほど用意されてますし・・・、日本酒好きの演奏家には天国のような演奏会場かも) 

2009年7月10日 (金)

寺神戸・大井モーツァルト IN明日館

10 10日、モーツァルトツァーの2日目は池袋の明日館での公演。明日館は初めてという寺神戸氏は「バルセロナ音楽堂のような雰囲気だなあ、音響はこちらの方が良いね」とお気に入りの様子。過去にモーツァルトやシューベルトなどの公演で何度も演奏していたはずの大井氏も「ここはやっぱり弾きやすい!」との事。小ぶりながら非常にヨーロッパ的な響きの空間はまさに古楽器向きだと思うのですが。

23 ボヤン・ヴォデニチャロフ氏の突然の怪我での奏者交代劇にもお客様は何とかご理解頂けた様子。(と思いたい・・・) どちらかというと皆さんこの珍しい組合せの実力者2人によるモーツァルトに興味深々だったのでは?それでも3年前には寺神戸氏率いるレ・ボレアードとモーツァルトピアノ協奏曲で共演した間柄なので意外に2人の相性は良好、個性豊かな2人なのでもっと衝突するかも?と危惧していたのですがお互いの音楽性を引き立てあう演奏にお客様も温かい拍手で応えてくれました。(ホッ)

27 大井氏は7月25日にも明日館のご近所・護国寺の同仁教会でモーツァルトのコンサートに出演予定。実は2つの公演、プログラムは大半は重なっておりますが(だから代役に最適の方でしたね)演奏家は寺神戸亮からコンチェルトケルン等で活躍中のドイツ在住の阿部千春に、フォルテピアノは今回のワルターから初登場のシュタインモデル(M・ビルソンが89年のビルスマとの来日公演で使用したルイ・デュルケンモデル)になります。同じフォルテピアノ奏者が相方が代わればどれほど違う演奏になるか聴き比べも一興かと。(こんな経験は滅多に出来ないかも) 当方の2台目のコンサートレンタル用フォルテピアノのお披露目公演でもあります。是非お聴き逃しなく!

2009年7月 9日 (木)

イーハトーブの世界を散策

Photo 9日、盛岡滞在2日目は午前中がOFFということで郊外の農村地帯をドライブ。北上川の雄大な流れを橋の上から眺めていると時間を忘れそう。

26 宮沢賢治が思い描いた理想郷「イーハトーブ」は多分こんなのどかな農村風景だったのでは? 何故かこの辺りの風の香りと音色が都会とは全く違います。

11 盛岡に来ると必ず参拝する(笑)SPレコードマニアにとっては憧れのコレクター、もしくは「盤聖」というべき存在のあらえびす氏の記念館を今回も訪問。膨大なSPレコードのコレクションの眩しいこと!

18 展示物の中には、戦前に来日の世界的な演奏家のコンサートプログラムが。クライスラーやティボーなど日本で生で聴けたとは何とも羨ましい!

16 蓄音機によるレコードコンサートの先駆者であるあらえびす氏の昭和16年の帝大(東大)でのプログラムを見ると何とオールバッハ特集(戦前に何とも渋い!) 器楽曲に混じってカンタータやミサ曲を多数紹介しているのには驚きでした。何故かバッハの没年が1751年になっているのがご愛嬌でしたが(ミスプリ?当時は1751年説があったのかも) 盤聖はレコード紹介でも積極的にチェンバロやクラヴィコードの演奏を取り上げていましたね。日本のバロック界の恩人でもあります。(戦前にランドフスカのレコードが大ヒットしましたしね)

42 午前中はイーハトーブの世界を散策、昼に盛岡に戻り今度は恒例の蕎麦屋巡り。まずは盛岡城跡のご近所のお店へ。挽き包み・さらしな・だったんの3種類を選択出来るというコダワリよう。丁寧な蕎麦打ちでこりゃかなりのハイレベル。盛岡の蕎麦巡り一軒目から大当たり。

45 蕎麦ならまだまだ入るぞとばかり2軒目へ。こんどはわんこ蕎麦で有名なお店ながら量より質とばかりに普通のモリを注文。(1人でわんこ蕎麦大食いというのも何とも恥ずかしいもんですし) 地元の方に愛されているお店なのか素朴な味ながら繁盛の様子。盛岡名物の冷麺・蕎麦は体験出来たもののじゃじゃ麺は次回に持ち越しに。

47 昨日のコンサートに続き今日は寺神戸氏による公開レッスンを開催。受講・聴講の皆さんを拝見していると盛岡の皆さんの音楽に対する熱意の高さには驚きます。私もフォルテピアノの解説で少しお話をした後は一路みちのく路を南下し深夜に東京に帰還。

2009年7月 8日 (水)

寺神戸・大井 異色コンビのモーツァルトツァースタート!

1 8日、寺神戸亮+大井浩明モーツァルトツァーはみちのく盛岡からスタート。不安定なお天気の中前夜から東京を出発し北上、盛岡到着後は早速地元で人気の焼肉屋で冷麺のランチ。噛んでもすぐに噛み切れないゴムのような弾力性のある麺にキムチがタップリ、その上にスイカをトッピング。もっと複雑な味を期待していたのですが少々拍子抜け。

5 寺神戸・大井モーツァルトツァー初日は1910年築という重要文化財の洋館でスタート。今回のツァーは偶然すべて歴史的建築での公演だが今日が一番古い建物。階段上げには苦労するもののやはり洋館の音響は素晴らしい!

33 ボヤン氏の指の怪我で急遽登板の大井氏、心配していた寺神戸氏とのコンビネーションは予想外に(失礼!)相性良く、まるで今回最初から予定されていたコンビのような快演を披露し盛岡の満杯のお客様も拍手喝采!これは楽しみな日本人コンビが誕生したかもです。この異色コンビの演奏はあと2公演、10日池袋・明日館、11日神戸酒心館を是非お聴き逃しなく!

2009年7月 7日 (火)

時間が無い!

3 7日、都心某ホールでの「たなばたコンサート」にジャーマンチェンバロで出動。数十人の出演者が入れ替わり立ち代り演奏というにぎやかなガラコンサート、テレビ等で御馴染みの方も沢山出演、今テレビを独占中の若手ピアニストも登場とのことで大ホールは満杯で終演まで何と3時間越え!内容は盛り沢山ながら裏方には非常にタイトなスケジュール、搬入後はピアノの調律とかち合いチェンバロ調律の時間がほとんど無い、リハも開場直前まで目一杯、仕方なく本番前と休憩共にピアノの調律師と舞台で同時に調律する羽目に。(やれば出来る!) 

寺神戸氏の共演者がボヤン氏から大井浩明氏に!

8_2 7日、激動の七夕です。

寺神戸亮&ボヤン・ヴォデニチャロフ 「モーツァルト~マンハイムーパリへの旅」 コンサートツァー についての緊急告知

共演を予定しておりましたボヤン・ヴォデニチャロフは、
来日直後、左手指の脱臼及び靭帯損傷により、全治2週間と診断され、演奏不可能ということで出演不能となりました。幸いにも大井浩明氏が代役出演をご快諾くださいました。よってフォルテピアノを大井浩明に変更させていただきますことをご了承下さい。(主催者のコメントです) 

奏者変更による払い戻しも可能。ただ公演内容は今のところ変更は無いようです。

Photo ということで、急遽ボヤン氏から大井浩明氏に交代となりましたが(幸運なことにヨーロッパ在住の大井氏が偶然帰国中でした)、大井氏と寺神戸氏は2006年10月にレ・ボレアードのモーツァルトのピアノ協奏曲(東京文化小ホール)で共演し、その時の演奏で大井氏がメデタク第61回文化庁芸術祭新人賞を受賞という中々強運の組合せでもあります。寺神戸 ・ボヤン両氏の鉄壁のモーツァルトも聴きたかったですが、寺神戸氏と大井氏という古楽界におけるバックボーンが全く違う2人のぶつかり合いがどんな化学反応(笑)を起こすかがまた楽しみでもあります。内緒の話ですがこちらのモーツァルトこっちのモーツァルトを聴き比べるというのもツウの楽しみ方かも?(プログラムご注目) さあ今回のツァー、災い転じて福となるか?

2009年7月 6日 (月)

アクシデント発生・・・

16日、イヤハヤ人生長く生きてますと色々な出来事に遭遇するもんです。今日は朝から激動の1日、ドえらいイハプニングが飛び込んでくるも何とか軌道修正出来ました。正式な発表は明日朝を待て!

2009年7月 5日 (日)

フォルテピアノの俊才ボヤン氏来日!

1 5日、朝から横浜へ出動。先日入手の携帯ナビと車搭載のメーカー純正ナビを同時に駆動しての初対決。ルート詮索はほぼ同時、修正も早い、価格は数倍違うのに使い心地は余り変わないゾ!(もちろん高い機種は丁寧で臨機応変な案内をするものの必要最小限のガイドに徹する安物君もなかなか大したモノ) 安売りだと2万円を切る価格なのにこの高性能には脱帽です!

3 昼にはベルギーから到着したばかりのボヤン・ヴォデニチャロフ氏がスタジオ来訪。8日から始まる寺神戸亮氏とのコンサートツァーのために成田から直行で早速フォルテピアノの練習。長旅の疲れもどこ吹く風で熱心に2台のフォルテピアノをアプローチ。今回はモーツァルトメインのプログラムながらベートーヴェンも演奏するとの事でワルターのフォルテピアノを使用することに。練習をそばで聞いていますと自分の音色を持つ奏者はどんな楽器に出会ってもすぐに出したい音(頭の中で鳴っている音ですね)を引き出すのには毎度ながら感心します!デビュー前のルイ・デュルケンで素晴らしい張りのある音色を醸し出す彼のテクニックに驚嘆!8日の盛岡公演はソールドアウトとの事で寺神戸氏とボヤン氏の共演は10日の池袋・明日館と11日の神戸酒心館の公演をお聞き逃しなく!

2009年7月 4日 (土)

フォルテピアノ改造

Photo 4日、難航していたルイ・デュルケンモデルの5オクターブフォルテピアノの改造がやっと終了。これで膝レバーのダンパーと手動式モデレーター(脱着可能)の両方が使用可能に。モデレーターは狭い空間に無理やり後付けした機能なので調整が大変。現物合わせなので何度も設計変更してその度に部品調達のために工具屋へ駆け込む1日。

2009年7月 3日 (金)

見つけた!

2 3日、フォルテピアノの改造もいよいよ山場。狭いスペースに無理やり(?)新たな機能を押し込むのでやはり苦戦しております。昼に部品調達で出たついでにブラリと入ったお店で昨日散々探すも発見出来なかった新型携帯ナビをついに発見。初めて触るも今のカーナビの何分の一という超安価ながら機能は充分、予想以上に反応も早いぞ!これは運命の出会いとばかりに早速購入。これでもう徒歩でも道に迷わないし、オプション機能を使えばヨーロッパ各地どこでも使えるのがありがたい!(次回の渡欧では活躍してくれるはず・・・) まあ凄い世の中になったもんです。

2009年7月 2日 (木)

梅雨真っ只中

62日、連日ジメッとした梅雨らしいお天気で雨が降らなくても傘を手放せず。フォルテピアノ改造の部品調達で池袋へ。パソコン買換え時期が来ておりついでに電気屋を冷やかし。現在のXpから悪評高きVistaに乗り換えるか、それとも次世代セブン(秋に本当に出るのか?)の発売を待つのか、果たしてそれまで現在のパソコンが無事故でもってくれるのか・・・など思案中。ついでにヨーロッパでも日本語ガイドで使えるというスグレモノの小型携帯用ナビを探すも希望機種には触れず・・・(電気屋よりカーショップにある様子) 最新テクノロジーがあればいきなりレンタカーでヨーロッパ周遊も夢じゃない?

2009年7月 1日 (水)

ルイ・デュルケンのフォルテピアノ

3 1日、まもなくデビューのルイ・デュルケンモデルのフォルテピアノ、膝レバーがシンプルにダンパーのみというオリジナル仕様。演奏家からは「モデレーターが無いんですか?」と言われてます。「オリジナルには付いてないよ!」と言い返したいのですが、まああった方が演奏家にとってはありがたいはず。何とか狭いスペースにモデレーター機能を装着出来ないかとトライすることに。早速ご近所のピアノ部品屋へ走り使えそうな部品を調達、試作品を作って様々な方式をテスト。元々付いていない機能を後付けするのはやはり難作業です。(果たして成功するのか?) 

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