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    my Cembalo by R・Yoshida

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2009年2月

2009年2月28日 (土)

2段鍵盤

2 28日、神戸でのリハーサルにポジティフオルガンとイタリアンが出動。久々に2台の楽器を合体しての2段鍵盤仕様。無理をお願いしての前日搬入のお蔭でオルガンは充分暖まっており前日の調律のままでOK(読みが当たりホッ)。チェンバロも安定しているものの、弦のループの緩みが数箇所発生。どうも環境変化で急激にピッチが低下した場合に突然起こるこの厄介なトラブル、今までも見た目はしっかりと巻かれたループが突然緩む事がよくあり(ベテラン製作家のループでも発生してますね)私は念のため緩み止めのヒゲ付きのループを採用。温度や湿度の急激な変化の際はご用心。リハの合間に裏で相変わらず電脳式年貢勘定をゴソゴソ。久々の神戸での仕事なのでランチで老舗ラーメン屋へ(溢れんばかりのチャーシューなどコッテリ味は相変わらずながら少々活気が減ったような・・・)、帰りは三宮の老舗ベーカリーでバケットを購入(派手さは無いものの滋味溢れる味は昔のままで今でもお気に入り)。 新興勢力に押されながらも神戸の老舗は頑張っているなあ。

2009年2月27日 (金)

ホタルイカ!

Photo 27日、朝からイタリアンとポジティフオルガン2台を持ってリハ会場に出動。本来は明日から参加ながら連日の車中泊で冷え切っている楽器が心配で前日搬入を申し入れた次第。(リハ初日は搬入から音出しまで1時間と楽器を暖める時間が無い!乾燥のキツイ会場というのも怖いかも) 搬入後早速チェックすると舞台で同じだった2台のピッチが何と半音も違ってました。(冬の冷え込み恐るべし・・・) 結局半日会場でゆっくり暖めてから調律。

4 午後は大阪豊中のノワ・アコルデで明日からのコンサートとマスターコースのために別のイタリアンを提供。小ぶりなサロンながらしっかりとした固い床のお蔭か古楽器が力強く響く音響が素晴らしい! 明日のリコーダーリサイタルは早くから完売とか。業界噂話として「某演奏家骨折事件」を聞いてビックリ。

3 豊中のノワ・アコルデに来ると必ず立ち寄る駅前食堂に今日も出撃。浪花の庶民的メニューテンコ盛りの嬉しいお店ながら(バッテラとうどんの組合せなんていかにも大阪的)今日はお勧めの「ホタルイカ丼」を注文(数日前から登場のメニューだったとか)。春はもう近いのかも。

2009年2月26日 (木)

雪が無い

426日、前夜東京を出発、例年なら冬場は避ける中央道で神戸へ。いつもなら銀世界の信州も今年はほとんど雪が無い。(ドライバーとしては助かってますが一寸物足りないです) 順調な走行で夜明け前に神戸到着。(今日は路上朝焼け鑑賞は出来ず残念) 仮眠の後、全く手を付けていなかった今年の年貢納めの準備。楽をしようと今回から「電脳式年貢納め自動計算器」を導入するも、かえって扱いが難しく大苦戦。これなら電卓片手でやっていた頃の方が簡単だったかも・・・。デスクワークの合間に明日出陣のイタリアンのご機嫌伺い。今週は2台のイタリアンが関西で出動の予定。

2009年2月25日 (水)

入替え

2 25日、スタジオ内の楽器を総入れ替え。出番間近の楽器達のご機嫌を伺ってから2台を車に積込み。冬場の出陣に備えてチェンバロは相当ピッチを高めに設定。(確か次の会場は異常乾燥だった記憶が・・・) 久々に神戸へ深夜ドライブ。

2009年2月24日 (火)

イタリアから来た楽器

3 24日、先日イタリアから帰国のMさんの楽器の運送。成田からの荷物が倉庫に到着したとの連絡を受けて慌てて引き取りに出動。梱包の仕方にもお国柄が出るものの伊国スタイルは意外にも(失礼!)中々頑丈な作りの木箱でした。

27 今イタリアで一番旬と評判の製作家のクラヴィコードを初めて拝見。贅沢な木材をフンダンに使った精巧な作りとクリアで音量豊かな鳴りが素晴らしい!

2009年2月23日 (月)

職人向けのお店が

Photo23日、楽器工作の部品を買出しに朝霞へ。職人向けの在庫が豊富なお店として重宝していたホームセンター、入ると店内の様変わりにビックリ。日用品や雑貨など他で買えば良いものが所狭しと並んでいて目指す木工部品や工具などが随分減っている。聞けばド○キに買収されたのだとか・・・。贔屓のお店だったのに残念。ついでにご近所のチェンバロ工房を表敬訪問。(親方、指の包帯大丈夫ですか?) その後さるお宅のチェンバロのご機嫌伺い。雨ながら温度が低いと部屋の中は乾燥気味。やっと通常の冬に戻ったのかも?

2009年2月22日 (日)

水分補給

1 22日、先日より外出のチェンバロのご機嫌伺い。異常乾燥から帰還のジャーマン、昨日はカバーを掛けたまま、今日やっとフタを開けて慎重に楽器に水分補給。下がり気味だったピッチもドンドン上昇(現在A=447!)、こりゃ元に戻るまでまだ数日掛かるかも・・・。スタジオもここ数日の冷え込みで少々乾燥気味、久々に加湿器を作動。湿度に敏感なフレンチの鳥の羽を再度調整。

2009年2月21日 (土)

四谷でフォルテピアノ

2 21日、朝6時半に楽器を積込み四谷にフォルテピアノで出動。昼本番の上モダンピアノと2台調律のため朝7時ホール入りだったというモダンピアノの調律師と時間を分け合い2台の楽器の調律。(お互い眠い!) その後TVの取材で楽器や演奏風景の収録。(放送予定は5月とか) 今日はモーツァルトのピアノソナタ全曲を全4回で演奏の第2回公演。前回と同じ楽器、同じ演奏家、同じ位置での演奏ながら相当音色が違うのが面白い。楽器も演奏家もやはりナマモノです。

2009年2月20日 (金)

天国と地獄

7 20日、初台でハイドン本番。昨日までのリハ会場は湿度計で測定不能なほどの異常乾燥の上28℃を越える暑さで楽器は超不機嫌。(弦が切れなかっただけでもメッケモン) 今日は一転湿度・温度はベストの数値で安定しており本番でもまったく変化無し。冬場のコンサートとしては最高の環境だったのでは。まあ逆で無くて良かったです。そういえばこのホール名物の派手な色のイスが新品に交換されてました。今度は普通の黒色なので、もうTVで演奏風景を見ても瞬時にホールを当てられないかも。

2009年2月19日 (木)

塀越しの運び出し

7 19日、朝からチェンバロの引越し。団地の1階ながら玄関から出せずテラスから搬出。今まで高い舞台から降ろす際チェンバロの「御神輿担ぎ」というのは何度も経験済みながら、今日はテラスが高く「バンザイ担ぎ」を初体験。無事チェンバロを積込み、昼は途中下車でハイドンのリハ調律。舞台の乾燥は色々な手段を繰り出し昨日までより少し好転、「今日は湿度計がちゃんと数字を表示しているゾ」 (それでも23%からすぐに測定不能に逆戻り・・・) 厳しい3日間ながら最後まで断弦せずヨレヨレながらどうにか完走出来た様子。夕方はチェンバロを茨城県までお届け。こちらは簡単に搬入出来てヤレヤレでした。

2009年2月18日 (水)

厳しい・・・

4 18日、朝からモーツァルトリサイタル第2回を控えたKさんがフォルテピアノの練習で来訪。1回目が終わったばかりと思っていたらもう2回目か。午後からの江東でのリハの前に江戸川区の高橋辰郎チェンバロ工房を表敬訪問。工房にある天井吹き抜けの羨ましいサロンには新旧沢山のチェンバロやクラヴィコードが勢揃い。新作のジャーマン2段、シンプルな外装と謙遜されるも木工技術では業界屈指の職人技が随所に発揮されてます。(まだ嫁ぎ先は未定とか) そう言えば巷を賑わした楽器の裁判、賠償金の支払いも勝ち取り一件落着と思いきや原告側から控訴されたとか。

9 深川周辺は老舗の食い物屋も多く行き先は迷うほど。今日のランチは馬肉料理の老舗でサクラ鍋と馬刺し。本当は日が暮れてから一杯やりながら鍋をつつきたいところ。

15 ハイドンのリハ2日目。舞台は今日も凄い乾燥で湿度計も測定不能(10%台に突入の様子) その上暖房が利き過ぎで照明も全開、チェンバロは照り焼き状態でピッチが下がる事!(オケの管楽器組は逆に暑いのでピッチが高いゾ!) いつ断弦してもおかしくないロシアンルーレットのような調律は心臓に悪い!(今日も断弦で飛んでいく弦を遮る譜面台が出動) 

2009年2月17日 (火)

普通の冬は厳しかった!

3 17日、今日はチェンバロで江東区へ出動。ホール搬入前に近くのご贔屓「砂町銀座」を散策。総菜屋など地元のお店の活気のある事!新鮮で安く美味しければ人は大手スーパーなど行かずに昔ながらの商店街に来ますよ。思わず肉屋の揚げたてコロッケなど買い食い。

Photo ホール傍の正統派の蕎麦屋を見つけて昼はセイロ、夜は天婦羅蕎麦と連続で入店。味を保つ為か大ザルに広げて盛られた蕎麦とトロトロの蕎麦湯が美味。今日はハイドンの「天地創造」のリハーサル。ホールの舞台上は凄まじい乾燥で湿度計が測定不能とギブアップ(20%を切ったかも) 例年ならこの時期厳しい修羅場を何度も体験し楽器も冬仕様になっているはずが、今年は「異常に優しい冬」なのでチェンバロもある意味「メタボ」状態(笑)、いきなりの乾燥で調律はメロメロでピッチの下がる事! その上あまりの急激な湿度の低下で最後はチェンバロから悲鳴が上がり久々の響板割れ・・・(涙)。異常気象のツケがこんなところで来てしまったのかも。

2009年2月16日 (月)

業界も向かい風?

Photo 16日、朝からスタジオのチェンバロの総入れ替え。フランスから帰国中のNさんが今日もスタジオでリハーサル。まもなくさる公演で演奏する某ホール所有のチェンバロに近いタッチを希望との事でウチの白フレンチが登場。ヨーロッパで活動するチェンバロ奏者の苦労話を伺うも皆さん様々な障害を乗り越えて頑張っておられる様子。(滞在許可を入手するだけでも大変だとか) 日本も厳しいがヨーロッパも同様なようですね。こりゃどこも厳しいぞ。午後は慣れない銭騒動や法律の話を肴に元銀行マンとご近所でお茶タイム(色気の無い組合せだなあ・・・) 「ちょっと聞いて下さいよ!呆れた話なんだから」というレベルの話題で長時間の雑談。(ナンとも盛り上がらない)

2009年2月15日 (日)

フランス風味のチェンバロデュオ

7 15日、朝からチェンバロ2台のリハーサルのためにフレンチとジャーマンを準備。演奏家からのリクエストはオールドフレンチピッチ(A=392)でダランベールの調律(純正3度を含むいかにもフランス風味の音律で私もお気に入り)。どちらもフレンチプログラムに効果的なスパイスながら、2台とも直前までバロックピッチの古典調律だったので鍵盤移動で調律のデコボコが逆になってしまい少々ゴネ気味か?また2台の狂い方が不規則だったりでいつもの倍の時間掛けて苦心の調律。(汗) 

今日は4月21日明日館、4月25日神戸酒心館で開催の桒形亜樹子・野澤知子チェンバロデュオコンサートの初リハーサル。野澤さんはパリから成田に朝到着したばかりながら元気に登場。(眠いはずなのに流石!) クープランやル・ルー、デュフリなどのフレンチバロックの曲の他に田中カレンの作品の2台チェンバロ版(世界初演!)などの合わせ。二人の音楽的なアイデアの応酬は聴き応え充分。2台のチェンバロの鳴らしっぷりも見事。コンサート楽しみにしていてください! 練習の合間にお二人から最近のフランス音楽事情などを伺うも、あちらは日本よりも深刻な不況風が吹き荒れている様子。(どうも暗い話題ばかり) 日本の業界もこれからますます混迷するのでしょうかね。

2009年2月14日 (土)

アル古楽系音楽事務所からの通知

今日、去年の末に突然店仕舞いした古楽系音楽事務所の代理人から突然の郵便物が到着。何だろうと見てみると何やら堅苦しい書面。冒頭に「今後本人への連絡も駄目よ」なんて書いてあります。代理人にも電話しないでねともありまして、何だか良く判りません。事務所創立当時からのお付き合いながら相当額の未払い金を抱える身としては(ゼロが6つも並ぶ位でした)不安一杯・・・。同じ境遇の皆さん、連絡来てますか? そこが関係していた某音楽祭が抱える多くの問題もこれでどうなるのやら心配。何よりも本人から今だに何も連絡が無いのが不思議なんですが・・・。

戦前の舶来ピアノ

1 14日、神戸の山奥、三木市の老人ホームに楽器の修理で出動。昔からお持ちだった戦前のドイツ製のピアノを手放したいとの相談を頂くも、ピアノは中も外も相当くたびれている様子、残念ながら今はプレミアが付くような事は無いでしょうと申し上げました。外装を塗りなおし弦やハンマーを総交換すれば結構魅力的な音色が出そうなピアノなのですが・・・。(修理の手間は相当掛かりそう)

15 ホームの礼拝で使用の足踏みオルガンは戦前のY社製。リードのホコリ詰まりなどの小さなトラブルはあるもののフイゴは今だに元気で味わい深い音色を奏でてくれてます。日本製の楽器が100年近くも現役というのは嬉しい限り。

17 関西での仕事が終了し東京へ移動。いつもなら雪が恐くて使わない中央道で帰京。(久々に路上夕焼け鑑賞) 信州は雪は無いどころかもう春の陽気のような暖かさ。(まだ2月中旬ですよ!) 人間や楽器に優しい暖かな(そして乾燥しない)冬はありがたいものの、すぐに強烈なしっぺ返しが来るような予感・・・。これからどうなる?

2009年2月13日 (金)

大正時代の洋館でバロックダンス

21 13日の金曜日。朝神戸某所のオルガンが鳴らなくなったとの話で駆けつけるもモーターがご臨終なのか私が手を下す領域では無いのですぐに退散。(役に立たず申し訳無いです) その後神戸の楽器倉庫でまもなく出番のイタリアンのご機嫌伺い。今年は乾燥しない冬なので加湿器が無くても比較的元気な様子。午後は大阪の中心街にある大正時代建造の洋館でバロックダンスの映像収録。

26 豪華な内装の大広間で、大津睦(Vn)・平尾雅子(Vg)・秋山裕子(Cem)のアンサンブルとバロックダンス(樋口裕子他)の共演。今日はバロック調の華やかなチェンバロをご希望との事で、リフレッシュしたばかりの仏壇フレンチが出動。

43 ダンスの他にガンバ・ヴァイオリン・チェンバロの各ソロも収録。シノワズリの金装飾が見事に浮かび上がるような照明は流石プロの仕事と感心。豪華な衣装のダンスと共に3人のソロも交えた演奏風景も中々見応えあります。乞うご期待!

2009年2月12日 (木)

20年も経てば・・・

Photo 12日、ここ数日多くの方から20年前の日本でのフォルテピアノ事情をお伺いするも、皆さん記憶が曖昧になっているのかお話を聞くたびに「他の方のおっしゃるのとは違うようですが・・・」となってしまう事ばかり。「私その時いましたから」と2人に言われても記憶の内容が両者で違っていたりと中々大変。長くやっているといつのまにか「業界の語り部」のお役目を担っている事も多く、せめて私は正確な事実を出来るだけ知っておかないといけないなあと思う次第

Photo_2 今時は日本古楽界の創世記をご存知の方も段々少なくなって来たのでは? 「製作家H爺さんの毒舌は凄かった!」とか言っても今の演奏家には「その方誰ですか?」なんて話が通じない時代になっていますしね。道無き道をガムシャラに切り開いてきた先輩達の苦労話を聞くのも今の我々には明日への糧になるはず。先輩の皆様、今のうちにドンドン昔のお話をお聞かせください!

2009年2月11日 (水)

駒場のサロン

15 11日、早朝小雪が舞う中チェンバロを積込み駒場へ出動。個人宅の地下2階にあるサロンでのコンサートに白フレンチを提供。苦労して階段降ろしの後、リハーサルの合間に周辺を散策。ご近所の「加賀百万石の御子孫の侯爵家が1929年に建てた洋館」を初めて訪問。

26 国内の洋館の中でもトップクラスの贅を尽くしたチューダー様式の建物には驚嘆。古楽器には最適な広く贅沢な内装の部屋が沢山あり、是非コンサートに使わせて欲しいところですが・・・。

8 今日のコンサートは原田陽(Vn)重松恵子(Vg)古賀裕子(Cem)の3人編成の「TRIO THALYS」の結成記念コンサート。ヘンデル・ムファット・ラモー・ビーバー・ハイドンなど時代地域を自在にまたぐ多彩なプログラム。会場は地下2階まで柔らかな日差しが差し込む「現代の贅を尽くした個人サロン」。天井の高さが5m、様々工夫の内壁などゆったりとした空間の音響が素晴らしい! 終演後は町内会のお仲間のお店を所用で訪問し業界茶飲み話。昨日取り上げた20年前のコンサートツァーの話が偶然ここでも持ち上がりビックリ。その時のツァーは誰が調律したんだろうという疑問が一挙に氷解(ご近所様だった)、しかし偶然にしては出来すぎか。

2009年2月10日 (火)

20年前の思い出

2 10日、今日は某所で初めて触るフォルテピアノの調律や内部チェック。いつもの金属製のカプセルと違いアクションで使用のシュタイン系の木のカプセルは実は初体験。湿度変化でタッチ感は敏感に変化するんでしょうねえ。作業の後、お客様と昔のコンサートのお話などをしていると蘭国大御所チェロ奏者の1989年の来日ツァーの話題になり、お持ちの貴重な公演プログラムを見せていただくと関西公演はまだチェンバロ調律の掛け出しの私が担当していた事が発覚。(あれからもう20年も経つのか!) その公演はチェンバロを交えた普通のバロックプロだったのでピッチはA=415のつもりで準備していると、直前に大御所から「今日はA=430でやりたい」との要望があり、オケのメンバー共々泡を食ってピッチ変更をした覚えあり。どうやら前後の公演がフォルテピアノ相手だったのでバロックプロの公演でもピッチを統一したかった様子。お蔭で弦のメンバーは次々と断弦など発生し苦労してました。今だったら絶対言いなりにはならないでしょうが当時は純朴でしたね。

2009年2月 9日 (月)

アマデウス君は意地悪?

47 9日、今日もスタジオで先日より格闘中のフレンチチェンバロのヴォイシング調整の延長戦。ウチの楽器に色々な鳥の羽を試すもフランスの田舎の農家で放し飼いで育てた○○の羽が一番相性が良い様子。(余り手持ちの残り少ないのが心配・・・) 夕方は4月22日池袋明日館で開催のコンサートの打ち合わせ。モーツァルトの最初期の鍵盤作品をクラヴィコード・オルガン・チェンバロなどで演奏するという珍しいプログラム。(出演は井谷佳代・伊藤深雪・上尾直毅・崎川晶子・筒井一貴、ゲストVn荒木優子) この世界の大御所E先生との打ち合わせで作曲年代や分類表記などの最新情報をレクチャーして頂く。結構新しいと思える資料からの引用も充分検証しないと修正されていることが多いとの事。「モーツァルトはいつまで経っても結構意地悪なんですよ」という先生のお言葉が面白かったです。またこのコンサートで使用予定の「アマデウス君が7歳の時に父親に買い与えられた旅行用クラヴィコード(シュタイン作 現在ブタペストのハンガリー国立博物館所蔵)」のコピー楽器のお話をすると、先生から「その楽器の真贋はまだ業界では本当に決着がついていないのでは?」との疑問を頂き早速ネットで調査。所有の博物館は当然目玉楽器なので「Mozart's traveling clavichord」と主張の様子。伝承の怪しいお話なのかやはり実物なのか・・・。 真実はどうなんでしょうかね?

 

2009年2月 8日 (日)

奥武蔵の玄関口・飯能散策

Photo8日、朝からスタジオ前では大掛かりな道路工事。あまりの騒音で仕事が何も出来ず今日はスタジオから逃亡。電車で郊外を目指し今日は奥武蔵の玄関口「飯能」を散策する事に。

2 奥武蔵の観光名所・秩父は蕎麦屋の激戦区ながら、同じ奥武蔵の飯能は残念ながらあまり食いしん坊がトキメクお店は無い様子。昼は駅近くの不思議な看板人形(?)のトンカツ屋を発見。安価で揚げたての美味しい料理ながら昼間でも人影の無いお店、もしかしてこの辺りは外食の習慣が無いのでは・・・。

3 奥武蔵が誇る商店街の閑散具合が見事!(褒める事でも無いでしょうが・・・) 目ぼしい観光も産業も無い街は余り見所が無かったと確認しただけの奥武蔵散策旅だったかも。

2009年2月 7日 (土)

浅草で見つけたモノ

2 7日、今日は2台のフレンチを準備したスタジオに2組の演奏家が来訪。まずは4月のコンサートで演奏予定の赤フレンチをKさんが試奏。技術者としては演奏の様々な場面を想定して楽器を調整するも、演奏家の楽器に対する要望はしばしばこちらの想定を越える場合も多く、演奏家から沢山の的確なアドヴァイスを頂き感謝!次は間も無く本番というアンサンブルのリハーサルで白フレンチが登板。VnとVgの力強いアンサンブルにも負けない鳴りっぷりが頼もしい。しかし2台のフレンチモデルのキャラがこんなに違うとは自分でもビックリ!11

夕方所用で都心に出たのでちょうど開催中の浅草骨董市を冷やかし。本命のSPレコードは収穫なかったものの気に入った小物をゲット。ついでに最近マイブームの落語のCDを探しに浅草周辺のレコード屋を探索。どの店も今や懐かしいカセットテープがCDよりも多い!落語のCDも大手CD店よりも充実しているのには感心!今だに浅草は昭和の香りが残っているなあ。

33 骨董市で見つけた掘出物は木製の歯車。何の部品かは判らないものの、機械部品ながら表情に味のある木製が気に入り店主と早速値段交渉。元々安値ながら関西人気質丸出しで強引に値切ると大幅値引き成功し気分良く買物。コースターに使うと洒落ているかも。

2009年2月 6日 (金)

復活

Photo 6日、今日もフレンチチェンバロの調整。何とかヴォイシングも仕上がり一段落。リニュアルの成果を試す明日の試奏が楽しみ。(復活なるか?) 調整の途中で沢山の打ち合わせの電話・メール・FAX殺到。お蔭で楽器と机とパソコンの回りをウロウロの1日。締めくくりにしばらくお休みだったフォルテピアノのご機嫌伺い。恐る恐るフタを開けるとホールとスタジオの環境の違いが大きく調律は結構ずれているものの、鳴りは好調をキープ。次回もモーツァルト全曲公演に出陣予定。

2009年2月 5日 (木)

調律本

Photo 5日、今日もチェンバロのヴォイシング作業。デルリンと違って鳥の羽は一緒の形に削っても同じ音色にならないのが厄介。(天然素材は難しい!) 悪戦苦闘していると突然の楽器試奏のお客様が来訪。(ちょっと慌てましたが・・・) 夕方ヨーロッパからチェンバロの部品と共にイギリスで2007年に出版された「鍵盤音楽の調律」という本が到着。レオソハルト御大の推薦文が裏表紙に載っているので内容に期待するも、ざっと眺めるとあまり調律法の種類は多くない様子で少々ガッカリ。でも英文なので多少は意味が判るのでありがたい。(先日入手のバッハ調律についてのイタリア語の本は実は内容はさっぱり判らず持て余し気味でした) 夜は地元の某音楽祭のスタッフと久々にお茶をしながら世間話。音楽祭は実は中々内情は大変だった様子。(苦労話は公表したいのですがまだ内緒ですね) 残念ながら今年の開催は無いとの事です。

2009年2月 4日 (水)

御茶ノ水の老舗ホール

2 4日、久々に東京に戻り「仏壇フレンチ」のリフレッシュ作業を再開。このチェンバロ、もうフランスから日本に渡って17年目。当時鳥の羽を使った珍しいコンサート用チェンバロとしてスタート、途中阪神大震災では全壊した家で瓦礫に埋もれながら奇跡の生還を果たし現在も日本全国を駆けずり回る「タクマシイ」楽器。今回のリフレッシュで更なる活躍を願うのみ。

5 今日はチェンバロ調整で一番楽しくまた難しいヴォイシング調整。鳥の羽特有の軽やかなタッチと伸びやかな音色を作り出す作業に時間を忘れて1日没頭。

12今朝のニュースで御茶ノ水の老舗ホールが来年3月で閉館と知りビックリ。このホールの閉館騒動、大学に売却前にも騒ぎがありましたので今回で2回目。1回目の騒動時は不要になった様々なホールの備品をロビーで無料放出しており、私もロゴ入りの紙袋やハンガーなど沢山持ち帰った覚えあり。(ついでに役得で事務所にある演奏家の色紙やCDなんてものまで頂きました) しかし今度は建物は解体するようなので前回は生き残った現代の名工アーレント氏作の貴重なパイプオルガンやポジティフオルガンの行き先が心配。私の仏壇フレンチの東京デビューがこのホールだっただけあって個人的にも特別の思い入れがあり閉館は本当に残念。最後の1年、果たして私はこのホールでのお仕事はあるだろうか・・・。(誰か是非お声掛けてください!)

2009年2月 3日 (火)

古き良きピアノ

43日、神戸は雨。昨日に続き学校のピアノの調律。年季の入った楽器が多い中、昭和29年製のY社のアップライトが中々の鳴りっぷり。少々クタビレタ部分もあるも音の張りや太い低音など今のピアノに全然引けを取らないかも。どうしてこんなピアノをもう作れないのか?夕方神戸の楽器庫でチェンバロのご機嫌伺いの後、ノンビリ東京へ移動。(急ぐのは得意ながらゆっくりはかえって苦手だなあ) 深夜割引(半額!)を狙って深夜0時過ぎに東名高速の東京ICを通過。途中1箇所「東京IC出口のみ23時から半額割引実施中」との立て看板を発見。SAで確認のために案内を探してもどこにも見つからず。ネットで検索するとNEXCO東日本のHPの片隅に豆粒のように小さくこのサービスの内容を明記していましたよ!利用者にとっては便利なサービスなのに何故隠す?(怒) 皆さん知ってました?

2009年2月 2日 (月)

お酒を呑みながら・・・ 酒蔵バロックコンサート復活!

1 2日、朝からピアノ調律師として神戸の某女子高に出動。毎年朝から夕方まで掛かって学校中のピアノを調律して回るのが恒例ながら、今年は教室の空き具合の関係で2日に別けての作業となりかなり楽チン。帰り道にご近所の神戸酒心館訪問。4年振りに復活の「酒蔵バロックコンサート」の打ち合わせ。

復活第1段の公演は「桒形亜樹子+野澤知子チェンバロデュオコンサート」 (4月25日(土)15時開演 神戸酒心館ホール 3500円 利き酒付) 曲はFクープラン、ラモー、デュフリ、ル・ルーのフレンチプログラムに田中カレン作曲の2台チェンバロのための作品(世界初演)など。 東京公演は4月21日(火)19時開演 池袋明日館講堂 で開催。 詳しくは間も無く発表予定。

桒形・野澤両チェンバロ奏者2人の丁々発止の掛け合いに乞うご期待! また酒蔵コンサートお楽しみの利き酒も復活。(ほろ酔い気分で楽しむチェンバロの音色もオツなものです) 今回から終演後には飲み足らない呑み助や他の酒をもっと味わいたい方のために「酒蔵ご自慢のとっておきのお酒」を数種類提供の予定。4月のチェンバロデュオに続き酒蔵コンサート復活第2段は寺神戸亮(Vn)+ボデニチャロフ(Fp)でモーツァルトのヴァイオリンソナタ公演 (7月11日(土)神戸酒心館ホール)。今後は年数回開催の予定。順次ご案内申し上げます。お楽しみに! 

2009年2月 1日 (日)

芦屋のライト建築

22 1日、先月の明治村の帝国ホテル訪問に続き芦屋にあるライト建築の住宅を訪問。明日館や帝国ホテルなど公共建築と違い個人住宅は部屋数は多いものの天井も低く意外に部屋や通路が狭い。(大正末期は日本人は皆小柄だったから?) 雰囲気は抜群ながら洋館コンサートをするのは難しい?しかしライト氏デザインの贅を尽くした内装や、部屋から大阪湾を一望に出来る絶景など当時の関西有数の資産家の財力は相当のものだった様子。

24 洋館見学の後は近くのトルコ料理店でランチ。インド料理とは一味違った香辛料が中東風?(味は強いがあまり辛くない) 

28 食事後、芦屋の器専門のギャラリーで開催中の信楽の陶芸作家の友人の作品展を訪問。温かみのある柔らかなデザインの器をしばし見学。(どれも欲しい・・・) 

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