西でもH翁氏のチェンバロとご対面
21日、朝からマスクを持ってチェンバロとピアノの調整・調律に出動。神戸はマスク率高いものの少し離れた街は意外にもマスク率が低い。やはり神戸市民の緊張度は高い様子。今日はまたもや日本のチェンバロ界の先駆者H翁氏の楽器2台と対面(これで今週だけでH翁氏のチェンバロは何と5台目!)。今日1台目の楽器はH翁氏作としては珍しい初期フレンチ2段(ヴォードリーモデル)。しばらく休眠中だった楽器も根気良く各所に手を加えると何とか精気を取り戻した様子。何よりも石の床と固い壁というチェンバロに最適な音響が素晴らしい!(個人宅のチェンバロ部屋としては何とも贅沢!)
2台目のチェンバロは約20年前の納品時にH翁と一緒に厳しい階段上げをしたという思い出の楽器。これだけ台数を見ると同じ製作家の楽器でも1台づつ随分作りが違うもんです。どの楽器にも感じるクオリティの高さと年月を経ての安定感はさすがH翁氏の作と改めてその偉大さを再認識。
久々の神戸という事でご贔屓の地酒「長期熟成12年古酒」で晩酌。もう日本酒というよりは高級老酒のようなトロ味の芳醇な舌触りが素晴らしい!
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