「パルナッスの歓び」IN兵庫
28日、今日は早朝から兵庫のホールにポジティフオルガンを持って参上。コンサートではホールのチェンバロも使うとの事でチェンバロ調律は別の技術者が担当。(珍しいパターンかも) ポジティフオルガンとチェンバロを一緒に使用する場合は2人の技術者の経験と呼吸が揃わないと中々上手く行かないのでどんな技術者の方とご一緒になるかと緊張するも、今日のお相手は旧知のY氏(From東京)で一安心。仕事の合間も業界四方山話で楽しく雑談(中々興味深いお話の応酬になった様子)
今日は京都出身の野入志津子(Lu)を中心にD・プランティエー(Vn・フランス)、M・アムライン(Vc・独系スイス)、A・マルキオル(Cem・Or・イタリア)という多国籍のアンサンブル「パルナッスの歓び」公演。(一体公用語は何語だろうか?) 演奏はヴァイオリンが大活躍のJ・J・ヴァルターやJ・P・ヴェストホフという17世紀後半ドレスデンで活躍した作曲家やリュートのヴァイス(野入さんのソロは絶品!)、マルキオル氏大活躍のバッハのトッカータのチェンバロソロ(これ位しか有名な曲が無かった!)という本当に渋いプログラム。
演奏も素晴らしかったですが、この渋い曲目でも完全ソールドアウトという驚くべき集客力を見せ付けた兵庫芸文の勢いにも感嘆!(今古楽公演の開催では日本一勢いがあるのでは?) 写真はヴァイオリンで不思議な「ウクレレ奏法」を披露するプランティエ氏(実は皆でピチカートの曲)。彼の驚異的なピチカート奏法は一見の価値有り!東京公演は7月3日武蔵野のみ、必見のグループです。(残席ある?)
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