レクチャーコンサート IN北とぴあ
27日、北とぴあ・さくらホールでレクチャーコンサート本番。ポジティフオルガン・チェンバロ・フォルテピアノそしてホールのスタインウェイと4台の鍵盤楽器勢揃いの舞台は中々の迫力。まもなく始まる北とぴあ国際音楽祭のプレイベントということで1000人を越える招待客を前に古楽器の魅力を演奏付きで解説。
演奏メンバーは寺神戸亮(Vn&司会)、福沢宏(Vg)、上尾直毅(Cem・Or・Fp・Pf・G)そして紅一点広瀬奈緒(Sop)。プログラムはヘンデル、モンテヴェルディ、パーセルの歌曲からスタート。
コレッリの「ラ・フォリア」では上尾氏お得意のギターとチェンバロの二刀流が登場。(今日はミュゼットの出番は無しでしたね)
ポジティフオルガンを使ってバッハのカンタータ。パイプオルガンの出番はこの1曲のみ。どちらかと言うとヴァイオリンの置き台として活躍していたかも(笑)
フォルテピアノ伴奏でハイドンの歌曲、そしてフォルテピアノソロはモーツァルトの「トルコ行進曲」 上尾氏今日は5台もの楽器の持ち替えでしたね(ご苦労様でした)
フォルテピアノとモダンピアノはどんなに違うかを両方の楽器を演奏して聴き比べ。フォルテピアノ奏者がモダンピアノを弾くと結構繊細できれいな音色が出る場合多し。お客様が聴き比べで「やはり現代の楽器の方が古楽器より素晴らしい!」との感想を持たれない様に演奏してね!と音楽監督から注文あり。「やっぱりモダンは鍵盤重い!」と悲鳴が上がるもどんな曲でもサラッと弾ける上尾氏の豪腕振りに感心。各楽器の丁寧な解説を交えて2時間半の充実したレクチャーコンサートが終了。
レクチャーコンサート終了後、またもや楽器3台を苦労して車に積込み。その後は東京近郊でのオペラ本番会場に移動。終演ギリギリに飛込み辛うじて撤収作業をお手伝い。今日の会場、オケピットが無いので客席の一部を遮ってお客様の目の前でオケは演奏。
会場は音楽専用ホールなので緞帳やオケピットも無く舞台セットを組むのに相当苦労されていた様子。良く見ると大パイプオルガンがセットの隙間から覗いてます。終演後舞台裏は大道具の搬出でゴッタ返っているので客席から楽器を出す羽目に。深夜4台もの楽器が一斉に戻って来たのでスタジオは大混雑。
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