フランス風味のチェンバロデュオ
15日、朝からチェンバロ2台のリハーサルのためにフレンチとジャーマンを準備。演奏家からのリクエストはオールドフレンチピッチ(A=392)でダランベールの調律(純正3度を含むいかにもフランス風味の音律で私もお気に入り)。どちらもフレンチプログラムに効果的なスパイスながら、2台とも直前までバロックピッチの古典調律だったので鍵盤移動で調律のデコボコが逆になってしまい少々ゴネ気味か?また2台の狂い方が不規則だったりでいつもの倍の時間掛けて苦心の調律。(汗)
今日は4月21日明日館、4月25日神戸酒心館で開催の桒形亜樹子・野澤知子チェンバロデュオコンサートの初リハーサル。野澤さんはパリから成田に朝到着したばかりながら元気に登場。(眠いはずなのに流石!) クープランやル・ルー、デュフリなどのフレンチバロックの曲の他に田中カレンの作品の2台チェンバロ版(世界初演!)などの合わせ。二人の音楽的なアイデアの応酬は聴き応え充分。2台のチェンバロの鳴らしっぷりも見事。コンサート楽しみにしていてください! 練習の合間にお二人から最近のフランス音楽事情などを伺うも、あちらは日本よりも深刻な不況風が吹き荒れている様子。(どうも暗い話題ばかり) 日本の業界もこれからますます混迷するのでしょうかね。
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