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2009年5月12日 (火)

80歳の調律師

1 12日、イタリアンと初期フレンチの2台のチェンバロを持ってご近所のホールに出動。今日はオランダの老マエストロの来日唯一の初期バロックプログラムのリサイタル。2年振りの老マエストロまもなく81歳ながらますますお元気で精力的にコンサートや観光に励んでおられる様子。(この日は色々ハプニングあり。マエストロ珍しくコンサート冒頭に舞台で喋ってましたね) 今日はマエストロ専属の80歳という調律師(何故か双子のようにソックリ!)がオランダより同行との事で私は楽器運送と休憩時のチェンバロのフタの開け閉めしか仕事が無い!(笑) 噂の老調律師の絶妙の技を拝見するも、「チェンバロの調律ってこんなに簡単なの?」というほどお仕事時間が短い! リハの途中で演奏家と相談しながら簡単な調律の手直しをしているだけでもう本番前には調律は無しという「神業」にもビックリ!(なぜ狂わない?) 休憩中の手直し調律も最初譜面台を外さず調律しようとしていましたし(苦笑)

10 この凄腕の調律師、17世紀のプログラムながらミーントーンとは程遠い(!)マカ不思議な調律を選択されていた様子。公演終了後スタジオに持ち帰った楽器を拝見すると、演奏家と調律師が合体してこそ魅力が出るという何とも味わい深い調律法に脱帽。老マエストロの「熟成の技」に触れることが出来、チェンバロ愛好家としても調律師としても至福の1日。

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