有楽町BACH祭
5日、有楽町で開催中のBACH祭に早朝から出動。今回はチェンバロやオルガンでは無くクラヴィコードの運搬・調律を担当。相変わらず連休中の音楽祭は凄い人出で館内大混雑、顔見知りの同業者・演奏家・舞台スタッフにいたるところで遭遇し個人的には楽しい1日。こちらは1回のコンサートの出番のみ(それも45分休憩無し!)で本番以外は比較的ノンビリ、今回のチェンバロ(11台揃えたとか)・オルガン(4台を1人で運んだとか)調律のお仲間は皆さん最終日とあって疲労困憊のご様子。(いつもヨレヨレのピアノ調律師は今年は楽だよと元気でしたが) 皆様ご苦労様!
私が担当した音楽祭唯一のクラヴィコード演奏はフランス・ナントからのマダムのリサイタル。自身が所有の楽器と同じ製作家の同じモデルが日本にあるとの事で個人蔵の楽器を神奈川県内のお宅から拝借した次第。バッハ父子の作品を演奏したマダムの抜群の楽器コントロールと、ベルギーの著名製作家の自信作という楽器の張りのある鳴りっぷりが素晴らしい! 音楽ホールではない空間(!)でのクラヴィコードの演奏ながら何とか客席の隅々まで音が通った様子。雨の湿気やお客様の熱気、空調の騒音など難題が多い環境ながら何とか最後までクラヴィコードは状態が崩れず完走出来たようで調律師としては一安心。
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