東西同時進行
10日、今日は東西で4元同時進行という慌しさ!まずは相模湖での録音セッション3日目(最終日)。関西での先約と重なったため前夜録音終了後に舞台で賞味期限の長い(笑)調律をして深夜西へ移動。今日の録音はO君が現場立会いで私は遠隔操作役。朝一番にO君からの報告で「チェンバロ全然狂っていません。ピッチも昨日のままです」との事。「出来るだけ触らないように」との指令をして録音の状況を逐一遠隔から監視。結局録音はスムーズに終了し夕方「もう終わりました!」との連絡あり一安心。O君お疲れ様!
夜明け前神戸到着、早朝から某音大に緊急出動。昨日何故かチェンバロのフタの蝶番が3つ中2つも脱落、新学期のレッスン初日に先生がフタを開けようとしたらフタが外れ蝶番が曲がってしまった!とのSOSを頂き慌てて修理で訪問。(響板にフタが当たらなくて良かった!) いつのまにか純正部品が紛失しており代用品の心棒がゆるい為脱落した模様。学校はどんなトラブルが発生するか判らないものです。
午前中はまもなくスタートの伊藤深雪(Fp)河村典子(Vn)の関西ツァーのリハーサルのため神戸東灘区のリコーダー・トラベルソ製作家の星加清人氏の工房で東京から運んできたフォルテピアノを設置。私の関西での楽器倉庫として一部お借りしている部屋は管楽器の調律のために年中温度を一定に保っているのでチェンバロやフォルテピアノにはありがたい!
午後からは尼崎のホールで明日の3年前の痛ましい「福知山線脱線事故」の追悼コンサートのリハーサル。(地元合唱団によってモツレクなどを演奏) 今回のホールのすぐ近くで起こったあの大事故は知人の方も多数利用する路線だったもので他人事には思えない。今まで何度もオルガンを提供した「モツレク」、いつもオルガンがほとんど聴こえない悩みの種の曲だったのですが(間違えないと聴こえないよといつも言っているのですが)、今日は何故かオルガンがクリアに聴こえるのでビックリでした。
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