西ドイツって・・・
29日、昨日に続き某大学のチェンバロのご機嫌伺い。今日は主に「20世紀中盤ドイツモデル」(モダンチェンバロと呼ばれてる楽器ですね)を触ることに。まずはアクションを総分解するもあまりにネジが多いのでひと苦労!そしてあらゆる部分にご丁寧に調整ネジが付いている! 近代合理主義とゲルマン魂が合体するとこれほど複雑な構造になるのかと半分呆れながらの調整作業。300年前のヒルトリカルチェンバロを凌駕しようと苦心惨憺した努力は買いますが、製作当時は音色で果たして本当にオリジナルを凌駕出来たと思っていたのか・・・。
後半は同じ西ドイツのメーカーのクラヴィコードもご機嫌伺い。こちらはさすがに調整ネジも付けられずヒルトリカルに比較的近い構造ながらやはり音色はあくまでも20世紀スタイルか・・・。そう言えば最近の若人に西ドイツって言ってもう判らないのでは?(私もこの表記を見て懐かしかったです)
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