西のオルフェオはシンプルだった!
3日。朝から名古屋のホールで楽器搬入との事で前夜に東京出発。またもやエコドライブで一般道ノンビリ旅のつもりが箱根で大雪に遭遇。雪道のスリップに気を使いながらソロソロと山越え。(この時は雪は箱根だけ) 少々クタビレながら明け方名古屋到着。今日は名古屋の創立42年という老舗合唱団「Cor Chorale」のコンサート。公演直前にメンバーの方が急逝されたとの事で急遽追悼コンサートに。
コンサート前半は合唱のみ、後半に去年から開催が続くモンテヴェルディの「オルフェオ」(抜粋)を演奏。器楽陣は九州からのメンバー、合唱は名古屋と言う事で事前の練習が充分出来なかった様子。楽器搬入後すぐに練習したいとの事で楽器のコンディションをチェックすると、昨日スタジオで6ヘルツもずらして調律したオルガンとチェンバロ、読み通りリハ時にはピッチが揃っていたので一安心。ゲネ前の調律は無しで練習開始。
今回のオルフェオの器楽陣はオルガン・チェンバロ・ハープを2人で分担、それにヴァイオリン+リコーダーだけとたった4人!先日の東京での大編成を競った南北オルフェオ公演とは一転して非常にコンパクトな編成。また追悼の意味を込めて故人が歌う予定だったオルフェオのパートはカット、何と主役のオルフェオ抜きで約1時間弱の演奏にするために大胆な再構成をしたとか。それでもシンプルながら結構聴き応えのあるオルフェオとなったのでは。
本番前、照明や演出などの確認をしながらの練習となりゲネが何と開演15分前まで続く。(昼本番でした) 結局2台の楽器の調律時間は開場後たった15分。中々タイトな仕事になった様子。(それでも意地で時間内に調律しましたが) 終演後名古屋から高速を飛ばして帰京、世田谷での別件リハーサルの楽器搬出時に何とか滑り込みセーフ。名古屋は雨だったのが東京は大雪だったのでビックリ。こんな日に雪国への出張ではなくて良かった!(ご近所の同業S氏、何とこんな日に東北へ向ったそうですが意外に東京周辺の方が雪多かったそうな・・・)
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