浜松のピアノ工場訪問
5日、早朝目白を出発し浜松へ。今や国内に5社しか残っていないピアノメーカーのひとつを訪問。良心的な手作りのピアノを現在も製造している小さなメーカーながら古いピアノの修復も得意というありがたい工場。19世紀のベヒシュタインなどヨダレが出そうな歴史的ピアノをガンガン修復してました。工場の中には未修復の世界の銘器がゴロゴロ。
どんな重症のピアノも新品同様に修復出来るのがこの工場の強み。厄介な部品交換も丁寧な木工作業で対応してくれます。社長曰く「ノミ・カンナがまともに使える職人は浜松にはもうほとんどいないなあ」との事。日本のピアノ製造業の将来は少々不安かも。お話を伺っても明るい話題は少なそう・・・。
現在Y社のグランドのオーバーホールを依頼しておりその出来具合をチェック。弦・アクション総交換で生まれ変わったピアノはタッチも軽く弾きやすい!50年近く前の古いスタイルのアクションだったので新しい部品はオーダーメイドだったとの事。手作りにこだわる工場ならではと感心。
工場訪問の後は浜松のピアノ部品屋で工具の買出し。特殊工具はやはり手にとって試してみたいもの。浜松での所用が終わり神戸へ移動。高速に乗る前に舘山寺へ寄り道。
昼食は浜名湖近くの鰻屋へ。開店直後に入店するも「予約の方ですよね」との対応。炭火で時間をかけて焼くのでほとんどの客は予約していく様子。飛込みの客は後回しかと心配するも一番乗りのお蔭か、予約客の分を回していただきすぐに出てきました! 浜名湖畔なのに「ウチの鰻は九州産です」と張り紙が。確かに正真正銘日本語を話せる鰻、炭火の焼き加減も絶品でパリパリした歯応えは今まで浜松で食べた鰻の中では最高でした!夕方神戸到着。関西はやっぱり蒸し暑い!
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