空飛ぶ木箱?
12日、昨夜のコンサート終了後楽器を降ろしてすぐに名古屋へ移動。大阪にあるドイツへ送る予定のチェンバロが諸事情で急遽今日中に成田へ持ち込まないと期日に間に合わないと判明、されど昨日のコンサートを抜け出し大阪まで取りに行く事も出来ず結局名古屋のお仲間に応援を依頼。大阪から名古屋まで先に運んでもらった楽器を深夜高速IC近くの路上で受け渡し。まるで危ない闇取引のよう(笑)。深夜再び東へ向い朝一番に無事成田へチェンバロ到着。
まずは空輸専門の梱包業者の工場でチェンバロ空輸用の木箱を依頼。丁寧に楽器のサイズを計測、ジャストサイズの木箱をすぐに製作開始。
材木と板の状態から箱作り開始、大きな木箱があっという間に姿を現し、クッション材を入れてチェンバロを慎重に収納。
飛行中の機内の異常乾燥から守るためビニールで厳重にパッキング。最近は真空パッキングという秘密兵器も簡単にお願い出来るものの、金属の精密機械なら真空でも問題無いでしょうが、生き物である木材相手に真空状態は少々危険かも?ということでオーソドックスなパッキングで梱包する事に。
楽器各部箱の内部に補強材を入れて完成。ここまで約1時間の作業で木箱の組立と梱包完了。さすがプロの仕事は速い!
最後にフタをネジで固定。以前にドイツから送られて来た木箱、頑丈な作りは良いのだがあまりのネジの多さに充電式のドライバーが途中でスタミナ切れ。「過ぎたるは及ばざるの如し」という格言はあちらには無いのかも。今日は日本式の適正なネジ止めでした(笑)。ドイツでどんな反応なのかが楽しみ。(頼りない作りだとでも言うのかも?)
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