アマデウス君は意地悪?
9日、今日もスタジオで先日より格闘中のフレンチチェンバロのヴォイシング調整の延長戦。ウチの楽器に色々な鳥の羽を試すもフランスの田舎の農家で放し飼いで育てた○○の羽が一番相性が良い様子。(余り手持ちの残り少ないのが心配・・・) 夕方は4月22日池袋明日館で開催のコンサートの打ち合わせ。モーツァルトの最初期の鍵盤作品をクラヴィコード・オルガン・チェンバロなどで演奏するという珍しいプログラム。(出演は井谷佳代・伊藤深雪・上尾直毅・崎川晶子・筒井一貴、ゲストVn荒木優子) この世界の大御所E先生との打ち合わせで作曲年代や分類表記などの最新情報をレクチャーして頂く。結構新しいと思える資料からの引用も充分検証しないと修正されていることが多いとの事。「モーツァルトはいつまで経っても結構意地悪なんですよ」という先生のお言葉が面白かったです。またこのコンサートで使用予定の「アマデウス君が7歳の時に父親に買い与えられた旅行用クラヴィコード(シュタイン作 現在ブタペストのハンガリー国立博物館所蔵)」のコピー楽器のお話をすると、先生から「その楽器の真贋はまだ業界では本当に決着がついていないのでは?」との疑問を頂き早速ネットで調査。所有の博物館は当然目玉楽器なので「Mozart's traveling clavichord」と主張の様子。伝承の怪しいお話なのかやはり実物なのか・・・。 真実はどうなんでしょうかね?
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