ナポリ発パリ経由でヘンデル
19日、チェンバロ2台を積んで九段のホールに出動。日曜とあって都心の道はガラガラ。到着が早すぎで時間調整のためご近所の神社の骨董市を冷やかし。(残念ながら収穫は無し) ホールにチェンバロ2台を搬入、すぐにリハーサル。今日は1日3回公演と相当ハードスケジュール。演奏家も大変ながら調律師にも厳しい!
13時からの第1回公演はナポリの奇才の「17世紀ナポリのチェンバロ音楽」 南国のウェットな民謡調の響きを想像するも何とも躍動感のある精練された音楽にビックリ。17世紀イタリアの曲ということでミーントーン調律を予想するも奇才から「曲が複雑なのでもっとなだらかな調律で」とのオーダー。(チェンバロもイタリアンからジャーマンに変更) 15時半開演の第2回は「フレンチバロックの彩り」 日伊対決の後攻のMayako嬢はお得意のフランス物でナポリの奇才とガップリよつ勝負(伊国関係のホールなのに仏国モノが冴えた?) 最後18時開演の第3回は「ヘンデル没後250周年記念・2台チェンバロの祝祭」 ナポリの奇才の編曲というヘンデルやヴィヴァルディ、バッハの2台チェンバロ曲を演奏。 お得意のレパートリーの応酬で燃え上がった2人の「火の出るような競演」! テンコ盛りのタイトなスケジュールで調律師としては「地獄の1日」、チェンバロファンとしては「至福の1日」。
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