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2008年7月

2008年7月31日 (木)

蝉も夏バテ?

Photo 31日、朝から神戸の室内オケのリハーサルにチェンバロで出動。「夏なので白いチェンバロなんですか?」「いやたまたまです・・・」 白フレンチは結構見た目のインパクトあるようで皆さん喜んでおられる様子。

Photo_2 練習の合間のランチはご近所の蕎麦屋を初訪問。下町の庶民的な蕎麦屋、実は某ランキングで神戸エリアトップ獲得の評判のお店。店内はこじんまりながらシャキシャキっとした女将さん(?)の仕切り具合が立派!味も中々でした。蕎麦打ち台が食事時にはレジ台になっていたのはご愛嬌?

Photo_3 食事帰りに湊川神社を散策すると木立の幹に小さな点が多数。よく見ると蝉がウジャウジャ。さすがの蝉君も暑さに負けて声も立てずに日陰で休んでいた様子。

Photo_4 リハの合間にピアノ調律でも出動。夏休みに入って家族の方がピアノを弾く機会が増えたのか「久々に弾いたらエラク狂ってましたので調律に来て!」とのご連絡を頂き10年振りというお客様2件訪問。しばらくは街の調律師としても頑張らないと!

2008年7月30日 (水)

猛暑の神戸散策

2 30日、猛暑の中雑用で神戸をウロウロ。午後は久々に美術館へ。

3 建築界の革命児A氏設計の美術館はまるで迷路のような複雑な構造。何回行っても良く判らないっス!階段は多いし移動距離は長いし・・・。人には優しくないなあ。

4 今回は兵庫が生んだ偉大なるアーティスト・横尾画伯の展覧会。60年代から世界的に大活躍の画伯の様々な作品が並ぶ充実した展示を鑑賞。

9 美術館の前は雄大な運河が。港町神戸らしい美術館の景色ながら近づいてみると少々運河の濁り具合が酷く臭い。

12 美術館鑑賞の後は神戸元町へ。観光客で賑わう南京町へ向うと有名な豚マン店は相変わらず行列が。(本当は他が美味しいのに・・・)

11 南京町に来たなら必ず立ち寄るご贔屓のレコード屋へ。相変わらず私の趣味を良くご存知のマスターから「こんなんありますよ」とお勧め盤の波状攻撃を受け、結局大量のCDを購入。アコースティックスイングの新盤からSP時代の名花「ボスウェルシスターズ」系のボーカルグループ、果てはブラジル音楽のベスト盤(5CD)など音で世界周遊の旅が出来る?

13 買物の後はあまり観光客は知らない地元民で賑わう裏通りの中華レストラン街の老舗のお店へ。

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 あっさりシャッキリとした味付けはやはり神戸の老舗中華ならでは!地元で人気店でも行列は出来ず値段も安いのがありがたい。

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帰りに厨房を覗くと80歳を越えたのでは(?)という老マダムがまだ現役で調理の主役。神戸の中華は不滅です!

2008年7月29日 (火)

オリエンタルなベートーヴェンコンサート

6 29日、昨夜のコンサート終了後楽器を積替え(コンサートの度に違うチェンバロが登板)深夜西へ移動。早朝神戸でチェンバロを降ろして京都入り。先日練習のために古い町屋の玄関に置かせていただいていたフォルテピアノをコンサート会場へ運搬。外気とほぼ同じ条件の室内で数日保管だったので楽器のご機嫌がナナメでは?と心配するも案の定湿気を吸い込み少々ゴネ気味。

4 会場の洋館も湿度は高そう。それではといつもは絞り気味の照明を逆に全開にしての「楽器の照り焼き」で強制的に水抜き。温度は多少上がるものの楽器はドンドン乾いていったようで湿度が40%台をキープすることに成功。お蔭で張りのある音色も安定した調律も戻ってきた様子。本番でも変化も無く「照り焼き作戦」ひとまず成功か。もし楽器の調子が悪い場合、終演後東京の「集中治療室」である目白スタジオに強制送還も辞さずとの覚悟でしたが、幸いそこまで至らずホッ! 3夜連続徹夜の東西移動はさすがにご勘弁。

17 今日は大井浩明ベートーヴェンシリーズ第4回(私のワルターは2回目の出動)。月光ソナタをはじめ有名曲が並ぶ聴き応えのあるプログラム。大井氏恒例のフォルテピアノ委嘱作品初演はペルシャ風の作品の河村真衣、mp3の音源とフォルテピアノが複雑に絡むチベット風の作品の安野太郎の両氏が登場。ベートーヴェンとオリエンタルなフォルテピアノ新作との対比がユニーク。

8 終演後に打ち上げに誘われるも我が身がガス欠寸前で惜しくも遠慮して神戸へ帰還。演奏以上に面白い(?)と評判の酒席で御馴染みの大井氏の特殊業界声帯模写が聞けなかったのは残念!

2008年7月28日 (月)

明日館の不思議なピアノ

4 28日、朝からご近所明日館のいつもの講堂ではなく本館ホールへ、ドイツ製の「スピネットピアノ」という珍しい楽器調律で出動。。小型グランドピアノでボタン1つでアラ不思議?チェンバロの音色も出るというお得な楽器。しかし調律がトンでもなく難しい。

1 調律ピンが鍵盤傍に無く何故か反対側にある!クラヴィコードでの時々厄介な配置の楽器があるものの、こんなやり難い楽器は無いのでは?どうやって鍵盤を押して調律ハンマーを回すかお判りですか?プロならこの困難さが判ってもらえるのでは・・・。また鉄骨が入っているのに温度変化でチェンバロ以上に調律が変わるのにもビックリ。今日はさる録音で使うとのことでしたが、楽器のコンディションよりも明日館の庭の賑やかなセミの声の方が大敵だったのでは?

Photo 午後から久々の四谷のホールにチェンバロで出動。このホール、舞台の環境は完璧で一年中湿度温度がほぼ変化なしという素晴らしさ!しかしこの湿気の多い時期に43%という乾燥は楽器はかえってビックリ。(連日湿気の多い練習場でしたし) 外との落差がありすぎるのも問題かも・・・。

3 今日のプログラムは実力派揃いの迫力あるアンサンブルでヴィヴァルディの「四季」など。旧知のステマネにお会いしたので久々に業界四方山話を延々と。チェンバロ奏者と副ステマネの方が実は大学の同級生だったなど20数年振りの再会などもあり楽しい一夜。

6 本編だけでなくサプライズのアンコールも大ウケ!なぜかこんな人が主役でした。

2008年7月27日 (日)

珍しいお客様

1 27日、朝スタジオに珍しいお客様来訪。同業者ながら実は会うには数年振り?密談内容はナイショ。(業界独占の闇カルテルの相談ではないですよ) 最後は不思議な数字が羅列の分厚い資料をお持ち帰り。もしや秘密指令の暗号解読書だったのかも? 私にはドイツ語の調律データ本にしか見えなかったのですがね(笑)。相変わらず多方面でご活躍の様子。

1_2 午後から昨日に続きロック系スタジオでリハーサル。このスタジオ、駅から直結で便利、待合ロビーはTV見放題、ネット接続も完備、受付で飲物や軽食を販売、スタッフは親切でどんな難題でもすぐに対応してくれる・・・、そのサービス満点の対応には感心!クラシック系常連の公共の練習場とは大違いですね。(同じサービス業なんだから少しは見習って欲しいっス) 

2008年7月26日 (土)

梅雨の置き土産

Photo 26日、早朝目白に帰還。関西から戻ると東京はまだ涼しい! 午前中スタジオで来週出番のチェンバロ3台のご機嫌伺い。梅雨真っ盛りの出動でタップリ水分を吸い込んでしまったチェンバロ達のピッチをチェックするとまだ低下の様子。確かに湿気が一番酷い時は10Hz以上もピッチが上昇したので、水分を抜くと元に戻るかと思いきや中々元に戻らず調律も不安定。(断弦も多かった!) 梅雨が明けてスタジオ内も乾燥気味になってやっと水分を吐き出した模様。水抜きは時間が掛かる!やはり梅雨時の仕事はチェンバロにはタイトだなあ。

Photo_2 午後から室内オケのリハーサルにチェンバロで出動。世田谷の珍しくロック系のスタジオでのリハ。地下一階と聞きチェンバロ搬入を心配するも、地下駐車場から扉1枚ですぐにスタジオ。(ホールもコレぐらい見習ってね!) 残響は無いモノの空調完備、夜中も楽器のために空調入れっぱなしOKという出来た施設に感心。(ホールも見習え!シツコイですかね) ヴィヴァルディやアルビノーリなどのバロックの名曲プログラム。スタジオは深夜でも使用可能とのことで遅くまで続く練習。(売れっ子ばかりのアンサンブルなので仕方無い?)

2008年7月25日 (金)

フォルテピアノでベートーヴェンIN京都

21 25日、今日は昼から京都へ。関西は早朝からカンカン照り、車中の楽器が溶けてしまう(笑)との心配で朝からエンジンをかけ木陰で待機。今日は明治39年に出来た元日本銀行京都支店(現京都文化博物館別館)で大井浩明氏のフォルテピアノリサイタル。

22 元銀行だけあって内装がユニーク。天井が高く残響豊かな空間は古楽器に最適の様子。

9 札束が唸るほどあったはず(笑)の建物は内装が豪華で素晴らしい!近くに京の台所「錦市場」もあり食事も楽しみだったのですが、京の蒸し暑さに参ってしまい遠征出来ず残念。

38 ベートーヴェンのピアノソナタ全曲を作曲順に6種類のフォルテピアノで弾くという企画の今日は第3回。最初のシュタインモデルに続いて我がワルターモデルが出陣。ベートーヴェンの曲と鈴木光介氏委嘱作品「フォルテピアノ独奏のための組曲」(初演)が交互に演奏されるという大胆なプログラム。(何故立派なマイクがあるの?)

43 「業界筋の濃いお客様」(by演奏家)の中でコンサートは無事終了。終演後、次回の公演まで京都でフォルテピアノを練習したいという練習熱心な(ワガママな?)演奏家の要望に答えてご近所の古い町屋の土間に楽器をお届け。蒸し暑い盆地・京都にある昔ながらの住宅ははたして涼しいのか?楽器のご機嫌が心配。深夜東へ移動。

2008年7月24日 (木)

世の中物騒なこって・・・

1 24日、朝起きてニュースを見ると東北でまたもや大きな地震。ここ最近東北を何度も訪れている身としては他人事では無い。(先日はいわき滞在中に地震に遭遇したばかり・・・) それと先日の八王子の書店での惨事にもビックリ。この書店は鍼治療の際にいつも寄り道するご贔屓のお店、数日前にも立ち寄ったばかりでした。何やら物騒な世の中です。 今日は朝からフォルテピアノを積込み関西へ。途中富士山が絶景のパーキングは残念ながら雲で姿が拝めず。

3 夏の海も美しい!

10 名古屋の新しいパーキングは地元の魚や野菜の販売で人気の様子。イケスで話題(?)の愛知・一色産のウナギ君も元気に泳いでました!(本当に日本語話せるかい?)

19 夕方順調に神戸到着。関西は東京より暑い!予想より早く着いてしまいまだ外は灼熱地獄、日暮れまで楽器を冷やすため車で近所をウロウロ。

2008年7月23日 (水)

真夏のベートーヴェン

1 23日、今日はスタジオで出番直前のフォルテピアノのご機嫌伺いの後は事務仕事。BGMはリサイタル間近で練習に励む某奏者の熱い(暑い?)ベートーヴェン。でも現代の響きの方が多かったのは何故?(今回の委嘱作品、相当の難曲の様子) 日暮れ前に夕涼みで池袋へ。ご近所の明日館は絶好の散策コース。都心のエアスポットは相変わらずノンビリムード漂う不思議な空間か。

2008年7月22日 (火)

大井浩明ベートーヴェンで大噴火?

2 22日、いよいよ明後日に迫った大井浩明氏の京都でのフォルテピアノコンサート。ベートーヴェンのピアノソナタ全32曲(+α)を時代順、様式別に6種類のフォルテピアノを使って演奏というトンでもない企画。全13回公演の第3回「たけぬ獅子とて眠るとや」(7月25日)・第4回「なりなりてなりゆくソナタ」(7月29日)で私のワルターモデルのフォルテピアノが出動。(今回もタイトル凝ってます) 他の公演はすべて日本有数のフォルテピアノコレクションを誇る大阪の山本宣夫氏の楽器を使用予定。 元々クセナキス弾きとして世界的に名を上げた現代音楽の若手旗手が何故かいきなり対極の古楽器界に殴りこみ。オルガンやチェンバロのリサイタルを手始めにクラヴィコードでのバッハの最高峰・平均律1・2巻全曲リサイタル(日本で初めてだったのでは?)や、フォルテピアノによるモーツァルト演奏(寺神戸亮&レ・ボレアードとの共演で何と芸術祭受賞!)と着実に実績を積み重ねるマルチ鍵盤奏者の今回のテーマが「ベートーヴェン!」 そしてまだ日本人では誰もやっていない(はず?)のフォルテピアノによるソナタ全曲演奏。(確か日本ではメルヴィン・タン氏(最近どうしてるの?)が90年代にやった位では?) 相変わらず古楽器での演奏に交えて「古楽器による委嘱新作」も演奏という刺激的な内容の公演。(25日は鈴木光介氏、29日は安野太郎氏の委嘱作品初演) 練習魔のO氏は連日スタジオでフォルテピアノ&ベートーヴェン&新作と格闘中の様子。「やっぱり難しおすなあ~」と京男がボヤクも最初からハードルを高くしたのは御自身でしょ!本番では「神憑りの大井節」が今回も聴けるのでは?と期待してますよ。築100年の素晴らしい明治時代の洋館でのフォルテピアノの響きも楽しみ。乞うご期待!

2008年7月21日 (月)

大宮でロ短調ミサ

2 21日、今日は夏祭見学ではなく(今日も各地でお祭りがあるようですが)お仕事で埼玉へ出動。180人という大人数の地元合唱団によるバッハ「ロ短調ミサ」。照明が強く冷房が反響板の中まで届かない「困った」舞台上は28℃を越える「真夏日」状態。しかし舞台裏は震える程冷房が効いており待機する我々裏方にはムチャ寒い!これだけの人数になると舞台出入りだけでも時間が掛かり中々大変、休憩中のオルガン調律時間が無いのでは?と恐れるもピッチは全く変化無しで助かった!(車で運搬中にオルガンが充分温まってしまっていた?) 厄介な条件ながら我がオルガンはもう「夏仕様」に変身しているのか手間イラズのお仕事となりホッ。

2008年7月20日 (日)

熊谷うちわ祭

2 20日、朝7時前から某ホールへ出動。「7時から9時でチェンバロとピアノの調律を時間を分け合ってお願いします」とのハードなお仕事。ピアノ調律師の方は「チェンバロ先にどうぞ」との優しいご配慮? いやいや両者とも照明がつかないうちには調律したくないだけでした。結局最初は業界世間話で時間を潰し、照明がついた時点で両者必死の形相で調律と相成った次第。タイトながら何と朝9時に本日のお仕事終了!

8 今日は各地で夏祭真っ盛り!時間はあるぞと祭見学で埼玉方面へ出陣。まずは与野夏祭りを訪問。しかし昼は何もやっていず屋台も準備中。街はガランとしてました。

24 勇壮な神輿担ぎも夕方からとか。コリャすっかり外した様子。炎天下の中で祭りの準備を見学しただけに。

47 それではと発奮、埼玉県をさらに北上し熊谷を訪問。今日から始まる「関東一の祇園祭・熊谷うちわ祭」を見学。こちらは昼から街中を威勢の良いお囃子にのっていなせな街の衆が総出で山車巡行。

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夕方からは熊谷駅前に勢揃いするため各地区のご自慢の山車12台が街中を賑やかに巡回。

108 古くは江戸時代から平成の作まで多彩な山車が夕暮れの熊谷の街をゆっくりと巡行。本家京都の祇園祭は通勤ラッシュ並みの大混雑ながら、こちら関東一の祇園祭は絶好のカメラアングルが簡単に確保出来る程のどかなお祭りの様子。それでも立派な山車の行列にはビックリ。

145 今日のクライマックスは12台の山車が勢揃いでの鐘や太鼓の激しいお囃子の競演。山車それぞれの複雑なリズムが一斉に鳴ると、まるで変拍子の嵐のよう。リオのカーニバルに匹敵するリズムの洪水で皆トランス状態になりそう・・・。いや大興奮の夏祭でした!

2008年7月19日 (土)

いわきで初本番

1 19日、昨日のリハに続き今日は新しいホール「いわきアリオス」でマチネーコンサート。ゲネ前に突然大きな揺れに遭遇。(震度4弱だったかも) 舞台上の演奏家も慌てて舞台外に避難する羽目に。幸い被害も無く中規模な揺れだったが舞台の反響板(コンクリート壁を含む特製で合計100トンを越える巨大なものとか)がきしむのには冷や汗モンでした。ここは先日大きな被害が出た所に結構近い場所でしたね。

8 今日のコンサートは人気Ob奏者&指揮者の「もぎぎ」氏率いるオケで「トランペット特集」。チェンバロの出番はブランデン2番他。凄腕のトランペット奏者を揃えて超絶技巧の難曲を並べた聴き応えあるプログラム。

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いわきは学生ブラバンの盛んな土地とか。今日も学生服の管楽器奏者の卵が多数来場の様子。立派なホールが出来た事で豊かな音楽環境が育つことを期待します!チェンバロの出番が終わりすぐに帰京、連休の渋滞も無くスムーズに目白に帰還。いわきは意外に近いなあ。(南端とはいえ東北ですし)

2008年7月18日 (金)

福島県の新しいホール「いわきアリオス」

11 18日、早朝から福島県へ。ホール入りの前にご近所の小名浜魚港へ寄り道。

18 新鮮な魚や干物などが並ぶ漁港の市場は見応え充分。朝からヨダレを押さえて目の保養に専念。

12 朝から開店の商売熱心な食堂を覗くと各種海鮮丼が並びどれも美味しいそう・・・。(少々上品な値段の様子でしたが)

22 市場の横では冷凍カツオがベルトコンベアーで積込みの最中。

20 今日はいわき市に新しく出来た「いわきアリオスホール」でのリハーサル。2000席弱の大ホールに200席の小ホール(古楽向き?)、まだ未完成の演劇用の中ホールと3つの舞台を持つ贅沢な複合施設。最近新しく出来た大規模なホールは全国でもここぐらいでは?

48 舞台の天井が高く豊かな音響を誇る大ホールにチェンバロを提供。舞台の反響板が木とコンクリートを巧く使い分けている凝った内装。

25 ユニークに折れ曲がった客席通路や温かみのある色の内装など中々デザインがユニーク。バックステージも各ホールの長所・短所を研究されたのか使い易そう。

36 客席ロビーも自然あふれる庭園が望める贅沢な造り。東京都心のホールでは望めないゆとりが羨ましい!

37  ホールのロビーもアートな雰囲気溢れる贅沢な空間です。最近出来たホールでは一番の注目株では!

23 リハーサル終了後いわきの街を散策。地酒を冷蔵室で丁寧に新聞紙に包んで保管の「出来る酒屋」を発見。福島の美味い酒を吟味するも「土耕ん醸(どこんじょう)」なんていう凄い名前の酒を推薦され早速トライ。中々フルーティな味に感心!海の幸といい酒といい、いわきの味覚はハイレベルの様子。

2008年7月17日 (木)

TVで再びあの演奏が・・・

2317日、今朝はいやに静かだと思っていると西武池袋線が人身事故で止まっていた様子。(ウチは線路際なので普段のラッシュ時は相当ウルサイ) 皆さん相当影響出たのでは? 先日来日した2つのグループの公演が近々BSで放映される模様。まずは低音部は話題の「肩掛けチェロ」スパラとチェンバロのみという過激な編成で賛否両論だったラプティットBANDEのステージが8月11日AM10時55分からBS2 クラシック倶楽部で。(こちらは私が参加していない横浜公演ですが)

30スキンヘッドの迫力ある姿と意外な美声、そして粋でシャープな演奏でお客を魅了した伊国怪僧一座のステージは8月18日AM10時55分から同番組で。 いつも本番で打ち合わせ通りに演奏しないと怒る某国営放送の必死のカメラワークと、最後まで勝手気ままに動き回ったマルコ君との対決が見ものです。(どんな風に映っているのか楽しみ!)

今日は朝から楽器のメンテ、続いて体のメンテで鍼治療へ。先生に東洋医学的に日頃の体に良い事、悪い事をお伺いするも、風呂の入り方からコーヒーの飲み方まで些細な事でも注意すべき点があるとの事。無意識のうちに体に負担を掛けていた事が多くまたも反省。夜は西武線沿線組合のお仲間と近況報告会。ゲストも交え楽しい一夜に。

2008年7月16日 (水)

タフなチェンバロ

Photo 16日、朝スタジオを出ようとしていると梱包中のチェンバロからプッツンとの異音。まだ先日の湿気トラブルから回復していないのかいまだご機嫌直らず。午前中は昨日までA=430の古典ピッチで使用していたフレミッシュをリハ会場から引き取り、保管場所へ返却。早速10Hzものピッチ上げ。こちらの楽器はモノの30分・数回のピッチ上げで断弦も無く簡単に回復の様子。そのタフさには脱帽。そういえば炎天下の野外コンサートでも涼しい顔で鳴ってくれてましたっけ。ウチの楽器陣ではさしずめ「チェンバロのパリダカ仕様」です。

2008年7月15日 (火)

指揮者は背中で勝負?

1 15日、昨日に続き大宮でロ短調ミサのリハーサル。会場に一番乗りしてみると舞台のオケの配置が普通に逆戻りしていてビックリ。聞けば昨日リハ終了後に指揮者から「やっぱ、普通がいいなあ」との要望があったとか。やはり舞台最前列で客席に背を向けないと落ち着かなかったのかも?

8 夕方は田端で10月に開催の北とぴあ国際音楽祭のメイン公演・ハイドンのオペラ騎士オルランドのリハーサル。(まだ3ヶ月もあるのにオペラの練習は驚くほど長期間!) チェリーやムッチャンなど(誰か判る?)売れっ子が参加との事で本番が楽しみ!本番はフォルテピアノ使用ながら代理を務める我がフレミッシュチェンバロ、現在日本で唯一(多分・・)のA=430仕様の貸出楽器では? 明日は再びA=442の世界に逆戻りの予定・・・。弦は大丈夫か?

11 夜は再びロ短調ミサのリハ。合唱団は相変わらず客席なので今日はオケとお見合い状態。舞台が狭いと大変!

2008年7月14日 (月)

たまには指揮者を正面から見よう!

Photo 14日、朝から連日水抜き作業中のチェンバロのご機嫌伺い。昨夜やっとカバーを外し今朝やっとフタ開け。楽器の鳴りはほぼ回復したもののピッチは相当下がったまま。慎重にピッチ上げをするもののまだご機嫌が直らないチェンバロ君、またもや「プッツン」と抗議行動。この時期一回水分を吸い込むと厄介な事!

昼からポジティフオルガンを持ち込んで大宮のホールでリハーサル。「たまにはお客様に指揮者の姿を正面から見てもらいましょう」とのユニークなアイデアで何とオケは客席に背を向けて演奏、いつも後姿ばかりの指揮者が今日は客席から良く見える!いつもは奥に追いやられるオルガンも定位置ながら今日は最前列だ。反響板のお蔭で音響はさほど変わらず中々面白い雰囲気かも。

11 実はアマチュア合唱団のバッハ「ロ短調ミサ曲」のリハーサル。リハ会場の舞台が狭く100人を越える合唱団は舞台にのる事が出来ず(オケもこぼれそう・・・)客席で歌う羽目に。

2008年7月13日 (日)

暑気払い

5 13日、外は梅雨が明けたような暑さ、でも今日は湿気が心なしか低いのか日陰は過ごしやすい。コンサート会場でタップリ湿気を吸い込んできたチェンバロ達をスタジオで慎重に水抜き作業。いきなり響板に乾いた空気を当てると割れや反りの危険があるのでカバーを掛けたままジッと我慢して1日放置。それでも少しづつ楽器から水分が抜けているのか時たまチェンバロから「バキッ!」「ピシッ!」と派手な音が・・・。

5_2 今日は近所の江古田まで遠征し「鰻+ネバネバ系」の暑気払いメニューのランチ。江古田は学生街なので洒落たお店やマニアックなCD店など多そう、2駅違いなのに我が街「椎名町」とは随分雰囲気が違うなあ。

2008年7月12日 (土)

Duo Sirocco(Fromベルギー)In近江楽堂

412日、今日は近江楽堂でベルギーから来日のリコーダーとチェンバロのご夫婦2人組「Duo Sirocco」と、宇治川朝政(R)+福間彩(Cem)の「Ut/Fa」のジョイントコンサート。リコーダー2本とチェンバロ・ポジティフオルガンの組合せで息の合ったアンサンブルを披露。

7 ブリュッセル近郊在住のご夫婦、7ヶ月の赤ちゃんを連れての世界旅行とは中々勇気があるなあ・・・。日本の後はお気に入りの北京を訪問とか。最近何とイランでチェンバロも使ったコンサートをしたとか武勇伝をお聞きすると世界を股にかける二人の行動力に脱帽。

2008年7月11日 (金)

Bravo! アストローニオ

27 11日、イタリア文化会館でクラウディオ・アストローニオ氏Cem&指揮+イ・カリッシミのコンサート。「二人の巨匠の交差点」と言うタイトルでイタリアに縁が深いヘンデルとスカルラッティの作品を演奏。コンサート形式での歌曲演奏ながら色々な演技も飛び出し見応え充分!

34 歌手にコミカルな演技を付けるだけでは無く演奏家にも凝った演技を要求する指揮者、リュート奏者はテオルボを弾きながら歩く羽目に・・・(結構難易度高そう) 御馴染みの器楽陣もイタリア人が振るとかくも躍動感溢れ洒落たセンスの演奏になるのかと感心!

38 何しろイタリア人に「オラが国の音楽」を演奏させるとどんな曲も小粋で明るく楽しい!アストローニオ氏のチェンバロソロも多彩な音色を繰り出してのダイナミックでシャープな演奏には脱帽。

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連日湿度の高いリハ会場で(80%越え!)タップリ水分を吸い込んだ我がチェンバロ、舞台で急に強烈な照明が当たり「照り焼き」状態になると一気に水分を吐き出し始めた様子。リハの間にどんどんコンディションが激変し相当ご機嫌ナナメ、本番前の調律ではついに断弦が連続3本、おまけに休憩中にもまたもや1本プッツン!、イヤハヤ珍しくゴネまくる我がチェンバロには参りました!(1年分の断弦を1日で消化かも・・・)

2008年7月10日 (木)

チェンバロは世界を巡る?

Photo 10日、昨日「宣伝してね」と受け取ったコンサートのチラシ、「裏面の日付間違ってました!刷り直しだ・・・」」との一報あり。そういえば先日も出演者の写真が業者のミスで1人欠落、やっぱり刷り直しとの話を聞いたばかり。今日はどこからも湿気トラブルのSOS連絡は来ずスタジオでゆっくり。

Photo 今日もスタジオではベルギーと日本のリコーダーと鍵盤コンビのリハーサル。ベルギー組は先日イランでコンサートがあったとの事。何と現地でちゃんとチェンバロが用意されていたそうな。(伊国某社製の楽器だったとか) 中近東といえば昔イスラエルに行った際は結構な台数のチェンバロがありましたがイランにあるとはビックリ!

Photo 夜はマルチ鍵盤楽器奏者のT氏がスタジオ訪問。フォルテピアノを試奏後、苦手の電脳操作で指導を頂く。数ヶ月ストップのHPがやっと更新出来ました!

梅岡楽器サービスHPhttp://homepage3.nifty.com/umeoka-gakki/

2008年7月 9日 (水)

湿気を吸い込んだチェンバロは・・・

2 9日、朝からスタジオの楽器のご機嫌伺い。外でのお仕事から戻った楽器はタップリ湿気を吸い込んでいるので除湿器ダブル作動でスタジオ内を湿度40%まで乾燥させて水抜き。午前中はスタジオで連日続くDuo Sirocco × Ut/Faコンサート(7月12日近江楽堂)のリハーサル。2006年イタリアのボンポルティ国際古楽コンクール室内楽部門で第1位を獲得したというゲストのリコーダー&チェンバロのご夫婦(fromベルギー)と日本の若手リコーダー&チェンバロ奏者との競演が楽しみ!

3 練習が続くスタジオで静かに音楽に聴き入る聴衆が1人。いやカワイイお客様だ!(0歳児で世界旅行とは羨ましい!)

10 昼前にチェンバロを提供中のリハ現場から緊急SOSの一報あり。会場の凄い湿気でチェンバロのピッチが上がりっぱなし、演奏家から何とか出来ないか?という事で急遽会場に駆けつけ調律する事に。チェックすると湿気を存分に吸い込んだチェンバロのピッチは何と10Hz(!)も上昇、コリャ共演者の悲鳴が上がった様子。(A=425はさすがに無理でしょう) 何度もピッチ下げ調律をして何とか楽器は安定。この時期は本当にチェンバロにはキビシイ!SOS発信のクラウディオ氏(fromイタリア)、復活した楽器で早速ソロ練習を再開。

19 午後から都心を雑用でウロウロ、最後は都内西部のお宅にチェンバロをお届け。保管場所が防音室との事で温度湿度の管理がしっかりしており一安心。お仕事終了後ご近所の多摩湖畔のチェンバロの先生宅を久々に訪問。カワイイ御家族を記念撮影。(実は私も猫大好き!) ワインをグイグイお飲みの先生相手にシラフで(笑)業界世間話を遅くまでグダグダ・・・。

2008年7月 8日 (火)

平尾雅子ガンバリサイタルINハクジュホール

12 8日、今日は午前中は珍しくノンビリ。昼前は久々に訪問のご近所の駅前商店街組合のお仲間のお店で業界世間話で油売り。(お仕事中断させてスイマセン) 午後から代々木で平尾雅子ガンバリサイタルにチェンバロ提供。去年CD録音をしたメンバーと再びご一緒、今日はそのCDの発売と前作のレコードアカデミー賞受賞のダブル記念のコンサート。

26 リハの途中抜け出して北区田端文士村でのリハーサルに別のチェンバロを提供。10月23日25日開催のハイドンのオペラ「騎士オルランド」の練習が今日からいよいよ開始。(オペラの練習は期間が長い!) 寺神戸亮率いる古楽器オーケストラ「レ・ボレアード」の演奏も楽しみながら、毎回意外な設定で驚かせてくれる演出も楽しみ!本番の通奏低音はフォルテピアノの予定、今日はその代理でチェンバロを使用するも調律はA=430とチェンバロには厳しいピッチ。(鍵盤移動出来ない・・・) こういう場合はウチの中で一番タフなフレミッシュが出動。大幅なピッチ変更も何食わぬ顔で安定してくれるので一安心。

31 夜は代々木のガンバリサイタルの本番。芝崎久美子(Cem)・金子浩(Lu)・頼田麗(Vg)という豪華な伴奏陣の好サポートもさることながら、フランスバロック音楽の真髄・Mマレの音楽をベテラン奏者がかくも凄い集中力で取り組む姿を間近で拝見するとその迫力に圧倒されっぱなしの2時間でした。客席の濃さも凄かった!

2008年7月 7日 (月)

イタリアから俊英チェンバロ奏者来日!

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7日七夕。今日はチェンバロの運送ばかりの1日。午前中は引越のチェンバロの引取。午後からリハ会場へ搬入。夕方は明日使用の楽器を保管場所から引取とあちこちを楽器を持ってウロウロ。リハ会場では今日から7月11日イタリア文化会館で開催の「クラウディオ・アストローニオ&イ・カリッシミ」コンサートのリハがスタート。今回3度目の来日というイタリアのチェンバロ・オルガン奏者のクラウディオ・アストローニオ氏は今回は指揮も担当。

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07年のD・スカルラッティ、09年のヘンデルというイタリア出身の両巨匠のメモリアルイヤーを記念して中間の今年に2人の作品を取り上げるというユニークな公演。実力派を揃えた日本勢の器楽・歌手陣も楽しみながらアストローニオ氏のシャープなチェンバロの演奏と指揮ぶりが注目か? チラシの写真でスッキリ系のイケメンを想像していたのですが実際はちょっとワイルド系の「危ない香りのするモテ男」風かも(笑)。スタジオに戻るとこちらは7月12日近江楽堂で開催のDuo Sirocco × Ut/Fa コンサートのリハーサル。リコーダー2人と鍵盤楽器2人の賑やかな共演の様子。

2008年7月 6日 (日)

伊国水都合奏団 IN秋田大曲

11 6日、秋田・大曲で伊国水都合奏団のツァー最終公演。ホールの近所に美味そうな蕎麦屋を発見。早速リハの隙を見て訪問。達磨の名人の書が飾ってあるところを見るとその一門の様子。中々雰囲気の良いお店で行列が出来てました。

9 伊国水都合奏団の魅力は躍動感溢れるアンサンブル、中でも個人的には演奏も風貌も野性味溢れる(カッコイイ!)ダヴィデ氏のチェロが大のご贔屓!今回も彼のダイナミックな演奏を堪能しました。

12 前回彼らが来日した時ちょうどサッカーのワールドカップ開催中、最後劇的なイタリアの優勝でメンバーも大喜び。ダヴィデ氏は何と腕にこのようなタトゥーを入れてました。(彼らには漢字がカッコ良いのか?) 今回改めて拝見。先日の欧州カップの時期とツァーが重ならなくて良かったかも・・・。(イタリア早くに姿消してましたね)  終演後楽器を積み込みすぐに東京へ。新幹線で移動のメンバーと競争するも残念ながら先方が一時間早く到着とか。(やはり600kmを新幹線と車で競うのは無謀だったかも) コンバスをホテルで引き渡して目白へ帰宅。

2008年7月 5日 (土)

浜松から秋田へ

1 5日、朝浜松を出発し次の公演地の秋田・大曲へ移動。まずは浜松まで来たので「日本ピアノ業界の聖地(?)・大橋ピアノ」を久々に訪問。10数年前に廃業ながらまだ工場はそのまま残っているのが不思議。誰か事情をご存知でしょうか?

3 浜松から高速で北上し秋田・大曲まで820kmの大移動。途中のPAのトイレでまもなく巣立ちのツバメの子供を発見。夏が近い証拠かも?

5 宇都宮近くのSAで昼食。さすが餃子の街なのか「餃子丼」という珍しいメニューを発見。早速トライするもただの玉子丼に餃子が3つ(少ないゾ!)のっているだけのシンプルなドンブリでした。(期待ハズレでしたね)

7 浜松は蒸し暑かったが東北地方は涼しいのでは?という期待も甘く北日本も真夏日だった様子。

8 仙台の高速から見える「いつも気になる」特殊用途ホテル。ある部屋だけ非常脱出用らしきラセン状のスロープ(?)が用意されている様子。一体どんな構造?

11 秋田道に入ってSAで休憩するとこんな看板が。やはり都会から相当遠くへ来たものだと実感(笑)

12 約10時間掛けて秋田・大曲に到着。早速スーパーに地元名物を物色のため訪問。がっこ(いぶりタクアン)、ホタテフライ、はたはた寿しなど東北名物を買い込みホテルで夕食。晩酌用に地元の酒屋で地酒を購入。薄暗い店内で温度変化にデリケートなお酒を新聞紙に包んで保管という「出来る」酒屋で秋田の珍しいお酒をゲット。大曲は夏の花火大会で有名な町、今日も小さな花火打ち上げがありホテルの部屋から音は聞こえるも残念ながら方角が違うのか姿は拝見出来ず。

2008年7月 4日 (金)

伊国水都合奏団 IN浜松

Photo 4日、2日連続でホール退出が22時(!)というタイトな公演が続き疲労困憊気味ながら早朝目白を出発し浜松へ。ホールへの楽器搬入前にご近所の楽器博物館を久々に訪問。もう何度も見たオリジナルのチェンバロも来る度に印象が変わるのが面白い。看板娘(?)のブランシェのチェンバロは相変わらずフタを閉めたまま(ケチ!)

8 壁にヒッソリと展示されているオリジナルの調律ハンマーの素晴らしいコレクション。実はロンドンの前の所有者の元で見せてもらった事があり、「どれでも良いから譲って!」と懇願するも「これは趣味のコレクションなので売買はしないよ」との返事だったのですが・・・(何故日本にやって来たの?)

15 浜松での昼食はやはり本場という事で駅前のお店で「うな重」。日本語が得意な鰻だったかは不明ながら(笑)、まあ焼き具合も良く中々イケル味でした。連日の夜更かしのツケを挽回するゾ!

27 今日は浜松のホールで伊国水都合奏団とフルートの共演のコンサート。今日からチェンバロはウチの新入りの白フレンチが登場。チェンバロ担当の合奏団のボスが舞台で我がチェンバロを見た第一声は「まるでエルトン・ジョンだぜ!」 確かに派手な舞台といえばある時期はE・ジョンでしたが年がバレルなあ・・・(笑) 

2008年7月 3日 (木)

レ・プレジール IN武蔵野

1 3日、今日はコンサートのダブルヘッダー、調律サポートのK氏と早朝に合流。第一会場への朝イチの楽器搬入の前に近くのファミレスで待機。結構待ち時間が長く2人で人に言えないような怖い(?)業界裏話を延々とオシャベリ。さて楽器搬入だと店を出ようとすると「何だあの声は君たちか」とオルガン製作家K氏に声を掛けられビックリ!もしかすると「ヤバイ業界話」も聞かれてしまったかも・・・。(偶然はコワイ!) 昼食は横浜・野毛の庶民的な中華へ。2人で定食をシュアすれば豪華な品数になり満腹!(650円という安さで美味い!)

17今日から伊国水都合奏団のコンサートツァー開始。初日は横浜の大ホール。大きな会場ながらチェンバロを含め各楽器の音がクリアに聴こえる様子で一安心。

33 夕方から第1会場で「レ・プレジール」のコンサート。(確か兵庫では「パルナッスの歓び」という和訳のグループ名だったのに何故か今日はカタカナ名に・・・)

46 プランティエー氏の驚異的なテクニックのヴァイオリンも素晴らしいが、とろけるような恍惚の甘い音色を聴かせてくれた野入さんのヴァイス作曲のリュートソロも絶品!通奏低音コンビの躍動感溢れる演奏ももちろん素晴らしい。ヴェストフやヴァルターなど知らない作曲家の作品ばかりで皆さん初体験だったお蔭か、休憩後に場内で販売の彼らのCDは凄い勢いで完売に近かった様子。チェンバロ・オルガン奏者のマルキオリ氏、今回提供のハンブルグのKramer氏の楽器を親友が注文したとかで「君の楽器はいくらだった?」「この調整は君がやったの?」など質問攻め、我が新入りの白フレンチを気に入ってくれた様子。

2008年7月 2日 (水)

少し早い七夕コンサート

1 2日、今日は六本木のホールでガラ形式の七夕コンサート。改装後初めてになる久々のSホール、楽屋口にスロープが出来ておりチェンバロ搬入が簡単になっており大助かり! 今日はピアノ2台使用との事で舞台はピアノ調律に占領されてしまいチェンバロは舞台裏で調律。タイトなスケジュールなので文句は言うまい・・・。

11 ガラコンサート最初の主役は今日からツァーでご一緒の伊国水都室内合奏団。先日も別の伊国合奏団で堪能したヴィヴァルディ「四季」、今日はさわりだけながら本場の演奏家による重量級の演奏は迫力満点!

22 ガラコンサートのハイライトはラベル「ボレロ」の特別編曲版。チェンバロの両隣がピアノとハープという古楽ではありえない配列。心配されたチェンバロの音量も鳴りっぷりではウチで一番のジャーマンモデルとホールの相性が良かったのか結構聴こえた様子。

28 今日のガラコンサートは30人を超える演奏家が交代で出演し終演まで何と3時間!楽器の転換が大変との事でピアノの調律師と私も今日は舞台転換のお手伝い。タイトなスケジュールで調律時間がほとんど取れず「調律以外は何でもやらされるね」とお互い小声でコボシながら進行のお手伝い。大幅な終演遅れを覚悟するも段取りが良かったのかほぼ予定の時間に終演し関係者はホッ。

2008年7月 1日 (火)

またもや伊国の合奏団とご一緒だ!

6 1日、昨夜大阪での豪華な打ち上げに後ろ髪を引かれつつ(料理美味しかったです!),深夜東へ移動。今日は朝から都心でチェンバロのお引越し。「まだ積めそうなら楽器以外も良いですか?」との事で色々なモノも一緒に運送。都心はサミットのため主要箇所は検問所ばかりの様子。(早くサミット終わらないものか・・・) 午後は池袋でリハーサル。またもやイタリアの連中とのツァー、今回は水都ベニスの室内合奏団とご一緒。(今年はイタリア人とのお仕事が続くなあ)

16 ツァーの多彩なプログラムを交代でリハーサル。何故かピアノとチェンバロが同時に演奏?

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