大井浩明ベートーヴェンで大噴火?
22日、いよいよ明後日に迫った大井浩明氏の京都でのフォルテピアノコンサート。ベートーヴェンのピアノソナタ全32曲(+α)を時代順、様式別に6種類のフォルテピアノを使って演奏というトンでもない企画。全13回公演の第3回「たけぬ獅子とて眠るとや」(7月25日)・第4回「なりなりてなりゆくソナタ」(7月29日)で私のワルターモデルのフォルテピアノが出動。(今回もタイトル凝ってます) 他の公演はすべて日本有数のフォルテピアノコレクションを誇る大阪の山本宣夫氏の楽器を使用予定。 元々クセナキス弾きとして世界的に名を上げた現代音楽の若手旗手が何故かいきなり対極の古楽器界に殴りこみ。オルガンやチェンバロのリサイタルを手始めにクラヴィコードでのバッハの最高峰・平均律1・2巻全曲リサイタル(日本で初めてだったのでは?)や、フォルテピアノによるモーツァルト演奏(寺神戸亮&レ・ボレアードとの共演で何と芸術祭受賞!)と着実に実績を積み重ねるマルチ鍵盤奏者の今回のテーマが「ベートーヴェン!」 そしてまだ日本人では誰もやっていない(はず?)のフォルテピアノによるソナタ全曲演奏。(確か日本ではメルヴィン・タン氏(最近どうしてるの?)が90年代にやった位では?) 相変わらず古楽器での演奏に交えて「古楽器による委嘱新作」も演奏という刺激的な内容の公演。(25日は鈴木光介氏、29日は安野太郎氏の委嘱作品初演) 練習魔のO氏は連日スタジオでフォルテピアノ&ベートーヴェン&新作と格闘中の様子。「やっぱり難しおすなあ~」と京男がボヤクも最初からハードルを高くしたのは御自身でしょ!本番では「神憑りの大井節」が今回も聴けるのでは?と期待してますよ。築100年の素晴らしい明治時代の洋館でのフォルテピアノの響きも楽しみ。乞うご期待!
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