ラプティットBANDE IN佐倉
25日、雨の中久々に目白から出動、今日は千葉の佐倉でコンサート。今日のホール、ロビーに珍しいストリートオルガンが3台も展示。1台は結構大型で立派!定期的にコンサートを開催との事。
このホール、ストリートオルガンだけでなく、歴史的なピアノを一堂に集めて展示という意欲的な企画も数年前にあった様子。日本にある貴重なピアノが結集していたのに見逃したのは残念!18世紀の楽器となるとさすがに復元楽器の展示だった様子、展示の楽器の中でチェンバロは何故か「テレマンモデル」との表示、最近は歴史的楽器コレクションには20世紀前半の古楽器としてモダンチェンバロも展示される時代になったのかとちょっと感嘆するも、もしかして最新のチェンバロとして展示されたのでは?
今日は2年振りに来日のラプティットBANDEの佐倉公演。プログラムは前半はバッハとヴィヴァルディ、後半は目玉の「四季」。今回はシギス親方はスパラに専念。(アンサンブルの他にバッハの無伴奏チェロ組曲のソロを披露!)リコーダーのペーター・ファンヘイヒェンはヴィヴァルディのコンチェルトで素晴らしいソロを披露。(彼とは7年振りに日本で再会でした)。ヨーロッパで活躍中の赤津氏にも久々に再会(前回は2年前のフォル・ジュルネだったかも)
グループ名のとおり「小さな」編成での「四季」。チェロバスが無い上に1パート1人というコンパクトさが凄い!2日前公演のイタリアの連中はモダン楽器のテイスト全開の「コッテリ重量級」のヴィヴァルディ&バッハ。昨日の名古屋のモダンオケは古楽器も交えて「中編成の軽妙なバッハ」。今日のベルギーの古楽器の老舗「小楽団」は「最小編成の過激なアレンジのヴィヴァルディ&バッハ」。連日極端なキャラクターとお付き合いで楽しい限り。
今回の「小楽団」の来日ツァーで私的に一番の関心は4年前のブルージュチェンバロコンクールで久々のぶっちぎりの優勝をさらったフランス人ベンジャミン・アラール氏の初来日。(優勝当時弱冠19歳!) 私も聴きましたがコンクール時の圧勝振りは凄かった!今回はバッハ「音楽の捧げ物」でソロを披露。ルセやアンタイの次世代を担う若き天才の演奏は要チェックですぞ!
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