雷轟く夏の雨
9日、朝から小雨ながら昼には薄日が差すほどに天気が回復、しかし夕方からは夏らしい激しい雷と豪雨が続き相変わらず不安定な梅雨模様。外は凄い湿気ながらスタジオでは楽器の調整のために40%弱という楽器が喜びそうな乾燥気味の環境をキープ。しばらく湿気の多い部屋で保管していたチェンバロのメンテナンスを始める前に色々と下準備。昨日はカバーを掛けたまま丸1日放置、今日初めてカバーを外してフタを開け楽器内部や響板を部屋の空気に触れさせるも、ここでまたもや約半日放置。チェンバロがベストの鳴りを取り戻すまで2日掛けての慎重な「水抜き作業」を経てやっと調整・調律を開始。タップリ湿気を吸い込んでいたチェンバロはなんとピッチが10Hz近くも上昇の様子。(環境が変わると楽器も相当影響を受けるもんです) ピッチ下げをするもご機嫌が直っている楽器はすぐに安定の様子で一安心。梅雨の時期でも楽器をベストコンディションで維持するためには湿度調整が絶対必要ですぞ!
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