明日館の不思議なピアノ
28日、朝からご近所明日館のいつもの講堂ではなく本館ホールへ、ドイツ製の「スピネットピアノ」という珍しい楽器調律で出動。。小型グランドピアノでボタン1つでアラ不思議?チェンバロの音色も出るというお得な楽器。しかし調律がトンでもなく難しい。
調律ピンが鍵盤傍に無く何故か反対側にある!クラヴィコードでの時々厄介な配置の楽器があるものの、こんなやり難い楽器は無いのでは?どうやって鍵盤を押して調律ハンマーを回すかお判りですか?プロならこの困難さが判ってもらえるのでは・・・。また鉄骨が入っているのに温度変化でチェンバロ以上に調律が変わるのにもビックリ。今日はさる録音で使うとのことでしたが、楽器のコンディションよりも明日館の庭の賑やかなセミの声の方が大敵だったのでは?
午後から久々の四谷のホールにチェンバロで出動。このホール、舞台の環境は完璧で一年中湿度温度がほぼ変化なしという素晴らしさ!しかしこの湿気の多い時期に43%という乾燥は楽器はかえってビックリ。(連日湿気の多い練習場でしたし) 外との落差がありすぎるのも問題かも・・・。
今日のプログラムは実力派揃いの迫力あるアンサンブルでヴィヴァルディの「四季」など。旧知のステマネにお会いしたので久々に業界四方山話を延々と。チェンバロ奏者と副ステマネの方が実は大学の同級生だったなど20数年振りの再会などもあり楽しい一夜。
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